ジャズの{ルビ老舗=しにせ}・ドルフィーで
朗読会の司会をした

詩人達は{ルビ数珠=じゅず}の言葉を…{ルビ紡=つむ}ぎ
休憩時間に賑わう
暗がりの店内に紫煙はたゆたう

カウンターの ....
満月を花で飾ろうと
その術を問うてみる
太陽は月を照らす
あらわになる絶大さ
幾重にも花に囲まれ
蛍光灯に照らし出される
死びとの丸い艶のない顔
目を閉じ雲に脅かされず
抗うことのない ....
新年つったって
なあーんも変わらないし
うだつの上がらない日々が
ずっと続いて行くだけ

例年以上に粘り気が強い
雑煮の餅に
家族の切実な思い
固い覚悟を
感じ取らなければならないの ....
私の心のなかに
しんしんと降り積もる雪
闇にうかぶ街明かり
温かさの中に
喜びと悲しみが見える
風化した心象風景
時の流れと共に傷ついたもの達
悔みはしないさ
傷痕は生きてきた証だから ....
○「健康不安症」
医者に
「特に異常はみあたりません」
と言われると
かえって不安になるシルバーがいる

○「自慢話」
孫自慢と健康自慢は嫌われる

○「突然死」
氷点下の朝に
 ....
焦りは禁物。焦ってばかりいたら何も出来やしない。俺がそうであるように。歩くことが健康に良いと行っていたので歩いてみたけど特に何も変わらなかったように。だからといって人のことを恨んだり妬んだりするのは間 .... 格好つけるのはやめた。
小難しい詩を書くのはやめた。
都合の良い言葉で本心を隠したり、思想で自分を強くみせたりするのもやめた。

仮面としての言葉を捨てて、心から君と話したい。
武器としての ....
三日連続まんげつのように見える

凍てついた星々が小さくまたたく

何処からかバッハのチェロの響き

澄み方というものは透明ではない


じぶんを正当化するバカらしさは

拝金主 ....
歯車が鈍く動きだす

たいして動きもしないが


上に楯突き

下からは誤解され

誤解?

だれを護る?

なにを護る?

階段を上りかけ

まぼろしはまぼろしだ
 ....
深く眠って目覚めた朝のゆびさきは
少しまだ透明がかって
夜が
見えかくれしている

動いている心臓は赤い磁石
覚醒してゆく時間に
わたしのかけらを
元在った場所に吸い寄せて

願っ ....
ババアが咲いた
やさしいババアが咲いた
淋しかった僕の心に
ババアが咲いた
淋しかった僕の心が
明るくなった

ババアが咲いた
大きなババアが咲いた
苦しかった僕の心に
ババアが咲 ....
毎日食事をする
毎日トイレに行く
ように
毎日「一日の反省」をしよう
自分の言動を振り返ろう
自分の言動を振り返って
より良いほうへ修正しよう
そうやって少しずつ自分を高めていこう
そ ....
時計のないまちを歩くと
歩数計が時間にすりかわる

きみの面影ばかりがやきついた瞳は
きょうも空疎で狭窄しているみたいだし

きのう人参畑だった農地には
いつのまにかウイークリーマンショ ....
右うしろに自然落下

そのまま真横にぶつけて行け

ベッドから飛び降りて

兄貴の身の上ばなしをきく

俺の話もする

暗い因縁めいた続かない出来事ばかりだ

ドローンはつまら ....
海月の
ほねを喰み
みずになる
こえを束ねて
輪郭を増す
つきの舟
波のくだける音が
燃えうつり
粟立つ
膚はひえる

仰向けに
こおりつく花の
かおりを
弔ってみ ....
年末に新宿でSと待ち合わせた
どうしようもない 男が二人
しかし進むべき道を誤ってきたからなのか
そうせざるを 得なかったからなのか


そんな事を考えながら入った
閉店ギリギリのサ ....
沢山の偽物をつぎはぎして
自分という人形を作り上げた
糸と針で縫い合わせた、
建前と奇麗事のパッチワークを

ああ、
何も変わっていない
疑いを知らない、無垢な心を
この世界に差し出し ....
心を込めて
力を入れれば
際立つやさしさ



心を込めて
力を抜けば
際立つ美しさ



心を放して
力を入れれば
際立つ激しさ



心を放して
力を抜け ....
人に対していつも攻撃的。
何があったのですか。
ほら、そんな痩せ細い体で。
正論で人を追い詰めないで少しは分かり合う心を持ちましょうよ。
ほら入れ歯も外れていますよ。
あら、漏れちゃいました ....
波打ち際の死体を思い出す

欲望のよの字もないような男にやられる

セミが鳴いている

都庁が見える

夏の曇り空を電線が切り裂いている

八百屋で兄と働いている

暑すぎて人 ....
おみくじを引いて
中の吉凶を見ずに
コートのポケットへ入れる
クシャクシャにした
紙屑に
運命を左右されてたまるものか

「どうだった?」

「さあ………?」


代わりにみて ....
癒して 月
トカゲのしっぽ
電車に轢かれて
切れちゃった

血も涙も
出ない切り口から
コルクが伸びて
油断したあいつのハート
からめとる
好意と憎悪を織り交ぜながら
交わす唾液 ....
唾を唾で
瞳を瞳で抑えながら
においの無い人ごみは
鉄路に影を残してゆく


ひと粒の胡椒が
紙の上を転がり
拾おうとするたびに終わり
つまんでは落とし またはじまる ....
艶やかなバラも散る
やさしげな言葉と眼差しを添えて
去って往く喜びの日々

誇らしげなバラも散る
たのしげなギターとメロウな歌声
血のなみだ流す心の代わりに

うめつくす雪の空
一羽 ....
ネェ
彼女は初対面の相手にそう切り出した。
「ネェ、罰金って今すぐ払わなければいけないの?」
「罰金じゃありません。反則金です」と白バイの警官は言ってきた。
「どっちでも構わないけれどさ」彼女 ....
○今年は四十路になる娘が
帰省した
「結婚はしないの?」
と尋ねると
「うちの職場にはもうチビとデブとハゲしか
残ってないから」
という

○離婚した従兄弟が
帰省した
「再婚はし ....
朝起きたら
「今日もすることないなあ!」ではなくて
「よし、今日は何をしよう!」と思うことだ
そしたら黄金の日々になる
戦いが終わり
今まさに戦火が消えようとしていた
惹き寄せられた私たちは
いつしか愛の戦いをはじめ
それは各々の自身との戦いでもあったが
動員された兵士たちは三々五々
ただこの戦火が ....
妖怪を詰め

妖精を詰め

見たこともない色彩のスペクトルよ

野性と滲み

偶然と繊細

子供が死んでも世界は音さえしない


米中の大量破壊兵器

目ぢからだけで戦う ....
初詣の帰り道
自販機の灯りの前で
ホットココアを
ポケットに入れて
きみは言う
「全部捨てて逃げちゃおうか?」

「無理だよ」
「わかってるって」


初詣の帰り道
自販機の灯 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
詩とジャズの夜 ―ドルフィーにて―服部 剛3*18/1/5 18:40
死びと小川麻由美2*18/1/5 18:27
全世界的にいらない花形新次018/1/5 17:30
初夢星丘涙318/1/5 15:36
独り言31集zenyam...218/1/5 13:15
20180105_work0000@poetryNaúl018/1/5 10:29
やめた水宮うみ2*18/1/4 20:25
澄み方吉岡ペペロ018/1/4 18:32
歯車218/1/4 16:49
新しい年そらの珊瑚21*18/1/4 12:54
ババアが咲いたzenyam...118/1/4 12:09
生きるとは118/1/4 8:31
じゃあね!梅昆布茶14*18/1/4 7:53
真横にぶつけて行け吉岡ペペロ118/1/4 0:17
雪平線むぎのようこ618/1/3 23:43
他人同士の二人組番田 318/1/3 22:06
人形だって泣けるんだまーつん218/1/3 21:38
心を放して 力を抜いて やわらかにkomase...2*18/1/3 20:39
20180103_work0000@poetryNaúl018/1/3 20:36
鼻血みたいに吉岡ペペロ218/1/3 18:30
おみくじを引いて、彼女を見られなかった秋葉竹118/1/3 18:03
月光マリア・ブル...318/1/3 16:39
筆と響き Ⅱ木立 悟718/1/3 13:36
CARTOLAの歌に寄せてただのみきや8*18/1/3 13:32
散文詩と言う題名の散文詩こたきひろし118/1/3 10:35
一人暮らし事情zenyam...218/1/3 9:10
リタイア生活118/1/3 8:52
訣別葉leaf218/1/3 8:26
反戦のスペクトル吉岡ペペロ418/1/3 7:11
cocoamizuno...318/1/3 0:47

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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