霊的なこと以外
妄想だったり不確かなものだと
痛感しています
唾を吐きだしながら
イチョンの坂道を下ります
そこでおんなを殴ります
おんなが起き上がるまで
煉 ....
ノストラダムスが予言した未来は
本当に訪れるはずだったんだろう
少なくともその直前までは
インチキなんかじゃなくて
回避しようとする人達の意思が
予言の呪縛を打ち砕いたんだろう
運 ....
痛みをふさげ
とあなたはいつも目を閉じる
声など切り裂いてしまえとも
私はあなたのことばに
いつもしたがわない
私は誰かの痛みを食べて
誰かの悲しみの血を
この身に受けているから
お母 ....
春が来る
あたたかいのか
....
めんたまがね、
まわれば
ゆびのさきまわる
あたまのなかで
いろがまわる
からだのなかを
ぐるぐると、まわる
まわる
いろはにつられて
ことばもまわる
みんなつられて
くるく ....
二等辺三角形の鋭利の角度は
圧迫された空間に横たわる
平穏の日常までが揺れている
溢れた人命の数と延髄の覚醒
言葉はもはや暴力であるが
沈黙もどこかそれに似ている
都市はやはり欲望の結 ....
花のかたちは化かしあい
化かしあいはいたいけな愛のかたち
水はかたちをかえていく
とめどなくこんなとこまで流れ来る
不安と寂しさがまじりあう
健気な生き物たちを迷わせ ....
お金欲しい
ほんのちょっとでいいんだ
本当に少しでいい
別にそんな
たいした金額でなくていい
ほんのちょっと
等身大の
お金と寄り添ってくれる人と
僕を認知してくれる人と
....
砂漠と街
谷を下った
生きることは谷を下ることだった
谷底には血糊があった
谷底を下った
行き止まりかと思った
絶壁に挟まれたけど
さらに進め ....
腹が減ると
クソ自称詩を投稿して
憐れんだ自称詩人ババアに
蕎麦一杯恵んで貰おうと
画策している
自称詩人ジジイがいる
蕎麦だけではない
自称詩人ジジイは
自称詩人ババアの身体も狙 ....
ワイフが夜中に突然跳ね起きた
「どうしたんだよ」と尋ねたら
「いや!怖かった!
追いかけられる夢をみていた」
「そういう時は逃げちゃいけないんだよ
逃げるから追いかけられるんだよ」
目が覚 ....
(寒い夜。)
抱っこして。
ぎゅっと、抱っこして。
パトラッシュとネロみたいに。
「でも、それ、最後は死ぬはなしやん?」
死なない、パターンで。
お願いします。
「… ....
果たして
絶望は希望の反対側に位置しているのか
ただ
いたずらに死への憧れを抱き始めた頃から
彼女の心には、空虚と言う厄介な蜘蛛が巣を張り巡らせていた
それは十代の半ばだったと思 ....
根本から抜きとるコトは不可能
地下系が発達している
アカカタバミのように 繋がって仲良く出て来てはくれない
血止め草みたいに 可愛らしい苔を いじめぬきは しない
茎の隙間から ミ ....
凍える肩を震わせて
傘の柄をつかむ手はかじかみ
降りしきる雪の中を歩き続ける
もう少しでたどり着く丘の上には
梅の花が咲いているだろう
犬に吠えられようと
何度も転びそうになろうと ....
新宿で生きてくには
あのビル群が富士山で
歌舞伎町が樹海みたいなもんだ
生きてくだけだから
じぶんの哀しみを守るために敗北したり
理不尽を振り払うために憎んで壊したり
....
五年前同業他社に転職したOが会社を年末にやめたらしい。
うちにいた頃のOは売上の大きなお客様をもっていて、こどものような勘違いをおこしていた。うちの会社の看板で営業していただけなのだが実力のない ....
ある日『やっかみと見下し』が
『尊敬と思いやり』と同じ色の
スーツを着て髪型も似せてみた
――誰にも見分けがつかないだろう
と思っているのは自分だけ
まわりは口に出さないだけ
....
絵が燃える
赤から青まで
喚き散らした
正午前
光に煽られながら
藍を飲み続けた男の
破裂した臓腑
なにくわぬ顔で
かなぐり捨てた
表現の破廉恥
技巧のあざとさ
素描する死の
....
○「投稿」
やっとない頭をしぼって
独り言みたいな詩を書き上げて
送信を押したら
「ログインしてません」
また書き直しだあ!
○「ボケ」
うちのワイフは
茶の間や台所から
僕の事 ....
万雷の拍手浴びて
荒野を行く俺なのさ
足もとが定まらねえ
だれと戦うのだろうか
風が吹いている
だれと繋がれるのだろうか
白黒の月の道化師
主役じゃないの ....
あ、あ、汁。
白子。葛打ちワン!
骨、抜き。
ぼーんっ!のー!
僕は人間的でありたいなんて思わない。
人類の一員という言葉が、あまり好きではないから。
僕は僕らしくありたいなんて思わない。
僕らしさが、僕を窮屈にしてしまう気がするから。
僕は風でありたい。 ....
欲望を満たすために
食い荒された残骸が
台所に残る。あなた
はまたひとつの私の
身体を食べたのだ。
血でべとついた肉の
塊が嗤っている。あ
なたの背中には、産
まれるはずだった妹
の ....
和を表す飾りもの
和の心で作られたもの
正月の雰囲気を生み出す空気
ただ寒いだけではなく
凜とした寒さがあり
正月という特別な空間になる
白黒のような正月を
明るく染めていく ....
朝焼けが目に染みる。
夜の魔法がゆっくりと溶けてゆく中、
寝ぼけた国道がやけに青白い。
心にゆとりがあるようだ。
夜と朝の境目の時間。
僕は一人車を走らせる。
バイク ....
死のうねって約束した十三歳の女の子と
その時は一緒に夢を見ていられて
私今じゃひとりでブランコたまに漕ぐ
悲しさが
二十四時間後にやってきて
にゃーんて叫んでた
あの子は立派に調理 ....
だいたいどこの学校にも七つ不思議がある。
夜になるとだれもいない廊下にちびまる子ちゃんが立ってる。
裏返して、学校じゃない場所にあまり不思議はない。記憶は配置とストーリーを対応させることで ....
貴方にとって現実はどんな風に見えるか
充実してると思うか
つまらないと思うか
それは人によって異なる
きっと生き方や今の気持ちによって
見え方が変わってくると思う
....
世界には闇がある
世界には夜がある
世界には光がある
世界には影がある
世界には命がある
世界には死がある
世界には傷がある
世界には花が ....
1036 1037 1038 1039 1040 1041 1042 1043 1044 1045 1046 1047 1048 1049 1050 1051 1052 1053 1054 1055 1056 1057 1058 1059 1060 1061 1062 1063 1064 1065 1066 1067 1068 1069 1070 1071 1072 1073 1074 1075 1076
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.38sec.