自称詩サイトに投稿して
イイねがたくさん付いたことを
自称最高傑作自称詩
「てるてるてるくん、はのるくん」
の朗読とともに主張したけれど
いきなり係の人に
両脇を抱えられて
試験会場から ....
濃い目のコーヒーを
ブラックで飲んでみる
特に目的はないけれど
そうしてみたかった
やっぱり苦くって
吐き出したくなった
我慢して飲み干して
なんともなかった顔つきで
....
○(生死)
人生に終わりがなかったら
どうなるだろうか
生きるのに
耐えられるだろうか
○(思うということ)
自分が思わないかぎり
誰も自分に代わって
思ってはくれない
○( ....
PM10:00の近況報告
話したいことが沢山あるよ
君に会いたい
同じ番組を見ながら電話する
こんな関係にも随分馴れたけど
君に会いたい
最近の君は随分と聞き上手
一方的 ....
煙草に火を付けてから
山盛りの灰皿に気付いた
これで今日何本目だ
いつからこうして待っていたのだろう
天井を燻す煙を見つめる
待っていたものはなんだ?
惑星と呼ばれなくなった遠い星 ....
ピースが一枚足らない
から
埋まらないパズルなんて
世界中のどこにでもあるさ
と
あの人は言った
足のねじれた椅子や
蓋の開いた頭蓋
一向に進まない
アナログ時計が
音楽に ....
ふっと普通を夢見る
普通を幻視する
家に帰るとダンスを踊る
洪水に流される
秋の路地には緋がはしる
ふっと普通を夢見てしまう
私たちのドラマが生まれる
ご ....
昔懐かしい味がやって来る
フライパンの上で踊るポップコーンを
彷彿とさせる
沸騰した湯に 取り出した黄味を入れる
気味の悪さを払拭した闇の中で
何杯も堪能した熱さ
気持ちばかり ....
詩集を本棚から探していると 中指に小さな棘が刺さった
複雑に絡まった女同士の{ルビ霊=ち}を
読み解く方法があったなら 私は重荷を捨てて
やすやすと違う名字の人と 暮せただろうか
古家 ....
そのビー玉の中に
小鳥が住んでるよって言ったら
少女は指で弾くのをやめて、
目を細め、陽の光に透かして
覗き込むようになった
そのボールの中に
昔亡くした筈の子犬が
隠れてるよって言 ....
厚手のカーテンが太陽の光を遮って
この目はすっかり闇に慣れてしまった
体の中の水分は失われていく一方で
瞼を腫らした赤い目だけが光っていた
私を呼ぶのは一体誰?
誰かが私 ....
きのう
かわした約束を忘れた君のほうが
よっぽどまともなこころを持っている
ずっと
気づかないふりをしている
僕のほうがうそつきだ
晴れているかい
君のこころは
雲の隙 ....
カバンに詰めた記憶
ループのなかのスイッチ
そのスイッチにつけたカバン
それが書き込んだ記憶で
動き出すプログラミング
繰り返して生きている
心臓、血液、
....
肥大した自我は
己の脆弱さをも
忘れさせてしまうから
肩が触れた相手が
ちょっとしたことで
怒り狂い
路地裏に連れ込んで
そばにあったブロックで
頭部を殴打し
車のトランクに詰め ....
サラダにドレッシングが
かけてなくて憤る
牛丼を食べた後に
ヨーグルトに浸かった
キウイを食べた
以上の夕餉は
詩を投稿するために
封筒を買いに行って
さらに同じコンビニにある
ポス ....
そう
あの子のなきがらに
付箋が張ってあった
「解釈してみて」
わかるようでわからない
心を追いかけ
血潮のなかで溺れている
皆を
ちょうど首のところで止めたんだね
....
○(依存)
離れられないということ
都合が悪くても離れられないということ
○(美名)
「投資というギャンブル」
○(憲法改正)
憲法改正の第一要件は
内閣総理大臣への信頼である
....
足元の
靴ひもばかり気にしていたら
要らないものばかり
引きずって歩いていた
毎日
それを捨てる
ごみ箱ばかり探していたら
日々の営みを捨てそうになり
私は大きなためいきをついた
....
欲望には名前がない、お前は、ガチガチに隆起した生臭い陰茎に幾重もの上等な理性の衣類をかぶせて、空咳みたいな微笑みを顔に張り付かせて表通りを闊歩している、慎重に計算された分だけ良く出来た嘘は真実より ....
あなたはいわゆる超能力者なのですか?
と聞かれました。
わたしはそれにうまく答えることができませんでした。
やわらかい否定も不確かな肯定もしたところで、
ただの時間稼ぎにしかならないと思ってい ....
わぁ~降ってきた~♪
え~傘忘れた~!
違うよ雪だよ~!
まじで~やったぁ~♪
招待状を持参して
たった一人の同級生と今
並んで廃校の決まった母校の
最後の卒業生を送っている
....
sと隅田川を歩いた
一月の土曜日の夕方 僕は
氷点下近い そして 酷寒の道を歩いた
かじかむ ビルの夕暮れの道を
他愛のない話をしながら 影の中で
響かせた 声 すれ違う人もなく
....
それはずっと先かもしれないし、
もうすぐかもしれない
もうすっかり
といいかけてやめた
暖房は何時点けたか記憶もないけど
まだひざをかかえたまま
あの日が見えそ ....
冥王星に別荘を買ったんだ
有名なハート模様の
ちょうど真ん中あたり
部屋の床下の
階段を下りてゆき
扉を開けると別世界
別荘といっても小さな平屋で
あるものといえば
テーブルとソファだ ....
光に針をかざし
動かぬものを 動かそうとする
器に満ちた水
浪に囲まれた凪
動かそうとする
熱を感じること
熱を奪うこと
逃げ去ること
偽ること
緑の ....
「私はフンころがしのように
運をころがして生きるのね」
「そんな、悲しいこと言うなよ」
「いいのフンの中の
残りカスを食べて生きるの」
「チャンスはまた、来るって」
「こんなク ....
だれかの横顔に傷ついた
曇りがちな町を変わらず今日も歩いてる
海の先では釣り糸たらして
ぼくと同じ夕陽待ちをしているんだね
明日は疲れ果てるのかな
なぐさめて欲しい
ちょっとずつ崩れていく ....
汗もかかずに
飯にありつこうなんて考える奴は
どこか如何わしいってことぐらい
分かるだろう
(自称詩人がそうだ)
何が仮想通貨だよ!
ガキじゃねえか、ガキ!
こんなガキに何億も扱わせ ....
すべすべの肌に憧れる
色白の美しさは
太陽光線に ちょっと弱いんです
カモシカのようだけど
食パンをカリリと焼いた時の
耳のような足首を眺めながら
下を向いた日々
舌を巻いたヒ ....
ギリギリの所で
何かにしがみついていた
ギリギリの所でも
足を踏み外さないために
生きるって何よ
未だにわからない
わからなくても
生きているから
生きていけるから
ギリギリ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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