( 通過します 流れます )
月の音
しずかに
越えて
角から変わってゆく
白が舞って
瞳が生まれる
また生まれかわって
チャームがふりかえったり
いまの形
どんな温 ....
溜め込まず
やるべき事をやれ
それができなければ君は
1年以内に死ぬだろう
いや、きっと今日死ぬ
無駄に時間を使う暇はもはや無い
今の君にそれ以上言うことは無い
愚だ愚だするな
....
空飛ぶ家の 群れのなかに棲み
扉から一歩を踏み出せずに
眼下にひろがる風と原
飛び交う家々を見つめていた
街 クレーター 街
人と原は円く分けられ
薄い緑に吹かれて ....
もう今日から2月!
いややっと2月?
今日も寒い!
もう少し暖かくならないかなあ!
せめて冷たい風が吹かなければ
いいんだが
火山爆発の怖れもあって
大好きな山登りもひかえているこの頃
....
ああそうだ
もう戻ることはできないだろう
その温かな光に乗って運ばれていく
思い出が美しくフラッシュバックするシャワー
事と事の繋ぎ目の静かな時間
そうだここが最後の場所
しかし君は諦 ....
エスカレーターに乗っていたら
後ろから急に強く押されたんだ
相手は何かぶつぶつ言いながら
足早に立ち去ってしまった
はずみで割れたスマホを拾って
肩を落としたままホームを出た
自分も悪 ....
啓開せよ!夜に別れを!
サイルサンドラからパミールの烽火へ、『ヨアケ・ヨアケ・ヨアケ』送れ
全隊突入開始!
燃えさかる太陽がやってくる
大地には死の曼荼羅を
訣別 ....
君という樹木の体幹
透明な空気がその間隙を吹き抜ける
この心地よい冷ややかさは 澄んだ水面の白影を揺らす
逆さまに曝される 流線型の細ながい肢体 その後ろ影
そよぐ枝葉のように質感のある濡れた ....
生きてる夢から
目覚めてみれば
そこには誰も
いないだろう
くたびれた
学校のような
薄暗い教室
寄り合う面々
それぞれの夢
彼らは目覚めて
立ち去った
夢が ....
目を閉じることはあなたを閉じこめること
あたたかな瞼は部屋をつくり
光線の残りはゆきかい
あかるさはあかるさのまま重力となって
珊瑚の舟が滑りだす
赤黒く
異様な影を放ち
その物体は
冷たい闇に浮かぶ
それを映すこの目は
血を流すのではないかと
どんな幻想を見ることも
できるのではないかと
思えるほどの不気味さに
心を奪われ ....
霊的な事以外
妄想だったり
不確かなものだったり
そう痛感しているのに
バカさに驚いたり
怒ったりしている
オレは
バカだ
月が消える
地球の ....
木の間に覗く風景は子供の頃の思い出
溢れ落ちる春の光に
きっと明日を眺めている
春の光は淡く優しく それでも二人を包んでいる
春の光に想いを込めて
それでも景色を眺めている。
春の光に包 ....
いってきますとかただいまとか
綺麗になったとか愛してるとか
欲しい言葉は一つもくれない
発する言葉は一言だけ
飯
私は召使いなんかじゃない
叫んだら我に返ったみたい ....
時間がとぐろを巻いている
浮き上がった夢のあぶくたち
潤んで灯る面差しの
確かめる間もない霧散
くすんだ灰の白い
昼と夜の満ち引き
時代の蒼天を舞う鳥の糞に汚れ
それすら拭い去る ....
頭の中からからでからっぽ。
体ポカポカ。
にんじん一つ。
「おくれよ」
ワイワイガヤガヤ子供の声。
大人の声。
知らない。
膝に走る電流。
明日の休み。
現実でない。
いつ ....
優れた自称詩には
次のような特徴がある
①どこかで聞いたことのあるフレーズが
散りばめられている
②浅い半かな知識を下敷きにしている
③クソみたいな知識を披露したいというのが
書いた動機で ....
暖かいマンションの外から、
都会の雪化粧が見えた。
私は幸せだ。
信じられないくらい幸せだ。
幸せが怖いと誰かが言ったが、
今の私には幸せが寒い。
暖かな暖房でホカホカの部屋で ....
思いもしない場所で
記憶のかけらに偶然出会いたい
横断歩道の向こう側で手を振って
映画館の後ろの席から肩をポンと
絵画展の郷愁の絵の前で
喫茶店でコーヒー ....
あてもない感傷のうら
ななめに削れたビル
くつ下片方
ピンクのドーナツ🍩
いまになって君は愛しいと言う
100年前の夢に100年ぶりのキス
A4サイズの宇宙で遊んでた
99歳になる妹の義父の
最期の言葉は
「孫たちにも金をやれよ」だった
さて、僕は最期にどんな言葉を
言い残すのだろう
服はフワっと頼みが失われた
ゆぅ ゆぅら
けむり!
私はそれ。
ゆぅら ゆらぁあ
「あのぉ、息を止めてキスしてください」
ヒュわぁぁ ....
逃げるガゼル
追い掛けるリカオン
星が輝いている
真っ暗な夜だ
逃げる観光客
それを追う犯罪者
サイレンは鳴らない
真っ暗な夜だ
命のやり取りは
....
いつまでもいっしょにいたいって
わがままかもしれないけれど
でも心の底からそうおもってるの
運命の人に出会えたシアワセ
それをずっと抱きしめていたい
キミをすきになればなるほど
キ ....
銀色の腸に詰め込まれていく
銀色のソーセージが回る
押しつぶされた細胞はノンアイロンじゃないから戻らないし
形の崩れた細胞たちは空の色を忘れてしまった
ガラスのようなビルディングに映る空と ....
ホンジツの
サービス残業は
終了いたしました
オイラ、
正規雇用やったことないんで、
サービス残業なんて
そんな虚ろな世界で
生きたことないから
まあ、こんな風に
ス ....
「皆既月食です」とテレビの音がして
おやすみなさいを跳ね返す
賞味期限が切れた豆腐を
日付通りの零時に捨てた
ピンクのキティサンダル脱ぎ捨てて
前髪をちょんまげにした女が
冷蔵庫を覗き ....
寝たふりをしていたい
聞こえないふりをして
泣いてないふりして
傷ついたりしないって
強がって意地張って
頑張ってるって言い訳して
愛想笑いができないから
これでいいやって
....
ガスマスクを着けたまま
廃墟となった遺跡を歩く
地上に出たのは3年振り
メーターの針が大きく揺れた
ここでは人は暮らせない
有毒なガスが蔓延している
サイレンの音が ....
壊されたあと
コンクリートの区画の名残
廊下やトイレやリビングか
なんてちいさな営みなんだ
けなげな遺跡
満月でもない月がくっきり
オリオンが真上で傾いている
....
1025 1026 1027 1028 1029 1030 1031 1032 1033 1034 1035 1036 1037 1038 1039 1040 1041 1042 1043 1044 1045 1046 1047 1048 1049 1050 1051 1052 1053 1054 1055 1056 1057 1058 1059 1060 1061 1062 1063 1064 1065
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.49sec.