雨が糸になった空気をつたうように
青いから黒い艶の景色へと物語と翼を持って
なんだっていいじゃんと雨音が空気に触れて
歌う 口笛の欠片も奏でながら
懐の深さとお人好しの境目と交差点と立 ....
かなしくても色を持っていた
あなたのあの頃はもう
終わってしまったのか
この世界の色という色を
自由自在にあやつっていた
あなたは何処へ消えたのか
空の青さを見ても闇を探し
....
暇だ
とにかく暇だ
暇だから
余計なことを考えてしまう
端から見ると
「こいつ頭オカシイんじゃねえ⤴️」
と思われることだって
バンバン頭に浮かんで来る
しかし、暇だから仕方がない ....
僕が眠っているまに
アリの行列が耳の中にはいっていく
そしてすこしづつ脳みそを食いちぎって
巣までもどっていく
シンデレラは風に吹かれて行ってしまったよ
あんなにか弱い子は初めてさ
僕の腕一本でその体を折ってしまえるとさえ思ったよ
遠目で見れば美しかったけれど
近寄れば魔法もなにもないね
僕はただ ....
身は灰となっても
言葉は残る
世の中の信用は
言葉で成り立つ
言葉がなかったら
人間も木石とおんなじだ
言葉は
神が人間に与えた
最高の贈り物だ!
「大切に使わせてい ....
「みんながやっているから」と言われて
だまされる
「テレビでもやっているから」と言われて
だまされる
「有名人もやっているから」と言われて
だまされる
「みんなで渡れば危ない!」
「住所不定無職の
自称詩人水虫ジュク夫こと
課長ガチョウさんが
路上で自称詩を朗読
しているところを
数人の若者に襲われ
金属バットなどで
頭を強く打たれ
死亡した」
「みゆき」 ....
『嘘のひかり』
空のデニールが濃くなる
傷口のような月は黄色い
JKは皆つまらなそうだし
母親は皆物憂げ
睡眠薬の夢が覚めたら
街に溜まるしずく
夜露ってどこから来たの?
どこ ....
きみは春の日差しみたいにあたたかい。
きみは夏の空のように澄み渡っている。
きみは秋の夜風みたいに優しい。
きみは冬の雪原のように美しい。
どの季節にもきみの匂いがする。
きみを想えば、 ....
紙を破いたら
鳴りやむことを知らない
何度も何度も波が
静脈から動脈に往復する
黄色の傘を置いて
小さな傘を置いて
歩いてきてしまった
わざと忘れてきてしまった
日常は全然ゆる ....
形のあるものはいずれ壊れる
だから形のない君への愛は
形ない心
ゆえに壊れることなく
君の中に永遠にあり続ける
始動しなければならない
朝の音楽は嫌いだ
迷い込んだ倉庫にはモーターの大きな音
無表情な事務員の女
ブルドーザーの運転手はガラクタを運び出し、入れ
足は行くテを塞がれた
気づかないふり ....
ガキのころ 鼻をほじっていたら そんなほじりよったら あんた、サブちゃんになるでえ とよく注意され サブちゃんは目指すべき人間ではないと思っていた そしたら すごいひとじゃないか 高尾に引っ越して ....
私は 肌寒い街を歩いた
そして 最近は 私は聞きたい音楽もなく そして
好きな女優もいないし 最近は それから
何も食べたいものも 私はなかった
世の中にある興味を寄せていた多く ....
コンビニで
菓子パンを
ポケットに入れる
若い女が
見ている
ポケットに
入りかけの
菓子パンを
見ている
仕方なく
棚に戻す
ホッとして
サラダを手に ....
地平線にはくじらの群れ
遠くまで雨がふり
友達と歌いながら
僕は車を飛ばす
韓国名白癬菌こと水虫ジュク夫は
平昌オリンピックの
水虫競技において
スーパー大回転と大回転
頭の回転が相当悪いの3冠を達成し
5大会連続15個目の
金玉メダルを獲得した
試合後の水 ....
この空間に存在している
存在に理由はない
すぐ横に6次元の空間が存在し
見られているかもしれない
2次元に存在する絵画の主人公も
見ている
3次元 ....
走れることに感謝して走ろう
歩けることに感謝して歩こう
立てることに感謝して立とう
やがて
走ることも歩くことも立つことも
できなくなるのだから
見れることに感謝して見よう
聴けるこ ....
二年前、あの戦争が始まる日、
きみは真正面から語った。
むかしから知っている街の
夕暮れ時、
真っ赤に染まらないコンクリ壁の
向こう側の街で、
きみの言葉が世界の幸せを奪ったの ....
どっくん どっくん どっくん
どっく どっく どく どく
どっ どっ どっ どっ どっ どっ
どっ どっく どっく どっくん…
どっチッ コッくん カッチ コッチ
カチ ....
香辛料で必要以上に
欲を満たす食べ方より
薬になるような
からだにいい食べ物を
シンプルに調理して食べる
それがいちばんの食べ方なのだそうだ
夜空いちめん星の絵 ....
感情は
その人らしさ
感情は
魂の泉から涌き出る
感情は
人に不安を与える
感情は
人に安心を与える
感情は伝染する
さびしさを一個に丸め
見えない屑入れめがけて放り投げた
その度に外れる
さびしさは埃のように立ち上ってくるから
毛玉のようにまとわりついてくるから
いっぱいになって辛くなったら
コロコ ....
法律の抜け道というものは
必ずあるようだ
会社で残業ができなくなったので
自宅での残業が増えたと言っていた
法律と抜け道が
いつも競争しているかのようだ
いきよ
いのちいっぱいいきよ
いつでも
ゆうきをおもいだし
なにかをまもれ
つみかさねてつみかさねよ
そしてだいじなとき
それをおもいだせ
たいだのこえはいつも
もっともらしいも ....
厚手の
ソックスで
蒸れた
足指の間
沈黙
(か、ゆ、い)
ふやけた
皮膚の下に
流れる
体液
水虫の
水
掻いた
指を
嗅ぐ
ジュクした
....
少年の勇気は無知と純のどちらだろ
まるで数万羽の鳥の群れが
クジラの骨でできたイカダにのって
星よりは遅く風よりは速く
目まぐるしく黒波を立てて旅にでる
教会の時計が ....
ピントを合わせる
とても不自然な動作だ
眼鏡のレンズを通して
焦点が合うのが分かる
疲れを感じる
煩わしくもある
眼鏡がないと
ボヤケたまま
どんなに意識しても
明瞭 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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