あなたと過ごす
日々の流れから解き放たれて
ありのままの状態で向き合う

今日は外出せず過ごす
時間を気にせず過ごす

どんな過ごし方しても
あなたといるだけで
楽しさでいっぱいにな ....
乾かない涙があって

滴る小石に苔が生えて

癒えることのない悲しみを

しみじみ眺めて

また、

滴り落ちる
左の肩が下がらない

痛みはない

下げたいんだけど
下がらない

理由は分からない
それ以外に特別なことはない
引っ張り糸もついてない
寝違えた訳でもない

下がらない左の肩 ....
どのくらい遠いの
   空と海くらい
どのくらい離れているの
   カストルとポルックスくらい
あなたから見えるの
   僕からは背中が 微かに
どのくらい待つの
   きのうまでずっと ....
結局、私は、詩を書いている。筆を折れと他者を糾弾した、その指で。

結局、私は、詩を書いている。筆を折ると自らの首を絞めようと、自らの口を塞ぎ、心を汚した、その指で。

醜い、醜い、その指で。 ....
おかえりなさい

こんばんは

おやすみなさい

こんばんは

かなしいけれど

たえてます


みんなしあわせに

ひとらしく

あったかく

ひとらしく

 ....
アフリカへと船を出すのだ
絶望の北風を帆に受けて

たどりついた先で

乾いた大地を潤すのだ
うずくまる彼の悲しみの雨で

そうしてぬかるんだ彼の足跡に
種を蒔いてゆくのだ

種 ....
働かない
家事もしない
子育てもしない
しかし金はある
旦那には権力もある

そんな女房が
まともだったためしがあるか?

江青と同じじゃねえか!

まあ、
ろくなことはしねえ ....
公文書の書き換えなんか
屁でもない
出来ることなら私も
戸籍謄本の名前を
ゴットフリート・ダイヤモンドバーグに
妻を広瀬すずに書き換えたい

でも出来ない
何故なら
私は大したことな ....
霧に包まれた
他人の心の造形を
誰かが見てみたいと言っている

人は形にこだわる
人は型を信じる
人は直視したがる
人は何でも欲しがる
人は、、、、、

一番大切なものは
霧の中 ....
あれから七年、今日も立川行きの快速に乗っています
いつだって反対側のホームに渡ることができるけれど
ルーチンになった行動に、諦めが付くようにもなる

あの頃を取り戻したみたいな窓から滑り込む沈 ....
施設に入っている奈良の叔父さんの夢を
見た
叔父さんの夢を見たのは
初めてだった
叔父さんと二人で電車に乗って日本海の方にある
叔父さんの別荘みたいな家に向かう夢だった
とても楽しい旅だっ ....
フロム・メキシカン・トゥー・ユー
香りが近づいてきたのが分かるかね
ひれ伏す時間がやってきたのである
ジャンバラヤ様のお通りなのである

感情のひだに浸透する些細な揉め事
先を決めてしまっ ....
おかしくならなければいいけどね
そうなれば流せばいいさ
簡単にいうけれど


かかかかか


暗い明け方に響く幾条の鳴雪
童心から帰還出来なくなったようで
手鞠歌


ヒトフ ....
ゆっくりと流した涙を
重ねて作る 水たまり

溜まり過ぎて 川になって
何れ海へと 向かうから

塩辛い理由を
そんな風に 
考えることにした

海の中に浮かぶ 二つの島を
 ....
何か問題があったら
考え抜こう
何か悩みがあったら
考え抜こう
悩むよりも
心配するよりも
どうしたらよいかを
考え抜こう
考え抜くところに
人間の偉大さがあるのだから
心に色をつけたら
きっとカメレオンみたいになってしまうだろう

心に色がついたら
もしかしたらその正体つかめるかも知れない
でも
果てしない密林の奥に隠れたカメレオンは
回りの環境に同化 ....
クラクションはたった一度だった
きみはそれ以上
もうどんな歌をうたうことも出来なかった
雨はうらみごとのように降り
夜は馬鹿みたいに目かくしをした

なにもかも手遅れの明けがたに
残 ....
コンクリートの打ちっ放しで出来た建物が苦手だ
無個性で画一的なスマートフォンが苦手だ

人間の脳が複雑な曲線の集合体である以上
直線と角だけで表現しつくしたと思うのは
人間の傲慢と怠惰だ
 ....
我が主、瑠璃の海から生まれ出で
 螺旋の円を描きながら、虚無の大地に降り立った

 私以外に誰もいない
 私以外に誰もいない
 私のために 私のために

 今の今まで生きてはみたが
  ....
自由に描いていいよ と
渡された広大なキャンバス
だけど所詮は有限な面積に
決められた色と形しか描けない
不自由な絵に意味は無いのだ と
汚れた手で引きちぎってみせた

四角に囚われ見え ....
魂をいためた旅人は
いつも詩を口遊み
誰かの幸せを
海のように祝っている

わたしは彼の肩に宿った
透明な神様に
厳かに頭を下げ
旅の無事を祈る

ああ、どうか
美しいうたのなか ....
年増の看護師に
血を抜かれるように
抜かれたい私は
否応なしに
身体に触れて来る
看護師の尻を撫で上げると
予想していたよりも
深刻なリアクションだったので
笑い飛ばすことも出来ず
 ....
(囁くような声)

記憶

に、ある
輪郭よりも

ぼやけている

部分的には
やや鋭角に
見える、ほどに

始まって
━ しまっている

記憶から
ぼやけて、までを ....
空に浮かぶ 雲も
行き交う 自動車も
何気ない 僕らも
吸われるように 過ごしてる

止まる事も急ぐ事も 許されない
囲まれる城壁の中で
外敵もいない シェルター
無責任な優しさのよう ....
障害があるおまえと一緒にはなれない
それならそれでいいけれど

すきだけで泳げない
うみはふかくふかくどこまでもふかく
なにもかものみこんでゆく

そのせいでくらい部分も美しい

足 ....
新しい法律を作っても作っても
ちっとも世の中よくならない
わけがやっとわかった!
官僚が間違ったデータを出しているからだ!
「今までそんなことは
起きとらん!
お前の考え過ぎだ!
そんなことは
ここでは通用せん!」

「たまたま起きなかっただけじゃ
ないの!」

「まわりで起きてることは
自分たちでも起 ....
校舎の陰に真新しい制服姿の僕

一年経ったあの日の事件

二年で挫折したバスケットゴール

進路で悩んでないと言えば嘘になる三年

恋も桜の季節の分だけ散った

「退屈な授業」と書 ....
無理に布団から這い出ると
危険ですよと 独り言
猫のポーズがお決まりの
病を避ける 良き仕草

昔隣のおばちゃんが
倒れていなくなりました
その時知った病名が
大っ嫌いな蜘蛛に似て ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
過ごし方夏川ゆう118/3/17 5:21
苔の映えた小石暁い夕日4*18/3/17 0:04
左の肩坂本瞳子1*18/3/16 23:36
距離じおんぐ218/3/16 22:29
水菜1*18/3/16 22:01
ひとらしくペペロ518/3/16 21:16
リア王を併合してどうするのAB(なかほ...118/3/16 20:56
女房が足を引っ張る花形新次118/3/16 20:43
私のために書き換えて018/3/16 20:06
色彩暁い夕日3*18/3/16 19:20
百年先で待っててね青の群れ1018/3/16 16:34
訃報zenyam...118/3/16 13:54
ジャンバラヤ様がやって来るブルース瀬戸...3*18/3/16 12:25
垂涎腰国改修1*18/3/16 10:56
冬ほたる藤鈴呼3*18/3/16 9:51
考え抜く力zenyam...118/3/16 6:44
配色こたきひろし218/3/16 6:41
Fallinホロウ・シカ...2*18/3/16 2:12
私の心は狭い一 二118/3/16 1:32
白痴の王の孤独古具をふね118/3/15 23:48
キリエたいら318/3/15 23:21
海の祈りヤスヒロ ハ...318/3/15 21:26
水虫ジュク夫「病院にて」花形新次218/3/15 20:33
老い018/3/15 20:12
身を置いている以上はムウ118/3/15 12:47
貝の声朧月318/3/15 12:04
やっとわかった!zenyam...218/3/15 11:44
経験が邪魔する018/3/15 11:31
卒業暁い夕日5*18/3/15 10:13
眠れぬ夜には 藤鈴呼3*18/3/15 7:35

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