決まり文句のような言葉
諦められないのですよ、言葉を、
はだかのいろをした、
ピンクっぽい恥じらいを。
おひさまが死んだと思われなくて
悲しみの原色を体験した
ただ、心地 ....
ベッドの上で
もがいてるだけの
スイマーだって
100メートル先に
目標があれば
進むことができる
気がするんだよ
自販機の点滅する光や
鈴虫の鳴き声の響きだとか
青の方 ....
わたしのみていた きれいなそらを だれもがみていたわけではない と
おしえてくれた ひと がいる
お金もなく居場所もなくからだ しかなく
ゆびさきはかじかんでいて いつもうまれてしまったこと ....
君から貰った
好き
という言葉を
幾度もなぞって 心を削る
上書きされない その言葉は
いつか忘れることができるでしょうか
遠い昔に置いてきた
淡い春の記憶の ....
1200万年のカンブリア爆発
生き物たちが眼をもった
光スイッチ説がいま本流
AIがカメラという眼をもった
地球史50億年
5億4200万年まえと
いまこの時代 ....
知らない道を歩いていた
傍には紫色が浮かんで、流れて
花には見えず
人間にも見えない
夢の残滓、と認めて
あとで整理するために
香りだけ持ち帰る
知らない惑星が
いつの間に
か
背 ....
夜は少し暑すぎたー
夜はとてもクーラー寒すぎた
お風呂に入って熱すぎたー
水風呂に入って寒すぎた
横になりましょうー
眠れないから眠そうな顔
眠そうな顔ー
夜型なのに朝型になりましょ ....
君のことなんか忘れた
瓦礫が撤去され
補償が始まった
慰霊碑が建立されて
仮設住宅が閉鎖された
君のことなんか忘れた
新しい道路が通り
ショッピングモールが出来た
地下鉄が ....
誰が私に声をかけなかつたのかわからない。
葱の花がしらじらとした土の上でゆれてゐる。
その下に妹の骨がうめられてゐる。
捨ててしまはなくてはならない。
丘をこえて夜 ....
夜が、急行列車のように
時を、間引いて、過ぎていくから
夢と現実の境界線は、いつも
曖昧に、滲んでいる
抱き締めあう行為は、
波のようなリズムを、刻みながら
深い海に沈んでいく ....
秋の鼓動が耳に届くと
頭を揺らす風が吹く
夏の日差しに焼き尽くされる程燃え上がり
言葉のラリーも軽快にショット
イレギュラーでリズムが狂い
発する言葉は ....
甘い声二度とこない、二度とこない。
ロンロンロンバケイションは黄色く目を細めた。
女性は整形をくりかえし 男性はふりむいてばかり。
若かったから使った、
使った音域をえらいきかいにとり ....
事故の多発する交差点では幽霊の類いがよく浮游している
突然の事故に、命を落とした奴等ははいつまでも死人を受け入れないんだろう
どうにもならないのにさ
この世の中から離れられずにいるんだろ ....
目を瞑れば
妄想に ひたひたと
浸って
溶けてしまいそう
いつだって僕は
現実に 呼吸を合わせることが出来なくて
息が苦しいよ
何時迄も 子供のままで居たかっ ....
「キッチンにはハイライトとウィスキーグラス」
どこにでもあるようなって歌われる家族の風景はここにない
あるのは小型冷蔵庫と茶碗とお椀と箸とマグと椅子代わりの脚立
蓄光テープを千切っては貼りつける ....
アメリカ人の
なおみ・・・じゃないな
キャンベル教授が
ハゲであることを公表したらしい
「えっ、あの教授ハゲてるの?」
サイドだけ髪を生やすという
ヒップでホップでポップな
ヘア ....
1975年8月29日(金曜日)夏の釧路、日赤病院のカレーは腐っていた。
本来立ち上がる月齢に立つ気配がないのを心配され小児科受診。
脚力がよわい子は握力もよわいと林檎を握らされ放り投げ「こわがって ....
昨日のかなしみの夢の球体のなかで
はじめてきみをさわった
からだの毒にならない程度に忙しくしてと
わたしもはじまった
はならび と はだしつ だけがよかった
多肉にちかいはなびらのふりしてた ....
北海道はでっかいどお
災害で死ぬことが
不幸せだとは思わない
可愛そうたあ好きということ
そんなのむかしの恋のこと
だれでも死ぬし生まれるし
境界線なんてないと ....
ここんとこ
ぱっとしないし
この先再ブレークの
見込みもない
そうなったらとりあえず
「引退します」と言ってみると
引退までは
あの頃を思い出したように
持て囃されること受け合いで ....
もしも
本心を打ち明けることが
出来たなら
怒り狂って
モノを壊している
その姿はやっぱり
ゴリラにしか見えないと
言うだろう
でも、今は
そんなことを
におわせただけで
と ....
枕に頭をのせて考える。今この床下の暗闇のさらに下、地中に太古の塩水の溜まりがあって、そこでは数え切れないホヤの群れが生きている。無数のホヤがぶよぶよと積み重なり、水を吸入しながら性交に励んで際限なくそ ....
涼やかな風が吹いている
寂しげな曇天に包まれて
秋の気配が漂っている
僕は相変わらず臥せっていて
君の姿は遠くある
遠く響く君の声
僕は抱きしめ此処に居る
君、ぼくたちはどこから ....
優越感をえるため
ではなく
自己を知るために
人と比べるのである
やさしいかぜがふいている
たのしいおんがくもながれている
ぼくはどこへゆくのだろう
せいしんろんがきらいで
むぎのほのようにじゅうじつして
私のもしもは妄想に溢れてた
もしも
お金ではなくて
愛情を融資する銀行が出来たら
手持ちの愛を預け入れる人がいて
それを借り入れた人は
利子をつけて返していくんだろうな
だけど預け入 ....
田舎は静かなところ
改革は似合わない
発展は似合わない
静かに生きていこう
郷に入れば郷に従えだ
あえて嫌われるようなことをいって
波風を立てるのはよそう
田舎は静かなところ
静かなと ....
人の夢と書いて儚いかと
冷蔵庫のドアを閉めつつ思う
真夜中
なにか
白い ものが
のこされて ゐる
うまれたものが
去つた そのあと に
そしてこつちを
みつめてゐる
長い午後に
時が
裏返 ....
つづきに認める混乱した地平線とx
遅すぎない、遅すぎない、ついに私は
カペラと過ごす一夜を忘れて
助けない、だからなにもしない
近いを縦に灰色の中心地
目で譲り受けてから忘れ得ない声 ....
988 989 990 991 992 993 994 995 996 997 998 999 1000 1001 1002 1003 1004 1005 1006 1007 1008 1009 1010 1011 1012 1013 1014 1015 1016 1017 1018 1019 1020 1021 1022 1023 1024 1025 1026 1027 1028
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