誰にもわからないだろう
聞き取れない世界
誰にも理解して貰えない領域
雑音混じりで聞き取れないとか
どんなに格好良い音楽でも
僕には全然音楽じゃない
電話、本当は大嫌い
聞き取れないから ....
青い少年が
指をもって
噴水をみている
歌おうとして
泣いたり
描こうとして
折れたり
飛ぼうとして 揺れたり しながら
わたしたちは
このまちの
記憶として
忘れら ....
父親の肩にしがみつく幼子の瞳に
映る、黄金の御神輿
何台もの金の神輿が練り歩く
この街の酒気を帯びた
荒くれ者の若い衆によって 持ち上げられる
「エンチキドッコイショー」
かけ ....
精神病院にてⅡ
何歳ですか?
何歳ですか?
何歳ですか?
私?六十
この六十のじじいは
タバコ一箱を持ち
一本取り出す
そして火を点け一口吸ったら捨てる
二本目から二十本 ....
どん、どん、ふぁんふぁん
どん、ふぁん、ふぁん
ドンファンと聞いて思い出すのは
ほらっ、あいつ
インチキみたいな日韓共催W杯で
活躍したことになっているあいつ
何つったっけ?
えーっ ....
僕に関係の無い人が笑っている
僕に関係の無い人が泣いている
僕に関係の無い人が風に揺れている
僕も少し風に揺れながら口を開けて
あの日のことを思い出そうとしている
あの日、が何のことなの ....
霧と緑と
夜に立つ巨樹
空と地を埋め
ひとり高く
低い曇の下
平原を
草より低い影がくぐり
最初の雨を引き寄せている
夕暮れのかけら
まとわりつく糸
....
縄にX
白は固形だ滑稽だ
背いたもののための中庭に
誰も赦さぬ喝采だ
短く切った
ばらまいた
どこへ落ちても
ひとりやわらか
死から遠いものほど
....
顔を見るだけで
こりゃ病気だなって人がいっぱい
なぜか睨まれたよ
タバコ吸いながら歩いてると
警備員が来て
止まって吸って危ないからって言われる
お前こっちは精神病患者だぞ
もっと優しく ....
PCが銀髪を拒否した
僕らのHTML+CSSは言語で出来ている
一昨日君のHTMLが僕のHTMLに感染し
一部一部が自分でも分からない単語で
埋め尽くされている
太字にしても届かない声
....
灯りが消えた薄化粧の町に
虫の音が凛々と聴こえてくる
寝返りを打つ度にそれは消えて
いつしか枕を床に落とした
朝の気配に喉を枯らしながら
公園の蛇口を回して飲むと
次に誰が使うかも分か ....
ほんとのこと言うとね
っていいながら様子見をするのはやめて
全部ほんとのことを言って
それが無理なら全部嘘を言って
愛されたい
それが私のほんとう
死はいつか必ず訪れるし誰にも取られやしないんだから焦って迎えにいく必要はなくって息してるんなら生きてることをとりあえずたのしんどこうって思う私はすでにたの死んでいます田が染んでいますタガはずれますタニ ....
本を破り捨てた
午前四時
僕は僕は真夜中が気持ちいいのです
脳内麻薬に浸って
女の子みたいになっちゃう
困っちゃう
音楽
メンヘラ、サウナと水風呂
気持ちよすぎてぶっ倒れた
子供のセ ....
一番若くて見た目の良い俺が表舞台に立って
文学極道の才能がある人達が共作で小説を書く
22歳でこんなことが分かるのかと思われれば
新人賞を取れると思う
金は俺は1割でいいさ書いたものが一番偉い
電気もない水道もないインターネットもない
山中の無人小屋に二泊した
夜中にはネズミが
枕元を走り回っていた
眠れない夜だったけど
たまにはこういう体験が
必要だなと感じた
ふだんの生活の ....
ひそかに俺宗教団体設立したいって夢持ってるんだよね
宗教で金稼ぐって格好良いし
誰か一緒に宗教団体作らない?
いたらコメントちょーだい
大川隆法なんて自分をキリスト教の天なる父とか言ってるけど ....
朝から珈琲をぶちまける。おそらく私が無意識にテーブルに置いたカップは、テーブルのふちから少ししはみだしていて、手を放した数秒後引力の法則によって、まっとうに落ちた。……なんてこった。一瞬の気のゆるみが ....
ラブのないセックスをしたい
ラブのないセックスを重ねて
色艶を増す女
ラブのあるセックスをしたい
ラブのあるセックスを重ねて
色艶を増す女
ラブのない愛撫に
ラブのないkiss
....
{引用=
くさきりはら橋、火に包まれる。燃え上がる{ルビ橅=ぶな}、椎、樫の森、火事のさなかにも岩魚は泳ぎ、水の中でなお炎上する。腹を見せれば狐に食われ、背中には芥子の{ルビ膏=くすり}が塗られ ....
社会に有益な提言をと放たれる言葉の数々が
軒並み雑音となって流れてくるので
僕もまた一つ奏でてみようと思う
偽者だったら許さないからなと聞く
一体、人に真贋を問うとは
ずいぶん失礼な世に ....
初期化しなくてならないと考えたのだが
形式が解らない
互換性が無くなるのが嫌だったので
そのまま
景色は形骸化され
付随して行くのは
切れ端のようなもの
切り取られた消し屑のよう ....
いにしえの野生の王国、鳥獣戯画アンティック
爆発的芸術、真っ白なキャンバスで弾ける何か
ジャングルで踊り狂う原始人ピカソ
色とりどりの動物、生命力を描き出す
自然の息吹き、蛙の鳴き声、羽撃く鳥 ....
違和感を爆破せよ
急げ
そのための根回しだ
急げ
違和感を爆破せよ
蒸し暑い雨の朝
勘と理屈と情などで
風を固めていた
違和感を爆破せよ
....
一日中喋り続ける雨のせいで路面は市街戦のあとのように濡れている、歩いている連中の大半は敗残兵で疲労と絶望にどっぷりと浸かった瞳はいつでも、自分より少し劣る誰かを探している…陰気な自己愛という最悪な ....
「学校が終わって~思い出其の一~」
流れ流れ流れろよクズが
燃やせ催せもたもたするなとか指図するな
冗談や
そんなわけで今日の集まりはクラッシュ
無駄足無駄骨となったのだった ....
黒いものがだいすき
黒い服がだいすき
黒い鳥が
黒い夜が
黒いものが
これ以上悪くならないみたいだから
隠れていられる気がするから
そんな気持ちで座っています
黒い夜に黒い服で ....
冷蔵庫のシュークリームが
パサパサになっている予感とか
時計を見なくても今が大体何時かというのに気づいている眠り
それは当たる日もあれば外れる日もあるけれど
天気予報ほど重罪じゃないさ
....
道路が出来て分断されて
この木は孤独に真っすぐ伸びた
辺りの土地が分譲されて
真新しい家が茸みたいに生えてくると
繁り過ぎた木は切られることになった
ざわざわと全身の葉を震わせて
震わせて ....
何度絶望の朝を迎えても
つまらないと言いながらも
夕方のサイレンが鳴るの。
夜が長いせいで朝を迎えても
なんだか嬉しくも無いの何も無いの。
夢中で切った使い捨てカメラのシャッター。
....
968 969 970 971 972 973 974 975 976 977 978 979 980 981 982 983 984 985 986 987 988 989 990 991 992 993 994 995 996 997 998 999 1000 1001 1002 1003 1004 1005 1006 1007 1008
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.24sec.