夕方の繁華街でカッブルがチンピラに絡まれた。
チンピラはいかにもチンピラでカッブルはいかにもカッブルだった
チンピラがいきなりインネンをつけてきた
カッブルの男の方がガンをつけたと不条理な言いが ....
彼女は私を自動的強制的に愛するシステムだということを私は知ってしまった!
彼女からの愛は総てプログラムによって事前に定められたものであった!
彼女の肌のつやも髪の長さも総て私のために常時調節されて ....
庭のゴミが風に舞う
青嵐だ
異説に虚しい人も舞う
レイジ君が侵入して来て
大和を薄紫に変えて
持って行ってしまう
渦が私の皮膚を汚す
無視のワードが起こす風に
さらに舞うゴミ
エモン ....
家に来たとき
まだ子供で
カメラに収まらないほど
暴れん坊で元気だった
ガゼルみたいに飛び跳ねて
片時もじっとしなかったっけ
じいちゃんが倒れた時
家族に知らせようと遠吠えした賢 ....
君が君とはまるで違う小さな花に水をやる時
じょうろの中に沈んでいる冷たい一個の星が僕だ
ビー玉越しの景色を一通り楽しんだなら
必ずベランダから放ること すべて朝食前に
僕の口笛が余韻を引いても ....
僕のいちにちが始まる朝に
必ず見上げる景色があった
あの屋根よりも遠くへ行きたい
あの緑よりも光を浴びたい
夏を急がない透明なプール
その柔らかな水面は映らず
騙し絵のような空に鍵をか ....
眠れているから
朝が来るんだ
晴れているから
外へと出るんだ
ちぎれているから
雲を呼べるんだ
希望の唄には
締切りがなくて
良いことが
生まれる度に
継ぎ足す
メロディや歌 ....
世界は時を刻んでいく
わたしが嬉しくても哀しくても
世界は確実に移り変わっていく
(人は生まれて死んでいき)
わたしの鼓動が途絶えても
世界の律動は止むことなく
続いていく響いていく
....
「なので、先生、どうしてもね
ポジティブ思考ができないんですよ」
「そうですか
ポジティブ思考ができない症候群ですね」
「先生、なんかそのままの病名ですが?」
「そうです、それでいいじゃ ....
街並みは 死んでいるのに
それでも
救急車の サイレンが
老残の背すじを
しゃっきと させてくる
とは・・・・・・・・・
まさに
....
どうして君は笑わなくなったの
僕の前で見せる顔といえば
うつむきがちに視線を外して
輪郭をなぞるための愛撫に
シャボン玉の泡でも近付けない
どうして君はすぐ行ってしまうの
追い駆け ....
夢のような暮らしの中で今日もまた朝を迎える。
夜の魔力が次第に解けて、鳥たちの声が聞こえる。
テラスに出ると庭のあちこちで色鮮やかな薔薇が咲いている。
私は今ここに在る事に感謝する。 ....
夏独特の匂い
夏の揺らいで見える街
留守電に入れた「逢いたい」と
逢えない夜は切ない
逢っていても何だか切ない
「今日は逢えない」と電話があり
そのまましばらく話した
仕事の ....
あなたは僕を待っていた白いシーツの上で
電話も出来ず声も出ず
赤子の声を嫌い痛みを敵のようにしていたあなたが
ただ僕を待ちながら天井を見つめる檻の中で闘っていた
あなたが望んだ最後の望みは僕と ....
恋=好きだったのならどんなによかったのだろう。
あの人の形をした人形はそこらじゅうにころがっていてでもたいがいはダミーだった。
だからなんだ
私がはらりとでも思ってしまったのならあっという間 ....
たそがれよいとこいちどはおいで
やってくるなつ夢みてうきうき
うたをうたってようきにわらおう
しあわせいろのみらいがみえる
やまのかなたのおれんじそまった
....
せっかく
決勝トーナメントに進めたのに
何でニダニダハシムニカに
自分達を正当化するための口実を
与えるかね~
だからサッカー、大嫌いなんだ
それはともかく
日大アメフト部監督が
....
生きることに不真面目だから
自称詩なんかに逃げるんだ
きつい現実から目をそらして
ゆるゆるの関係性に逃げ込むんだ
おまえさ
ただの一度でも
自分以外の為に
(人でも神でも馬でもいいよ ....
色々と、忘れて淀む
沢山の核心が稚樹のまま死んで土に還ってゆく
僕は毎日夢を見る
何もかもが分からない
自分が在るという事以外存在するものがない
人は僕を何と呼ぶのだろう
まと ....
朝とも夜とも言えない時間に
新聞配達のバイクが来る
彼等が世界を見ている間に
僕等は寝息の中でキスをした
みんな眠ってるうちは死なずに
透明な空が綺麗だと思う
彼等と僕等が交代する ....
妄想の中の幸福は形が丸く色は薔薇色?
薔薇色と言っても色々あるよなぁと思えば
考えるのが面倒になって
もうそのことから幸福を一つまみ
外側に放り投げてしまっているような気がするから ....
あなたのシャツの裾を掴んだまま
どこかへ連れ出して欲しかったのに
コーヒー買って来てと頼まれて
仕方なく手離すシャツの形が
風で膨らんで羽根に変わった
あなたの背中が消えないうちに
....
欲しいものが数え切れない
数えるばかりでは何も手には入らない
君が産声と引き換えに手にしたチケット
この地球への搭乗券
勿論
片道だけに与えられたチケット
人に産まれて
人に育っ ....
まるで反対の心理になっていく
そうです
原発のある地域の住民ほど
原発事故はもう起きないと
思い込んでいるらしいようです
大地震発生の高い地域の住民ほど
大地震はまだずっと先だと
思い込 ....
忘れて気に病まないで明日のために
忘れて気にしないで生きるために
あなたの苦しみ雨と一緒に
胸のかたまり握るこぶし過去にしなければ
空は何も答えないと泣いた日も
自分を信じていた青い虚栄 ....
やあ あばずれ!また会ったな
あいつどうした?前歯のないやつ
あんなふうになるとは思ってなかったんだ
悪かったと思ってる
歌と話が下手くそなやつは嫌いでね
あのゲロは君が掃除してくれた? ....
ある時刻を境に街路は静まり返った、酔っていた連中たちは酔い潰れ、眠るかあるいは死んだ、お盛んな恋人たちは建物の陰でお粗末な絶頂を迎え、指を絡め合ってどこかへ消えた、忘れられた競馬場のナイター設備み ....
三つの水滴が
顎にいつまでも残り
笑っている
泥の泉をすぎる月
夢の踊り場
夢の重い蓋
彫像 銅像
沈没船を照らす自画像
かがやくものが運ばれてくる ....
浴衣を着て歩いていたのだ
電柱を何本かやり過ごして
花も歌もないままに通っていくと
いたるところに空き地がひらけ
荒地野菊の群生や
廃屋を匿している竹藪が現れ
わけもなくただただ悲しいだけ ....
思えば私も今のあなたと同じ反抗期だったのね私もその「生んでくれなんて頼んでない」なんてお決まりの文句を母にそうあなたの祖母に投げつけた事があったわ母は泣きながら台所で料理を再開してた父に座れと促されて ....
958 959 960 961 962 963 964 965 966 967 968 969 970 971 972 973 974 975 976 977 978 979 980 981 982 983 984 985 986 987 988 989 990 991 992 993 994 995 996 997 998
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