バカで無能で
なんの才能もない
自分を卑下せずに
気にせずに
夏には夏空。
入道雲。
ありのまま
自分らしく
一歩づつ 一歩づつ
成長してゆければ ....
夜の在りかたはきみを気にしなかった、ただ次第に濃度を増して、それから失くしていっただけだった、きみは寝床に横になってはいたが、まんじりともしなかった、そして、頭の中にあるおぼろげなメロディーについ ....
ゆれながら
ふれると
濡れる
てのひらがあついことは
天使みたいに
すばらしい
朝がきて
夜がきて
また朝がきて
夜がきて
鳥がとんでいく
名前をよばれる
ふり ....
マスコミという
第一権力に抵抗するためには
武力しかない
それはまともな人々の
世界的な共通認識だ
奴等が殊更
テロを非難するのは
その矛先が
自分たちに向けられるのを
恐れるか ....
星ラクダが膝を折り
どうと倒れた
砂漠の王は革袋の水を掌にとり
その口に差し入れる
盗まれた太陽を追い
千夜を駆けた
汗と砂で固まったターバンは
王冠となり
残して ....
夏の麦わら帽子に穴を開けて
花の縁取りをした
冬のニット帽は角も包み
風邪をひかないようにした
卒園式にマニキュアで
魚の絵を描いた
わたしが死んでいないか不安になって
何度 ....
あなたが不在の永遠を生きる
それが孤独な愛の証だから
パズルのように未来を埋め尽くす
いつかはと願った希望を胸に
時を過ごすのは退屈じゃないよ
あなたはまだ私の目の前で
笑ってくれ ....
「今ある命を精一杯生きなさい」
なんて綺麗事なんだとしても
鳥や花や、
木々たちに
恥じないよう
「今ある命を精一杯に生きる」
いや、生きてゆきたい。
小さな思いやりや
人の優 ....
しょきりしょきり
髪を切る夜には裸電球のような
オレンジの大きな月がよく似合う
昨日のこと明日のこと
どっちも考えずに前を見て
髪を切っているとほっこりと
私に満ちてくるものは何?
あた ....
かさぶたは自己治癒能力の集大成で
自分も知らない、意識しない間に
細胞が傷を癒そうと努力してくれる。
形成されて行くその様子はまるで
傷がついたその箇所だけ
自分 ....
斜め70度のバス停に立ち
しかしどこにも行けぬだろう
おもむろに砂利を頬張って
陸の藻屑を眺める
布団に横たわっていた
君のちゃちなぬいぐるみや ....
○「スポーツマンシップ」
正々堂々と闘えない人たちが
指導者になっている
○「強い者」
強い者と強がっている者を
かんちがいしやすい
強い者は
弱い者いじめはしない
○「クール ....
我慢してきた
あなたの為に
辛抱してきた
会社の為に
我慢して辛抱したのは
自分の為だと分かった時
我慢していると思うことも
辛抱している ....
待つことになる約束などしなければよかった
待たせるような人を好きになってしまった
待っている間に雲を水平線を見ようか
暑い夏のこの駅で私はあなたを待つ
そういえば乗降客はいない
気の早いアキ ....
時の扉に挟まれた爪で
やり直せない歴史を引っ掻く
それは黒でした
傷付いた方が爪だったとしても
切れば伸びるから痛くはなくて
蝶のように死んだ体でも
美しいなんてちょっとズルイね
....
夜、自分で自分の髪を切ってお湯で流したところ。外では台風が吹き荒れ、窓に重い空気の塊が当たる気配がする。奇妙に空腹ではあるけど食べないほうがいいだろう。そっと自分で自分の頬に触れると、顔がある。幸福で ....
極めて下品な物言いになるかもしれないけれど
けして女性蔑視の意図はないので容赦ください。
さいわいか不孝かは計りかねるけれど
人間の女の股ぐらを通り抜けてきた
から
人間に産まれてこれた ....
砂場の少年よ
音の世界へ連れていっておくれよ
我の世界は砂の上我の上
エマー エマー
砂 我 音 カス
たまらんほんまもん
やでこれっ! はん!
まあここまで ....
いやお前が間違ってるだろww
将来に不安を感じ 色々調べた挙句2ちゃんねる
100万円稼ぐまで残り100万まで到達した
いや苦労したよ
馬鹿笑いし その後襲ってくる謎の虚しさ
....
にににんじんにんじん
不安な夜もにんじん
あの日そういえばにんじん
あっちからにんじん
こっちからにんじん
にににんじんにんじん
例えばにんじんにんじん
はい! 踊って!
にんじん!に ....
――誰もが探しているものは何?
ふり返ればずいぶん
{ルビ流離=さすら}ってきたけれど
――わたしが探しているものは何?
青い光
ヨコハマの
青い光
それは観 ....
隙間
一杯のおっぱいに俺をふりかけて
パーティを開く 金で孫を買う
馬車馬のように働いた後は 孫を買う
誕生日プレゼントに孫を買う
引き金を引いたのは俺
イカした売女 ....
{引用=悪徳商法}
架空請求書が送られて来た
金額は自分で書き込むようになっている
魂の値段と 生の負債総額
その差額を生きている間に振り込めと言う
この後なに一つ善行をする予定はない
....
自称詩人だと判明したら
本人はおろか
家族、親戚一同
飼い猫まで
ガス室送りにするべきだ
それは至極当然のことである
自称詩人の生産性の無さは
下着泥棒以下なのだから
その一方
....
死んだ人ばかりの町で悪口を言いながら酒を飲む。その後は近くのダムから流れてくるせせらぎに沿って歩き、誰もいない土産物屋を覗いて、峠にへばりついている古い駅に辿り着く。そこまでは一言も喋らなかった。駅舎 ....
ノートを使いこなせた事がない。
落書き帳を裏表全ページ埋めた数は数え切れないが、ノートをキッチリと最後のページまで使ったことがない。ましてやノートを読み直して中間テストの復習をしたり、次の日の予 ....
何もなかった
透明な関係性に
絵の具を混ぜて
色になりたかった
忘れるから
約束はしないという
約束だけ覚えて
どこへ行くつもりなの
連れて行ってとは言えなくて
縫い目が ....
僕の中高生の頃の運動部は
真夏にどんなに激しい運動をやっていても
「水は飲むな!」
と顧問や先輩から厳しく言われていた
運動中に水を飲みと
疲れるようなことを言われそれを疑わなかった
僕の ....
いつだってそうだった世界は僕の知らないところで闇の皮を切り裂いて光を――虹彩の形に切り取られた――どこかに
投げかけていたのさ乱気流をかいくぐって浮かび上がった場所は実は無限に大きな座標軸のほん ....
恋の出口を飛び出して行った
君は人生ゲームのサイコロを振って
反省とか謝罪を忘れて
誰かの腕の中で眠る夜に
届かなくても張り上げた僕の声が
木の枝に引っかかり折れてしまった
幸 ....
940 941 942 943 944 945 946 947 948 949 950 951 952 953 954 955 956 957 958 959 960 961 962 963 964 965 966 967 968 969 970 971 972 973 974 975 976 977 978 979 980
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.47sec.