月がどこかへいなくなった夜にきみもひっそりと消えてしまいました。行き先は火星ですか。それとも木星ですか。終バスがないからもう追いつけない。ここは当たり障りのない星です。ちょうどいい気温ではなくただぬる ....
セックスをした日時とその時の回数
その都度の感想をノートにつけていたのは
若い夫婦の婦の方だった。
職場の同僚
彼の奥さんだった。
午後の休憩時間に聞かされた話だ。
好奇心を刺激さ ....
暗い未来を想像して、
咲く花はない
花は一心に、
明るい未来だけを
抱いて、咲こうとする。
僕も花のように、一心に
明るい未来だけを想像して
生きて、 ....
大粒の涙‥‥いやそれは悲しみというよりまるで馬鹿げてるとしか言いようのないほどの荒く凄まじい憎しみの雨で草木の葉は低くうなだれ足元はたちまち泥の河となった白く靄の立つ密林を飛び石のように跳ねながらやっ ....
神様、どうか私を見捨てないで下さい。
心に悲しみ満ちて、静かに訪れる夕暮れに頭を垂れる時、
一人きり、森の奥深くにある小さな教会に足を運ぶ。
重たい扉の向こうに見える木の ....
面倒くさがりの
私は
車の運転中も
ラジオもつけず
あるいは
機器媒体を用いて
音楽をかけることもない
家に帰っても
音楽や
あるいは
音声関係の類を聴くために
スイッチを入れる ....
一日一日
理不尽がが眼前で
激しく交錯しては
頭上から砕け散った
氷の欠片を象って
何も持たない空っぽの手
よけ切れずに
気が付いたら
心の隅まで傷だらけ
飽き飽きしているさ ....
熱帯夜がはじまると
民家や道路やの光を
もいで
食べる
行儀のよい獣たちが動き出す
アスファルトの白線を遊んだ痕
そうだ彼女らは南からここへ来た
屋根が静かに揺れ
こぼした光の匂い ....
ひたち
は
でめ
きん
ばば
あ
43
で
しんちょ
う
が
140
だい
で
かわいい
5ねん
くらい
あって
ない
けど
かわ
いい
から
つき
....
かわいすぎる
おんなには
ちゅうい
できない
かわいすぎるから
ちゅういできない
かわいくなくても
かわいくないところが
かわいいと
かんじるばあいがあって
ちゅうい
で ....
もし
わたしが
それを
あると
かんがえたのなら
わたしは
それが
あると
こたえる
だろう
しかし
わたしは
そうは
かんがえない
そうでは
ないのでは
ない ....
台風1532号発生 数えるの無駄という意見も
【続きを読む】
若年性自称詩人症増加 厳重警戒レベルに
【続きを読む】
膣感じた 病気と思い込む女性急増
【続きを読む】
....
日本に長く暮らしていると、日本の特異性に鈍感になる、日本は特殊である、でも当の日本人は、その中で淡々と日々の暮らしをこなしているため、その指摘に、今更反応することなど、海外からの方々に対する愛想笑い以 ....
「食わず嫌いのシブースト」
三分前まで優遇されていたカーテンの柄は忘れた
乳白色の月を時計代わりにしていた 真昼に月は見えないのに
スーパーへ買い出しに
自転車のカゴには迷 ....
手にすれば砂になる
あのひとに似た 言葉の欠片
やがて風になり
記憶ごと消えてしまう予感
二人にとって
何の意味も持たぬ出会いだと
さよならも言わずに去ったひ ....
テーブルクロスを二つに折って
君がいた日々の模様を消した
遠くで聞こえる予鈴の音が
誰かの踵に潰されるのなら
忘れなきゃ前へ進めない
悲しみの全てを一緒に汚し
季節を見渡す気球に乗 ....
ふたつのアイスコーヒーをはさんで向かいに座る女の
喉元に何故かイヤホンプラグが刺さっていて
女は何かを話しているらしいのだけれど
ぼくには何も聞こえない
滑稽に口を動かしている女は
穏や ....
○「悪鬼」
他人を責める心は
やがて悪鬼となって
己れの心を傷つける
○「悪気」
人の悪気は
受けないで
さらりと流そう
自分の悪気も
とどめないで
さらりと流そう
○「 ....
(わたしの怒りがあなたの眼に不遜に映るなら
それは神父さまのお声がなめらかで法皇様のオベベが真っ白だから)
ーコピペ記事
[バチカン市 20日 ロイター] - ローマ法王フランシスコ ....
本当の明かりを本明とするなら
世の中は
明かりに充ちているが本明はない
本当の灯火を本当とするなら
この世は灯に溢れているが本灯はない
見当たらない
本明であれ真明であれ
本灯で ....
乱反射する万華鏡のなか
ジグザグに進む光のうえに
細い両足突き立てて
カクカクに進む光のサーフィン
なびく髪の毛は一本づつ抜け落ちて
ついにはツルピカになり
風の抵抗がなくなって、ます ....
歌人は山崎方代がいい
俳句は種田山頭火
小説は太宰
それも「思い出」の書き出しの数行が好きだ
詩人は思い当たらない
有名は誰も
インターネットの宇宙に
儚く飛び交う蛍たち
私の好き ....
少しの時間
無人駅を貨物列車が掠めた
地吹雪が立ち
向こうの民家はより硬質に遠ざかり
電線が顔の横を通り過ぎた
視界はいなくなった
マフラーの中
熱い体だけが近くにあった
井戸の底に潜んでいるのは
あなたの澱んだ心だから
覗き込んではいけない
あなたの良心が背中を押して
墜落してしまったりすると
二度と這い上がってはこれないから
涙を流し続けても
....
「悩み多き午後の時間」
乾いているおれの三半規管。
波立てているプライドの塊。
苦労する未来の忠告と錠剤。
ぴったりしたズポン、リーバイス。中古。
びりびりした過去
....
鍬で鍛えたバッティング カナ農旋風
【続きを読む】
夏休み明け自殺者と自称詩人急増
【続きを読む】
あの不明二歳児、祖父を恨んでの犯行か?
【続きを読む】
群馬に ....
手荷物のない少年の背中に
砂時計のようなギターケース
少女として生き抜いた限界を
ひっくり返すつもりだった時間
あなたはどうして
うまく運べるの
練習したからかなぁと
少年ら ....
⒈
私が生まれて 来た訳は
しあわせになるため
ではなく
不幸に負けたりしない
自分を手に入れるため。
⒉
心に傘
さしかけられたよう
ほんの
ちいさな優しさ ....
彼女は勿論彼の所有物にはなり得ない。
なり得ないのに、男は女の体の奥深く入り込みさえすれば
自分のものだと勝手に決め込む傾向が強い。
そうなると土足で相手の心に踏み込むことも躊躇わない。
....
あなたがわたしにかなしい場面をなげつけるように
わたしは少数のともだちの手をとって
はるかなうつくしい景色につれてゆこう
靴底はピアノソナタの砂をふみ
風は弦楽四重奏のようにしずかに吹くだ ....
934 935 936 937 938 939 940 941 942 943 944 945 946 947 948 949 950 951 952 953 954 955 956 957 958 959 960 961 962 963 964 965 966 967 968 969 970 971 972 973 974
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.08sec.