とがり平らぐ 氷見の海

日差しの強い昼下がり
むしむしとした汗をかき
野鳥のようにふらふらと
人影まばらな町を歩いた

不格好な縦長の寺の玄関
静かに流れる湊川
烏の佇む赤い鳥居
 ....
壊れない社会のジップロックで
閉ざされた心が温められて

喜びの沸点を分かち合うような
家族がいれば幸せなんだろう

目の前の線路をコピーしても
繋ぐことがうまくいかずに置いた

動 ....
いっそ誰かに成りきってしまえば楽なのかな
と思ってBさんに憑依したら
Bさんも割と悩みを抱えていた

人の表面だけでは分からない泥臭さは
内面を泳ぐまでは分からな ....
そうして
やがて確かにと言った
お前にその論理は似合わないから

信じるより感じてしまう
柔らかなやがて絶望的な
空を知らないと言った向日葵の矛盾を

裁けはしないのだから
幾億年の ....
今年の夏は
テレビが連日猛暑!猛暑!というものだから
うちの地方も数十年に一度ぐらいの猛暑か
と思っていた 
また、大正生まれのおじいちゃんに聞いたら
こんな暑さは初めてだ、といっていた
 ....
 卒寿を 越えてしまった いま

    死生の みなわ に映る

薄暗い 緊張感 は 乏しくなり

       うたたね だけが

   はげしく なって来たとは
お義母さま
あきの こごえです
朝風に 精霊バッタの羽音が
そっと 雫を 天に すくいあげています

何が終わったのでしょう
もう はじまりはじめの空
むかしむかしの反対のはじまりのはじ ....
2月の心音を思い出しながら、8月の憂鬱を海に流した。夏の夜はきみの瞳の色をしていたの。拾い集めた星屑を沈めて、ひかりを宿して、わたしの再生が始まる。こうしていまさら思い出すのは線香花火のにおいや、なだ .... Renaがたいが、すごい。殺されるわ。いや。殺されたい。乃東靭草。現実とは何だ?自分とは何だ?あなたは誰だ?のそりのそりと僕の頭の中をゆっくり重く這い回る。分かってはいるけれど、どうしようもないことで .... 舌の裏側辺りに口内炎が出来てしまったらしい
痛くて仕方ない
口内炎が出来ない人なんているんだろうか
誰でも出来るに違いないと思うけれど
こうして詩に持ち出すのは
もしかしたらあたしが始めてか ....
夕立が降るかと
期待していた

どうしてかは
分からないけれど
激しい俄雨が
欲しかったみたいだ
天気予報など
気にもしないけれど
雨の匂いが
充満していた
それはきっと
自分 ....
ラボラトリィ

息つけぬ、12時間の立ち仕事。

一人ぽつんと対峙したフラスコ

中には、可能性だけが眠ってる。

一人だけの部屋で気づいた。

冷蔵庫やら

排気ダクトやら
 ....
こ、工場のえんとつから、もくもくと煙がでているところを
目指していけば
いいと思うのだけど
くつしたを履いてない方の足が歩き出してくれない。
多分、私が思うに、歩いては行ける距離だと思います。 ....
ネットなければ便所の落書き 自称詩人に批判

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両親とも自称詩人 殺害の長男に同情論

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自称詩人が人里に 猟友会による駆除も

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 ....
基準は一(はじめ)
石川啄木の本名だ
稲穂が風に揺れて
餓鬼道に落ちぬ為
私は歌を歌う早朝
オフを楽しめない
私はウルトラマンレオの
再放送しか楽しめない
保育園に通うと
芭蕉の木が ....
 どんな人
 
 信号を待つ あの人はどんな人

 自販機の前で首をかしげる あの人はどんな人

 坂道で自転車を押す あの人はどんな人

 麦わら帽に腕隠し あの人はどんな人
 ....
鳥の船が沖をゆく 夏の朝

雲の峰が溶け やがて海になる


{引用=(二〇一八・八・一〇)}
白いりんごをのせた皿に薄陽がさしてゐる。

月をたべた少女が硝子の洗面器にそれをもどした。

日が暮れる。わづかに年老いてゆく。
人が傷つく言葉を

おもしろおかしく

平気で言わないでほしいです

ピンチはチャンスとか

言ったり、聞いたりしますが

ピンチはピンチなのです。

人の気持ちや思いを

 ....
郷里の兄友に 受けた手ほどき そして 走り出す

女子高生が見る前で 市電の 濡れたレールで ズッコケ 赤っ恥

昼休み 他高の彼女に バイクで会いに
戻ったが 授業に遅れ 部室で うずくま ....
漠然とした欲求の中で
表現という橋を渡っている

右手に持ったペンの感触が
やっぱりここだと思わせるほど
ノートの上で走り回りたがる

消しゴムの体が小さくなる度に
良い作品が書ける気 ....
あなたが寂しそうに
雨の中で
打ちひしがれている気がして

あなたに似合いそうな
言葉を探しに行く

ありきたりな台詞
使い古したフレーズ
甘ったるい囁き
単純な響き

 ....
ほんとの愛を知らないまま
セックスして
ほんとの愛を知らないまま
結婚して
ほんとの愛を知らないまま
子育てして
ほんとの愛を知らないまま
老いて死んでいく
愛は
確かめようがないも ....
「ふむふむ これは興味深い香りだなあ」

また迷い込んだ ここはどこだ??
それも 何か 笑えるくらい 混沌とした景色が降ってきている
あたしは 絵具板の上でも歩いているのだろうか

 ....
20161012

ー 橙色ー

薄暗い部屋の中で音楽のみを聴く

誰も居ないこの空間だけが
今日の時間を集約し馳せ佇む

誰かをおもう
誰かをおもって おもって 希えば
自 ....
呼ばれて振り返ると誰もいない
名前を呼ぶ声がしたはずなのに
気のせいか
あるいは他所の人が呼ばれたのか

停留所でバスが来るのを待っていた
百貨店の大きな建物の前だった
黄昏がその幕を垂 ....
24時間ランナー拒否 ボランティアおじいちゃん

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24時間出演者 終了時小銭入れ膨らむ

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西郷どん主役降板 新キャストに武蔵丸か?

【続きを読 ....
小学校の図書室に
マンガは
はだしのゲンだけだった
はだしのゲンがあって
何で漂流教室がないのか?
絵のグロテスクさは
むしろ勝っているのに

教師に問いかけても無視された

実は ....
誤解しないで欲しい
作者が死んでも永久に続く
テレビアニメが
またひとつ生まれたことを
嘆いている訳ではない

単に新丸子駅のゆるキャラを
考えているのだから
熱を含んだ雨が空を刻み
冷たい窓に水滴を残し
レシートの角で当てると痛がり
愛に例えるとそれは君だった

ハンバーグの肉汁みたいに
汚れたものしか出てこない体を

擦り合わせてパスポー ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
氷見の海Giovan...3*18/8/30 19:56
生活ミナト 螢218/8/30 19:28
ありがとうの代わりに中山 マキ218/8/30 17:44
素足につき218/8/30 16:41
テレビ情報    zenyam...118/8/30 14:45
失 題 (2)信天翁118/8/30 14:43
ラ・ラ・ラ族[group]るるりら22*18/8/30 14:17
某式日青花みち618/8/30 12:18
44447腰国改修018/8/30 10:19
口内炎がこたきひろし118/8/30 6:13
夕立は降り、雨は止まない坂本瞳子1*18/8/30 0:48
深夜ラボラトリィasagoh...0*18/8/30 0:20
ぽっかり4に118/8/29 22:52
自称詩人ニュース1花形新次018/8/29 22:26
本名は一(はじめ)間村長7*18/8/29 19:02
見渡すと佐白光1*18/8/29 18:21
水平線石村7*18/8/29 17:52
日暮10*18/8/29 17:48
痛み八木ヒロマサ118/8/29 16:14
傷だらけで 駆け抜けた バイクサウンド 追憶むっちゃん4*18/8/29 14:12
グロリアミナト 螢118/8/29 13:56
雨の花束仁与118/8/29 10:54
ほんとの愛zenyam...118/8/29 8:07
偽りで話す 茶会クロヱ118/8/29 4:55
橙色 ( 2016 .アメーバブログにて)仁与118/8/29 3:02
呼ばれて振り返るとこたきひろし218/8/29 0:41
ネットニュース8花形新次118/8/28 20:33
マンガ118/8/28 20:26
新まる子ちゃん218/8/28 19:58
自営業ミナト 螢218/8/28 11:13

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