いつの間にか見ている

 声に鼓膜が引き寄せられる

 胸に広がる霞

 どうしてこんなに気になる

 すれ違うだけで ドキドキ

 気がついた

 今日が「好き」の誕生 ....
結婚して
日日も時間も分も秒も
わたしだけのものでなくなり
神さまを
(わたしだけの神さまを)
忘れがちになり
(声に出さずに)
御祈りを、‥わかっててスルーし
(内緒!)
気がつけ ....
羽は
触れれば汚れそうです
羽は
天使の落し物だと
思いますか?

天使は
飛べるから
私は
天使に
憧れています
ただ
水辺に天使はちかよれないのです

祈る神 ....
空の手が降りて
僕を
私たちを包み
舞いあがる

遥か昔から変わらない
かすかな風
に含まれる潮騒
意味なんてなにもない
ただそこにあるものを
受け入れて
そのまま受け流す
そ ....
偽ノーベル賞のノミネートを
ハルオ・ムラカメ(何か違うな)が
断ったそうだが
その理由が「メディアを避けて
執筆活動に専念したい」とのこと
でもさ、
ハルオ・ムラサメ(ちょい違和感があるな ....
ハヤテのように
どこへ行くのだろう 水滴
が ぽよんぽよんと ながれる 景色 を
を み て
あれ わたしは 何処へ どこへ
貝殻にサヨナラと ど うして
かかれていたの の 明日じゃない ....
{画像=181002113030.jpg} 台風の夜はビニール傘が
裸になるように
透明な皮膚を脱ぎ捨てるから

全身を覆う宇宙服みたいに
纏わり付いて離れない鎧が
姿勢を崩して歩こうとする

マンホールの蓋が持ち上がるなら
 ....
校庭のどこかに棺が埋めてあるという。まん丸な桃を齧りながら校長が教えてくれたが、僕たちは知っている。棺の中には誰も入っていないのだと。海にさらわれて上がってこない校長を偲んで、教師連が生徒に秘密で棺を ....  今年度の上半期は公私ともに充実していた。困難な仕事を精力的にこなし、一方では恋人との結婚の手続きを進めていた。私の仕事は感情労働的な部分も多く、ストレスの多いものであったし、結婚についても相手の親と .... 最初の子供は死産だった
最初の嫁も死んだ

二番目の嫁は五人の子供を産んだ
一番目の子供はおんなで二番目はおとこ
三番目と四番目は年子でふたりは共におんなだった
五番目はおとこでそれで〆に ....
呪いだ と思った

きみの 柔らかい声が

きみと過ごした 緩やかな時間が

きみの 優しく触れた手が

心臓をきつく縛りつけるものだから

僕のシャツは今日も血まみれで

通 ....
面倒くさい人間だよ、と
自分を嗤った
君の背中が

肩からほんの少し
はみ出た糸を引っ張ってほしい、と
言っているようにみえた。

その糸をたどれば、
君のわだかまりに触れるのか ....
何処にも届かなくていい
誰にも関わらなくて
何の問いもないが

ただ在ることを想う

ダーウィニズムがもたらした
革命にしたがおうとおもう

忙しい自分は本当なのだろうか
ぼくはい ....
彼女は身体の中に宇宙を飼っている
彼女は造物主であり、絶対的支配者である
彼女の思うがままに木が伸びる、草が茂る

彼女は身体の中に宇宙を飼っている
彼女は太陽であり、宇宙である
彼女の思 ....
川縁の遊水地に子供が十人ほど輪になって佇んでいる。どの子も下着を着ただけの細い身体で、じっと正面に目を向けてわずかに呼吸しているのが肩の微細な動きでわかる。その輪の中に光の反射が導かれて、光に掠められ .... ひとつ そこにある霧の本
まだら漕ぐ月
そして心
曇間の惑星 曇間の惑星 


冷たく痛みの無い針の雨
左目から喉へ斜めに入る
触れずにいると
熱く 消える
 ....
もしかしたら
ずっとそのままかもしれないものたちにしがみつき
ぼろぼろに
ぼろぼろになってゆく
有限の 有限の 歩幅


途切れているにちがいない
だが
つづいている ....
ぼくが一番きれいにみえる

秋がきたよ

と月が夜に胸をはる


中秋の名月というけど

ぼくには迷惑だ
 

と夜が月に

言いがかりをつける


まあまあ
 
 ....
「厳重警戒」
「厳重警戒」
「厳重警戒」
「今までに経験したことがない大災害」
「命を守る行動をただちに」
僕の憂鬱は

台風とともに

去りぬ

台風一過の後の秋晴れと運動会
台風の目に原爆ぶちこんで
台風をつぶしたらええのにね

オバサンそうしたら
放射能でもっとひどいことになるがね

こんなに科学技術が進んでいるのに
なんにもできんとね
また元通りになるんだ
わたしの焦燥は少し遅すぎて
青春が一瞬で通りすぎていき
コマ送りにしてもいいけどそれも苦い
置きっ放しにしてた紅茶をすすって

大人になってあの人を待ってみたところで ....
僕が今書いた詩と  
かつて書かれた 詩であるものとしての作品の   
その違いが一体どこにあるのかについてを
時として 僕は考えている


僕のかつて無邪気だった頃の
好きだった場 ....
雨風が強いので窓を開けられないでいる。上がっていこうとする室温を扇風機の羽でかき混ぜて、今この時に頭上で輪を描く低気圧の巨大さを想像する。風が窓を揺らし、壁は思い出したようにぴしぴしと鳴る。冷蔵庫のド ....   形の整った
  トートロジーを枕に
  おまえはねむっていた

  安普請の 階段をのぼる
  ハラハラと、曙光が、火山灰のように
  壁に留まる 蛾を擦って……消える

 ....
   ── 女が女の話をするときは注意した方がいい

会議室の黒い椅子たちが話し合っていた夕暮れ時
誰かが誰かに差し出したヨーグルトの白いスプーンが
雨の交差点の真ん中で シャベルのように ....
風のものまね

トンネルから

出口の真上で

出たか見てて


風はどこから

ボブディラン

台風からかな

海水からかな

物理や化学は

自然とか宿命
 ....
風の音がしてきた

ぼーぼぼぼーぼぼぼ

みしっぺきっ

ぼーぼぼぼーぼぼぼ

悪意でも善意でも


あたしの生きた足跡が

誰かのためになろうが

なるまいが粛々と行く ....
雨天が続き狭い古井戸に 水嵩が増す。

私の仕事は、モノクロの写真を陽に透かして、セピア色
に変色させたあと、井戸に沈める仕事だ。夜に、井戸の
ふたを開ける。白い私が発光して浮かんでくる。黒い ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
「好き」の誕生日佐白光3*18/10/3 0:37
ゆるしてくださいもっぷ418/10/2 22:57
傷、ナイーブな生(なま)秋葉竹818/10/2 22:48
きみへ佐野ごんた7*18/10/2 22:02
偽物花形新次118/10/2 21:01
ハヤテのよう に去った君は、あ れそれれはぼぐの な ではな ...ふじりゅう018/10/2 15:12
無効(詩+写真)[group]ふるる3*18/10/2 11:31
UFOミナト 螢118/10/2 11:07
学校の怪談春日線香018/10/2 3:49
みそぎ葉leaf018/10/2 1:10
ゆるせないくらいに空は蒼くてこたきひろし318/10/2 0:18
きみの呪い赤椿118/10/1 23:54
糸をほどく巳 砂218/10/1 23:02
梅昆布茶2818/10/1 21:50
彼女は身体の中に宇宙を飼っている石佳118/10/1 20:40
消滅春日線香118/10/1 17:26
遠く 白く木立 悟018/10/1 9:42
変と遍118/10/1 9:40
月と夜st118/10/1 7:31
募る災害不安zenyam...018/10/1 5:56
憂鬱018/10/1 5:50
暴れまわる台風018/10/1 5:47
時が過ぎてもかの218/10/1 1:59
詩とタイと番田 218/10/1 1:09
台風の夜に春日線香218/9/30 23:36
草野春心318/9/30 23:25
雨の交差点為平 澪618/9/30 22:52
風のものまねペペロ218/9/30 22:25
悪意でも善意でも018/9/30 22:13
井戸のふた為平 澪518/9/30 22:03

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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