かわいげのない子供でした
大人のずるさを知ったのが3つの頃で
上目遣いで人を見るようになったのが5つの頃でした
かわいげのない子供でした
こっちへ行けば ばあさんにそっくりだと拒絶 ....
土曜の朝 午前6時
寝不足気味の眼を擦りながらカーテンを開けてみれば
そんなあたしを嘲笑うかのような 雲ひとつない晴れやかな空
昨夜食べ散らかした 冷めてしまったデリバリーピザ
....
年はちがうけれど
そのお方の誕生日と
愛猫の命日の
月日が同じだ
魂の導き
○「人間の愛」
AIの愛は
「無制限の愛」「全肯定の愛」かもしれないが
人間の愛は
「喧嘩しながら愛を深めていく愛」であろう
○「性教育」
「性交」と「自慰行為」と「ポルノ依存」につい ....
僕は昔アメリカで見たのだ
知ることで その景色を
今は無い ビルや人を きっと
僕の記憶に残すことで
感覚は知るのだろう
きっと木々を あるものとして
見た 思いを ないものと ....
掲示板
イタコです。週に二度、ジムに通って身体を鍛えています。特技は容易に憑依状態になれることです。しかも、一度に三人まで憑依することができます。こんなわたしでよかったら、ぜひ、メールください。ま ....
水の輪郭 固くうねらせる曲線
脈動も静かに 寛やかになでられ
水の流速 軽くとばされる集中線
はしゃぐ裸足 滴の臨場 踊る
一斉に鳴り出す風鈴
一斉に飛び出す飛行場
必要なのは傘と ....
金曜日
朝日に顔をしかめて
パジャマのままで通りに出る
すれ違う人たち
アトラクションみたいな駅前ロータリーで
敗者の通勤経路
誰かが仕掛けたアラームが鳴り止まない満員電車で
使用資 ....
1.目覚めれば、闇
冷凍睡眠槽で目覚めたら200年後の世界だった。過去人は地球環境を悪化させた犯人だと恨まれて狩られると言われ、天井近い窓から光が射す半地下のコンクリ壁の部屋に隠れている。ボロボ ....
寝つきが悪い猫、寝入る我が狐。
ねつきがわるいねこ ねいるわがきつね
花色の歌。冷たい空いた眼伝う呪い。名は。
はないろのうた つめたいあいためつたうのろい なは
夜空の深み青み奥まり
凝る純白のヒカリ
端の欠けた満月から
うっすら崩れ落ち
鋼のヒビキ浮き立つ
濁声混じり照り輝く
白銀の途 その突端、
二人の幼子包み込み
痩身に白衣 ....
雨が降るごとに窓を閉める
部屋を侵されてはならないから
外との断絶が空間を生む
閉じたものを空間と呼ぶから
では時間は開かれているのだろうか
雨は降るのだろうか
雨は落ちてくるのではな ....
{引用=ハイヒールの足許が男の鼻先を嘲笑う
「欲しければ尾を振ってついておいで」
街の角で ふと女の姿が消えた
「欲しければ、そこで涙をお流し」}
※
天上か ....
{引用=
潤んでいる。日差し。君のその白い面持ち。夏のプールの青さを反映させながら、水面に浸かっている君の、まだ少しだけあどけなさを残した、その朱色のくちびる。水色の水鏡(みかがみ)にそっとくちづけ ....
指の動くままに
信じられない衝動
幕の裏
絶えない笑顔
波、涙、星、鉄道、王
緑の奇跡
走る車
限界、稜線、灰青、橙
自動モード
厚み
引き ....
ずうっと昔、たしかに地上に生きていた誰かの物語を考えてた。白いベッドがあって、船みたいな冷たい影が過ぎていく。あるいはとても未来、そこは冬でもなくて、どんな季節でもない。まだ誰も叩いたことのないタイプ ....
頭の中でグルグルと回ってること
割り切れたらいいでしょう
あまりがでたらどうしようとか
切り捨ててしまおうとか
割り切れないことには
面白いことが含まれて ....
愛のためなら命を捧げよう
でも愛より大切なものがある
それは見えない我が魂
この身は仮の姿だから
いくらでもきみに捧げる
倫理観は拡散する自然を拒絶しているのに
生きる自由は認めているアンバランスの中
僕たちは生まれてそだちながら大人になり
社会がとても窮屈だと感じつつも大人しく
して生きのびていくことを大切 ....
こんな腕じゃウエディングドレス着られないよ
美味しそうな卵焼きだね
でも朝は要らないから
ーー珈琲でいいよ
生きるのと死ぬのと どっちがいい?
岡崎京子の漫画の女の子になり ....
鋼の響きの
わたしを超え
私という魂の
想い出の予感、
渦を巻き破裂し
破裂しては新生し
いよいよ よよよ
うらうら ららら
天のラッパ鳴り響く
ヨクアルアオハル
予感への思い ....
私の睾丸は
溜まりに溜まった
精液で一杯だ
この睾丸を軽くするためには
勃起しなければならない
昔はあの娘のことを
想像するだけで良かったのが
AVを観なけれはダメになり
今では
A ....
感情は初めから歪んでいた、自分以外の誰かと居ると誤差ばかりが目についた、おそらくは幼いころから、欲しいものははっきりしていた、でもそれをどんな風に話せばいいのかわからなかったから詩を書くようになっ ....
死んでも旬でいるために
生はどんよくに波をかく
波うつことで脈ありと
信じていけるその日まで
脈動はきざまれた
きざまれてわかたれた
脈動はわかたれた
わかたれてきざまれた
わたしとあ ....
風が立ち止まると
その樹は息絶えた
葉はみなとけた
地に届くこともなく
夢の中のおたまじゃくしが
絵具のパレットから拭い去られるように
朝は被膜に覆われ
影はみな死産の仔
へその緒 ....
小学生のころのある夏のこと
田舎のじぃちゃんばぁちゃんの家へゆき
なぜか大人用のサンダルで
近所のひまわり畑をまっすぐに走った
むせかえる草花の匂いがし
刺すような太陽が眩し過 ....
実業家であられる
沢田さんのカーコレクション
素晴らしかったです
ありがとうございます
クラッシックカーにスーパーカー
水素や電気自動車など
これだけの自動車をお持ちで
走る喜び ....
その子の瞳に
歪な丸さの ヒが躍る
画用紙の真ん中で
赤み帯びた鮮やかなオレンジは
吠えたける
甘い香りも
緑の葉蔭も
棘のある茎も
パレットに襲って来る溶岩 ....
はじめに言っておきます
私は人を待つのも待たせるのも嫌いです
なので 常に約束の15分前には
待ち合わせ場所にいるようにしています
思えばずっと 待たされてばかりの人生だった気がします ....
大きく裂けた口のある白い顔で笑い
煌びやかな衣を纏った記号が宙を行き交う
吊るされた語彙は真夜中の死体のように重く
暗い羅列が濁点だらけの股間にあった
大好きなキミの瞳を輝かせたいから、
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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