一日一日確実に年を取っていく

死のゴールへと近づく

こんなに怖いことはない
鏡がくすんで歪んでる

そんな心持ちでは
何を見ても聞いても意味がないし

そうやって何でも言葉にするのも
間違ってる
間違っている

こんな風に
今日の俺もひどい顔で


 ....
みかんやりんご、お菓子にパン。

半分こするとき、母は大きい方をくれる。

大きい方をもらって喜ぶ時期を過ぎたころ。

冷たい清水がつと胸の奥に流れて、ほろりと目からこぼれ落ちそうにな ....
パジャマ姿で病室に眠る
その腕を繋ぐ点滴のリズム
どこかで落とした涙のように
揺れるカーテンを眺めて思う

向こうの世界へ飛び出す身体に
大きな羽根を与えてくれないか

お弁当箱にしま ....
お互い地味な性格ですから、ベーシックなものでいいんです、目の前に広げられたデザインの贅を凝らした指輪たちに違和を感じ、一番単純なものを選ぶ、そんな僕たちは本当によく似ている、歳を取ってからも着けるもの .... 僕はタイのドミトリーにいたのだった
蒸し暑い階段を登る時に思う 僕は 今 タイだ
事前に予約しておいたベッドに案内された
白いシーツに横たわると そこに 四角い窓


僕はそして風の入 ....
 毎日見ている通りの街並み

 その変化に気づいていない

 今の景色を目蓋のシャッターで留め置いて

 昔の景色を見るチャンスがあったら気づく

 こんなに変化しているのに

 ....
三二年前に閉鎖された農場の入口、丸太と有刺鉄線の簡素な門の前で、余所者の娘がぼんやりと空を見上げていた、マーゴ・ヘミングウェイみたいな髪型で、痩せぎすののっぽだった、ちょっと引くぐらいどぎつい .... 緑色の葉物4枚差し ネットでの写真サークルは 初飛行
進路も省みず 飛び急ぎ 無我夢中で空撮 投稿の巡航

嵐の真っ黒い 積乱雲へまっしぐら
突然 管制官からの警告 ルール違反の厳しいコメント

進路変更の為 ....
ふわっと骨が溶けた 蒸発する
瞬間みたいな音がした

弦だ

何を語り何で存在するのか愛さないと獲れない

司り

小僧の奏でられるキザな姿
美少年の枠の先端に陰りを静けさ満ちて ....
本棚に何冊かの聖書がある
俺は幸せになったのか
キリスト教はご利益宗教ではない
ならば洗礼を受けて
生きてきたことも良かったのだろう
ただ茨の道であったことは確かである
ひんがしのくにのね 群らない夜は
だれもか大勢の中で たったひとり
回遊魚のように 周回する深夜バス
満員なのに みんな たったひとりきり
だれもが どろりととけた目をして
混雑した車内 ....
水を
飲み干す

きれいに
戻れるの


過去は
穢されて
きれいは
きえはてて


水を
飲み干す

涙も
流れるの


過去の
ゆるせない
じぶんも ....
言葉が見当たりません
気分も沈みっぱなしで
なにを綴ったら良いか

ただもう独りでいたい
さみしいし
変わり者になってしまいますが
そう決めました
ここまで生きてきたのだから
あとは ....

私は詩人ではない。
詩人としての体位に既に私はない。

あの時
ある一葉の詩を見て、詩を書き重ねて、重ねては消して、そしてやっと見つけたある意味での「答え」をネットの詩投稿掲示板 ....
○「郵便局にて」
郵便局に行って
「封書今62円ですよね」といったら
「いえ、82円です」といわれた
封書を見たら82円の切手をちゃんと貼ってあった
なぜ62円と言ったのだろう

○「深 ....
旅にあって
飲めない酒を飲んだ

目の前にひらける黒い雲
灰褐色の光
酩酊船

錨の切れたラテン帆の船
波頭
眩暈

眩暈。

いつしか、酔うのは私なのか
それとも船なの ....
キッチンにて
大きな柿を4等分に切り分けて
手づかみで頬張り
私は猿になる
風が匂い
そのまま森林から抜け出す
あたたかい草原で転んだ
目の前に
健気に花が咲いていた
それは美しい
 ....
透明で早い朝



けむりの匂い

肌につるんと



老いも若きも


夜だけでなくて

朝まで寒くなる

ひと恋しいなど

くだらん洗脳だ


透明 ....
終着駅の空に落陽

飛び立つ鳥と広がる闇

古びた映写機は回り出し

遥かな旅路を振り返る

安寧の中に潜む幸福と

悲愴の陰に佇む光明と

忘却の底に煌く情景を

僅かな ....
宝石が輝く未来を映す
約束をしてる指輪のように

細かい傷さえ命の鼓動を
刻んだ証に選ばれた音

エレベーターの最上階で見る
夜景と同じ眩しさを知っても

転がる釣銭を追い求めてる
 ....
ふねのかたちをした
古い水族館で
ため息が水槽を
曇らせるのを
みたわ


長い魚、丸い魚、群れる魚、ぼっちの魚、
人が知ってる
ありとあらゆる
地球の魚が
目を丸くして
泳い ....
JR線の駅が近い。線路の上にかかる橋の上から通過していく電車の音を聞きながら歩いていた。

もしかしたら余命幾ばくもないかもしれない私の命。
人間の寿命なんて人それぞれに違いがあるけれど一世紀を ....
僕の頭の中はいつも悲観的な妄想でいっぱい
そういう妄想は妄想で終わる

海に来て波に飲まれて慌てるも足が底につき
水嵩は立つと腰ぐらいで海の味も塩辛くない
しばらくしてお風呂のなかだと気づく ....
もうあざやかさにそめあげられた青空が
海に落とされ
凍りつく落下速度の門を
美しく破る波の牙

切り立つ崖の上に立って私の
半生を眼下の海に沈めたい

秋も終わり

歌う虫もいず
 ....
加工されていない人間なんて青い雲が描けない。それは月が悪いわけでも土が悪いわけでもない、ただ星の巡り方が良くなかった。そういう時期の収穫物だった。それだけの事だ。そう言ってほしかった。ただ青い雲が描け .... 石ころになりたかったんです
道のはしっこで
誰の目にもとまらないように
ときどき蹴飛ばされても
誰のことも恨まないような
ちいさな石ころになりたかったんです

たいせつな物は思い出の中に ....
にいにいよんよん
にいよんよん

猫がにいと鳴いてよんと応えるのはハンモックあるいは立て付けの悪い扉にいにいと錆びたノコギリよんよん

時間にばかり目がゆくのはニィ書けないからだと知っている ....
知らない人だらけの教室の中で
周りの会話に耳を傾けていた

誰か話し掛けてこないかな
友達ができたらいいな

一人きりで弁当を食べながら
周りの会話に耳を傾けていた

誰か話し掛けて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
無常迅速zenyam...1*18/10/22 10:30
鏡がくすんで歪んでるAB(なかほ...218/10/22 9:49
半分より小さい天鳥そら4*18/10/22 8:26
ピクニックミナト 螢3*18/10/22 8:25
指輪葉leaf118/10/22 4:21
タイの夜のどこかで番田 4*18/10/22 0:09
気づけない変化佐白光4*18/10/21 23:43
運命のまばたきのしかたホロウ・シカ...2*18/10/21 23:42
パザモ クラリチーナ6018/10/21 23:29
不時着の果にむっちゃん6*18/10/21 23:23
委ねられたバイオリン朝焼彩茜色418/10/21 21:34
イエスを信じてあおいみつる2*18/10/21 21:27
東の国の眠らない夜[group]るるりら15*18/10/21 21:25
犬絵1418/10/21 19:46
神無月あおいみつる8*18/10/21 18:46
『藤井龍平の肉迫』より。ふじりゅう118/10/21 16:37
ボケ三題zenyam...018/10/21 16:13
旅にあってGiovan...4*18/10/21 15:55
キッチンにて腰国改修5*18/10/21 12:03
秋のけむりペペロ118/10/21 9:48
常久1486 1...5*18/10/21 9:43
少年の夜ミナト 螢218/10/21 9:26
名前立見春香1618/10/21 7:33
美空の下に美空の果てにこたきひろし1018/10/21 6:47
手のひらからこぼれ落ちた砂千幸218/10/21 4:34
どうすればよいのかが、わからない秋葉竹1018/10/21 0:05
人間描こう万願寺418/10/20 23:40
未詩・秋のはじまりに橘あまね2018/10/20 23:09
東の国の眠らない夜/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ1*18/10/20 21:16
風使い1486 1...5*18/10/20 19:40

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