吹き飛びそうな夜景に
意識を委ねて 黄昏ている キラキラ
眩しい雨を帯びた 人生の海岸を踏む

言葉が宙を舞って 振り返る隙もなく
嫌われて ていう妄想ばかり 宙を漂って
結局今何もしてい ....
夜中に断水するというのでポットにティーバッグを放り込んでおいた。水出しのお茶を枕元に置いて寝れば水道が使えなくても一安心というわけ。そのまま布団で本を読みながら寝落ちすると、案の定夜中に目が覚めてしま .... ディナーのパスタはボンゴレロッソ
口の周りで太陽が踊る

紙ナプキンに吸い取られた熱が
唇の形をかたどりながら
渡せる相手が未だにいない

テーブルで話す恋人たちは
いつの間に名刺を交 ....
明るい
化物
佇んで
いる
月が
照る
夜道
街灯
白く
光る
佇んで
いる
明るい
化物


土色

こども
たちが
笑い
ながら
夜の
街を
 ....
極極、平凡な毎日です
極極、平凡な暮らしです
私が切に求めてやまないものは

でもね
極極、平凡な毎日や
極極、平凡な暮らしほど
簡単に手には入らないと
よくよく身をもって知らされまし ....
父と焚火をした
何気ない会話なのに
心にグッとくるものがある

燃え盛る炎を見つめて
静かになっていく心

寒さを忘れさせる
焚火をしている周りだけ
暑いぐらい温かい

父の思い ....
 鏡に映る自分の立ち姿にあなたの面影を重ねる。
 こんな秋の夜長には。
 
 家中の時計が鳴り響く。
 おまえは時を刻んでいればよいものを。

 ポーの描いた大鴉か、リヒテルの奏でるラ ....
立っている
緑の丘陵の木の下に
落ちた葉っぱが風に舞う

どこからか聴こえてくる
ギターの練習のメロディー
ほんのすこしだけ
オレンジの香りがする

どの山から舞い降りてきた ....
雨が降った夜、純粋な目で
僕はこの街の水底を覗き込む

難しいネットの海の泳ぎ方
自由すぎて、
なんでもいえそうだった

だれの願いが叶うのだろう?
だれかの願いは
叶って ....
音階の果て
蓬の碧
海の藍
空いている台(うてな)
ユニコーン
あなたの後ろ
自在なる
六観音
こころの雲は晴れ
星が瞬く

世界が回り始め
すべてが光りだす

ただ ただ シンプルに
かろやかに

ブーツには羽が
ダンス ダンス ダンシング

素顔のまま

優しい笑 ....
「私の事を、愛さないで下さい」
帰らない山彦が
その吐息の密度を濃く 豊かに変えた
純白の寝室 貴方のつたう涙に、
少しだけ 少しだけでも触れたかった

微々たるくすみだけで
手入れの ....
こいつ分かってるじゃねえか

本能なのか

統計なのか

確率なのか

こいつ分かってるじゃねえか


いじらしい

可憐な花が

崖っぷちで

海からの

風に ....
色んな言い方が出来る
例えば
「スーパーボランティアのおじいちゃんが
行方不明になる」や
「潰しに行ったアメフト部員が
社会的に潰される」など

私自身は
「自称詩人を殲滅しようとして ....
わたし 娘だった頃 夜歩くのが好きだった
公園の木に挨拶し 
のみならずこっそり名をつけて
木の肌に手を押し当てては 
そっと名前を呼びかけた
誰もいない真夜中ならば 
抱きしめたりもした ....
「誰かーっ、私を助けてくらさーい!」
カメラに向かって叫んでいた
腕の中に
死にかけた長澤まさみはいない
必死に懇願する
ただ一人のオレンジオッサン

「嫌です」

そう言えたなら
 ....
おくびょうなこころ
ふるえる
ふるえる

いたみとかなしみ
つくろえない

とりつくろえば
道化師のようで
なぜかかなしい

わたしの居場所はない
おそろしくて
はずかしくて ....
お金ほど汚ないものはない
お金は善悪清潔不潔を問わず
だれの手にも渡る
なのに
お金を扱って手を洗う人はいない
トイレに行ったら必ず手を洗う人でも
お金を手にしても手は洗わない
中には
 ....
ほら、わたしの胸のまん中に光をすいこむような闇があいていて、
そのうちがわに、花が咲いているでしょう。

ときたま目ぇつむってかおりに訊くんだ、
ああ、この花がうつくしく咲いているのはね
わ ....
小さな鳥の運ぶ養分が 発芽する季節
根っこワークと呼ばれる 薄い表土に群がる
幾つもの感情

母なる大地と 誰が読んだのか
絡めても 絡めても 辿り付けぬ真実に
事実と違わぬ心を一筋  ....
すべて消えてなくなればいい

想いも 愛も
淋しさも悲しみも
ここにいたという軌跡さえ
波にさらわれてしまえばいい

a dream
誰にも知られずに
消えて行く私の言葉たち

 ....
自転車置き場に届く光が
まだ短くて生まれたばかりで

ちょうど髪の毛のような糸が垂れ
サドルにまたがるとすぐに消えた

太ももの上を温める光
こんな所で遊んでいるのかな

動いたら付 ....
一人の女の人のお腹の中に10ヶ月と余りを滞在した
そこから出るまでの間に
私は
何度蹴っただろう
彼女のお腹を

胎児の足で
宿借りの分際で

でも
私が蹴る度に
彼女は自分のお ....
あの日
ポプラはたたずみ
欅は足早に歩いていた
ヤマボウシは落ち着きなく
楠は泣いていた
私は山に向かう
晴れの日に
桜が死んだ
歌う鳥は
誰もいなかった
合唱の空

ひびきあう秋の空

こだまする秋の空

人間という楽器が

羊と鋼と調和する

合唱の空

高らかな優しさと

ぼくとつな犠牲心

人間という楽器が

 ....
腐敗するわたしのなかに

群青がうまれる

空も大地もそれに染まり

わたしは群青にはさまれている


奇跡は誰にでも起きている

どうやらわたしは無用のようだ

不運は群青 ....
自称詩人は
病気だと言えば
許されると思っているが
本当の病人は
病気のことを考えるだけで
病気になりそうなので
他人にペラペラ話すなんて
出来ないんだよ
病気が深刻であれば
あるほ ....
木箱に入り
白い布に包まれた父の骨壺を抱きしめてみる。

次々と浮かぶ
共に過ごした楽しくも懐かしい日々。

一緒に眺めた江の島の海と
鼻先をくすぐる潮風の匂い。
真っ暗な部屋の中に
 ....
49日の晩
家のあちらこちらで
父の気配がする。

(ぎしっ・・・・。ぎしっ・・・・。)と
鳴り響く階段と
広い縁側。

家中の壁を撫でまわし
目を細めながら歩き回る姿が
脳裏に浮 ....
月の溶ける夜は

どんな望みも 叶う気がして

君の

日差しに透かすと

黄緑りがかる 綺麗な瞳に

映り込みたいと

君の

寒い朝に

ほのかに赤く染まる

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
蜂蜜ふじりゅう418/10/27 8:52
ルナ・オービター春日線香218/10/27 8:16
ROSSOミナト 螢3*18/10/27 8:15
ハロウィンのともし火犬絵518/10/27 7:53
極極、平凡な毎日はこたきひろし518/10/27 7:28
焚火が好き夏川ゆう618/10/27 5:21
どこかのレクイエムヒヤシンス11*18/10/27 5:03
冬の便り立見春香518/10/27 4:00
月の味秋葉竹518/10/27 0:07
六観音腰国改修3*18/10/26 23:15
フリーダムあおいみつる4*18/10/26 22:21
体温ふじりゅう118/10/26 22:17
こいつ分かってるじゃねえか吉岡ペペロ518/10/26 21:51
ミイラ取りがミイラになる花形新次2*18/10/26 21:06
木に恋してた娘っ子46U10*18/10/26 21:05
アラブの中心で愛を叫ぶ花形新次018/10/26 20:38
道化師あおいみつる5*18/10/26 17:41
汚ないお金zenyam...1*18/10/26 17:37
花束とへび田中修子8*18/10/26 11:03
ガジュマルのように藤鈴呼0*18/10/26 9:52
a dream未有花12*18/10/26 8:35
ミナト 螢1*18/10/26 8:13
一人の女の人のこたきひろし518/10/26 7:04
晴れの日腰国改修4*18/10/26 4:52
合唱の空ペペロ218/10/26 1:58
群青のサンドイッチ118/10/26 1:55
詐病花形新次018/10/26 1:06
納骨の前夜。梓ゆい118/10/25 22:15
別れの日。018/10/25 22:09
月の溶ける夜は赤椿218/10/25 22:07

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