ソーダ水の
薄い、みず色に光る泡を
優しく、かき混ぜ、溶けるように
わたしの過ぎた惑いを
散らしていった

初夏の早朝に舞い降りる
冷気のビロードで
肌がひんやりする感触が
心地よい ....
蒸発しては
降り注ぐをくりかえす水分が
皮膚のうちがわで行き場を見失って瞳から垂れてくる

しんじゃった友達との記憶が許可無くうろうろする現在
懐かしい鮮やかな
そのときその場所でした匂い ....
令和と命名された4月からの1ヶ月のアイドリング期間は
私の心の中でも生き続けている

私は何度も何度も高い志を掲げてきた
しかし、高い志はダイヤモンドではなく、
傷つきやすい勾玉だ

私 ....
動転する時間の中で
呼吸の仕方をふと忘れて
明日はどこで君と会うのだったろうかと
真剣に考える

手足はバラバラ
思い通りには何一つ動かない身体
持て余して雲を数える
一切れ、二切れ、 ....
口を開ける


口を開ける
ひとつの水滴

口を開ける
氷とキス

口を開ける
はなにつく香

口を開ける
走る空気

口を開ける
したたる小川

口を開ける
さ ....
面倒くさい人間の比喩としては
最高級だと思う
人生どん詰まりの自称詩人
と同格だ
どちらも、気の良い人が
振り向いてくれるまで
執拗に迷惑行為を
繰り返すという意味では
完全に同義語だ ....
熱視線が背中を貫く
ラムネの泡であるかのように
弾けて飛んだ笑顔の片隅
人知れずこびり付いた
青いベタつきは
一瞬にして乾く
嗚呼
一瞬にして乾く


ひらりと紺の戦闘服が
非常 ....
その知らせは
あるいは見ず知らずの番号からの
不吉に鳴り止まぬ着信であり
割り込みの権利を有する特等席の乗客のように
日常をふいに破いて届けられるので
わたしは声を失う

関わりの長 ....
生温かい午後は
初夏の匂いを孕んで
油断させる

眠気を撒き散らし
{ルビ気力=エネルギー}を奪い去り
時間さえも怠惰に流れ行く

束の間
夢を見たような心地を覚え
雷に撃たれたい ....
しろく印した約束
違えないようにと
丁寧に付箋をはがす
いつかの夏のはじまり
まちあわせを繰り返すきせつ
出会わないやさしさ
みどりに染まるかげを
ひたすらに踏みしめてあるく
 ....
2000年活きた思想を知る者たちよ

星雲の目でこの惨状を見よ

わずか365日前に

お前も
お前らも

震撼した恐怖でさえ

忘却してしまう

しらばっくれた態度をと ....
あんたの口癖

どうせ敵わないなら
やらない。とか

どうせ叶わないから
成らない。とか

あんたの言い訳

やらない。成らない。
そんなんじゃない

どうせやれないし成 ....
うつらうつらする
この午後に
鳥は囀ずり
地は照り映え
私の憂鬱と倦怠は
一吹き風に溶けていく

)なんて優しい午後だろう
)遊ぶ子供の声が窓辺から
)うっとりゆっくり流れ込む
) ....
あわ粒に記号をふったり、
オルゴールのはじく金属の突起をおいかける
午後、まだ日のたかい街をうろうろして
存在という妄想を
あじわっている

からだの外がわで
世界と 物事が
 ....
切り取られたくない心情が
白昼の雑踏にまぎれている

いつだって
誘惑は欲を引き連れてくるもの

楽園を失った僕らに
安全地帯などない

この世に微笑みかけたいのなら
たやすく負け ....
ホンコンで芳しい人油の沸騰

一握りの権力のために虚構が踏みにじられようとしている
約束はとうに破綻しているというのに

それでもできるか
それでもできるか

キミの良心に問う
 ....
雷が遠くで鳴っているという事実を
私の手元に彫り込む
なんて事のない世界を見つめている
幻の七色の心地よさも受容し
足の裏の磁石でバランス良く歩く

さらさらした砂の表面を擦る風の ....
どんなに練習しても
練習の成果は得られなかった
鉄棒の逆上がり
何度も挑戦したけれど
出来なかった

だけど
そんな子供はクラスに何人かいた
何人かの一人に私も含まれていた

夕日 ....
で、あずかったトモダチのカレシのイヌがしっぽを揺らすたびに部屋の椅子が倒れて コップが割れて床が濡れて
じょじょに狭いベッドに追い込まれてる

開け放した窓の外は暗いすごく

読み書きを ....
みんなに負けないように
風に向かって自転車を漕いでいる

何かに負けないように
風が吹いていなくても一生懸命漕いでいたから

風が吹かない日には
風の風上に立ったのかと思う

風を感 ....
僕の前で、夜が眠っている

永遠にどこまでも続きそうな橋の真ん中に

巨体をぐっすりと横たえたまま

乗客が僕だけの列車は先に進むことができず

夜の鼾のような発車のベルが響くなかに停 ....
わたしの嘘はわたしがよく知っている
でもわたしの本当なんて
わたしにもわからない

もっと自分をさらけ出せとか
魂の叫びを!などと言われても
わたしにはよくわからない

独りよがりにな ....
ほんとうは
言葉にしたくないんです
大切なものなのです

それは確かにありました

わたしの胸にありました

おいてきた思い出
わすれかけた純なこころ
ひみつのわすれもの

と ....
これは何度目の雨でしょう
濡れた紫陽花を摘みたくなりませんか
忘れたいことが多すぎて
なにから忘れたらいいですか
なにもかもを忘れたら
あなた居なくなってくれますか
忘れたいことが多す ....
「すみません、これは、電車という手首、流れる腹で、通常も足、夜に目なのに頬を待ちました、ですか?」
「はい、これは、電車という手首、流れる腹で、通常も足、夜に目なのに頬を待ちました、です」
「あり ....
石と薔薇、石に薔薇

逃れ去る永遠は
石に薔薇を刻み込み
無数の棘で肉を刺す

失われた日々よ、〃無限の〃想い出よ
この光の午後、
日なたに細やかな模様を編んで
揺れる影はもう無数、
私は眩暈するよなこの現に
微睡み呆けて夢をみる
呆けて赦される夢をみる

〈ああ 娘よ、おまえは何処で何をしている?〉 ....
風がやって来て佇んで声がした
分身であり風である

空気と風のマーブル色彩に増す透明度
エネルギーを分けにやって来て
あなたのやり方で表現する
風が眩しくて初夏の語尾がキラキラと揺れる
 ....
  
  
  死ぬほど人を愛する事が 
  出来たとしたら
  
  二人は燃え尽きて
  この世から
  消えてしまうのだろうか?
  
  
  もしも、愛が
  無償のも ....
暑さくん

そうあわてて走るなよ


まだ梅雨が

はじまってもいないのに



せっかく咲きはじめた

紫陽花たちが

かわいそうだよ


いまバテたら


 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
初夏のリズム長崎螢太5*19/6/19 13:50
ホームスイートホームなんてどこにもなかったからモリマサ公519/6/19 9:24
君よ、高い志を掲げよ足立らどみ2*19/6/19 4:11
人の声三月雨019/6/19 0:13
不足Hose E...019/6/18 23:19
手首を切るブス花形新次019/6/18 21:36
high school girl中原 那由多119/6/18 21:28
知らせLucy3*19/6/18 21:27
ミルキー坂本瞳子4*19/6/18 19:31
まちあわせとやさしさと夏の呼吸かんな719/6/18 18:39
屋根を失った者の悲しみを忘却する奴らへナンモナイデ...4*19/6/18 18:27
どうせ高音など出されない8月生まれの...7*19/6/18 15:52
優しい午後ひだかたけし12*19/6/18 15:33
緊張はるな1219/6/18 15:06
人として生きたいあおいみつる6*19/6/18 14:41
対岸の美に魅せられてナンモナイデ...2*19/6/18 12:30
受容朝焼彩茜色1119/6/18 11:52
否定するこたきひろし519/6/18 0:47
トモダチのカレシのイヌDFW 4*19/6/18 0:45
止まっているように見える小太郎419/6/17 23:49
果てしなきCrawlハァモニィベ...3*19/6/17 21:35
わたしの嘘はわたしがよく知っているLucy9+*19/6/17 21:32
海になってもいいですかあおいみつる11*19/6/17 21:19
紫陽花SIZUKO419/6/17 20:59
いいえ水宮うみ4*19/6/17 18:28
想い出ひだかたけし5*19/6/17 17:06
3*19/6/17 13:57
このエネルギーを受けて朝焼彩茜色9*19/6/17 11:03
【 純愛 】 (逆説)豊嶋祐匠1*19/6/17 10:47
暑さくんst219/6/17 2:25

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