労って
届かない

遠慮して
分からない

そんな夜だから
僕は
もう
本屋で詩集を開かない

頁を開いたとたん
良い作品は
否応なしに
脳裏に直撃するから

理由のない涙が溢れ
店員が心配して近寄ってくるでしょ

恥ずかしいでしょ

***

 ....
俺の魂を


根から洗うような







じゃぶじゃぶと












首根っこをつかまえて





 ....
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形で
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ....
街1

好きでもないまち、でもきらいとまでいかないまちに
好きなきみがいるのはたしかなことだった
きみは本が好きで
きみに好かれている本をわたしはちかいうちに読もうと思っている
風とか、ご ....
陰惨な事件が起きると

テレビでタレントたちが

なぜこういう事件が後を絶たないのかと

怒っているのをよく見かける

なぜ私たちの国では専門家ではなく

タレントが事件を語るのか ....
少し早く出かける
済まないがと
彼がつぶやく

老いた女が項垂れて座り
若い女が水を飲みに立つ

それから彼は黙って
寂しい灯りの並ぶ切通へ
ゆるゆると上って行く

いいのかな ....
深海に人魚の棲みかがある
海面に姿を表すのはそのなかから
女のみ
選ばれし美しい女のみ

男は深海で一生を完結する
らしいのだが
真偽の程はわからない

昔と言っても
いつの昔かは ....
家は子供たちの純粋な土台と

好奇心の屋根で建てられいて、

そして中身は日々集められ、作られる。

ある日には友達との遊びの庭になり、

また人形たちとの会話の丘になり、

ま ....
蒼いテントが揺れている
ドーム状の岩峰が聳えている
真っ黄色な空!走る稲妻!

強烈な雷鳴、耳をつんざき
落雷の波動、脳髄を貫く

割れる、割れる、割れる、割れる
この大地!


 ....
山をのぼるたびあたりまえのことだが

生き物いがいも存在しているこの世界に

山が石で岩でできていることをおもう


日本でにばんめに高い山は北岳だ

連山にあるのに富士山より孤独な ....
誰にも見ることのない深淵で
それは気づくこともない隠された場所で
寿命を終えた星の残骸を探すと言うことだ
望遠鏡をのぞくものには
とても美しく、そして寂しく思えても
それはとっても遠くにあっ ....
孤独って やだなあ
最近の君の口癖

孤独ってさ 結局
誰も信じられないってこと

ちょっとさ いろいろあって
結局さ
中二病のガキどもと
全然変わってないんだよね
いい歳をしたオ ....
金色の朝
私たちは思い違いをしている
実在、スープの値段、猫の恋、明後日の天気など
あらゆる角度に突き立てた仮説がもはや球になって

設計され、建設され、実用され、朽ちてゆき、修繕され、 ....
命が二つか
人生が二回か
ロボットのような再生可能なAI1か

永遠なる宇宙か
深遠なる宇宙か
未知なる宇宙か

幸せか
不幸か
普通か

まじめか
素直か
バカか
 ....
流れてゆく
流れてゆく
二度と無い今日が
流れてゆく

僕は今夜ここで
(小さな舞台で朗読する
 新宿ゴールデン街の老舗「ひしょう」で)
何を待とうか

星の無い夜空を仰ぎ
あて ....
アスファルトの下に張り巡らされた
地下鉄を降り、改札を抜けて
無表情な仮面の人々とすれ違う逆流は
生ぬるい風になり
この頬をなぶる

だが、視える

人波の間を分かれゆく
目の前の道 ....
雪のふりつもる音を
私の耳はとらえているのだろうか

青い夕暮れに白い雪ぱらぱらふるふるもっとふれふれ
夜 雪は少しの光を乱反射してほのかに明るく
しずかに しずかになっていくけれど

 ....
見交わす、
立ちのぼる、
瞳の中の揺らめく樹木
私たちは、いま、もっとも生きている、ということ
強い風に吹きつけられる
一匹の猫が
民家の塀を
豹の速度で駆け登ってゆくさまが見える
掠 ....

貴方は何でも知っているような
気持ちになって明日を迎える
僕には貴方が分からないから
一生懸命、観察している

すべて心開きたいさ、そりゃ
何事も気にせずに歩いてみたいさ

Bo ....
灰色の寂寞に粉雪舞い
無数の記憶と思い出が
白く吐き出されては消えていく
雪の降る街を 雪の降る街を
哀しみだけが追いかけて来る
ドラマは
幸せな終わりかたで
幸せが始まるところで終わった

わたしは
幸せな終わりかたで
ドラマに浸った幸せが終わった

幸せな終わりかたで
幸せが終わりなのだ
タブレットを口へ
冷たい柑橘の匂いが鼻腔を満たす
雪の爪が
空の扉に描く

生まれ故郷の風景、あのころの
笑顔………

オレンジ色の陽射しが
寒くて寒くて震えているこころを
 ....
左側の
下から二本目には
幼い過ちが
絡みついている

右側の
上から四本目には
小狡い鳥が
棲みついている

左側の
上から三本目に
温かい実を
結びつけてくれた人
 ....
【1】
 黎明の森に緑がさらさらと揺れている。
 心の奥であぶくが湧いている。
 しまい忘れた情熱が青く光っている。
 誰かの夢と同じように。

【2】
 闇の中を蠢いていた不安は、 ....
時間が尽きるって
どういうことなンだろうね

別れの時って
そういうもンだろうかね

昨夜は大変だった
息苦しくて
ふらふらしたし
ただぐったり横たわってた

でもなぜか
清々 ....
場所は何処でも
笑顔があれば
愛の空間になる

寛げる場所は愛でいっぱい
ずっと過ごしていたくなる

辛いことがあっても
悪いことがあっても
乗り越えられる

愛の空間は居心地が ....
肉食獣でも
羽虫でも 沢山の
生きる為のエネルギーを
捕食でやっと満たしてる 僕らは
人らしく 生存欲求だけじゃ
もう満足出来なさそう

とぼ とぼ 揺れる
帰宅の行進にwktkする ....
メガネをはずすから
いけないんじゃない?


どれだけ好きなのかの実験を
いつやるのかを
待っている

負けないはず

あなたの優しいところ
あなたのほのぼのとしたところ
あな ....
いつまでも、直らない、
おのが、おのの肉を、喰らい千切る、
悔恨の、
獅子、
もう一度壊して、
また、再合成、
しなければ、ならぬから、
それでも、
正当性を含んだ、
筋繊維で、
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
わかりあえない夜だから砂漠枯119/2/10 23:27
感受性を詩人に捧げる足立らどみ5*19/2/10 23:17
もしもたった一遍でもTAT219/2/10 20:44
〈根源悪〉の原体験(反復改訂)ひだかたけし5*19/2/10 19:22
かなしみにも陽があたるタオル319/2/10 18:22
2分後の世界ペペロ319/2/10 16:38
出立オイタル419/2/10 16:19
さよならをかさねてこたきひろし319/2/10 15:52
フリーダム119/2/10 15:28
境界にてひだかたけし419/2/10 12:54
孤独の山ペペロ1019/2/10 9:07
隠された、かくされたたりぽん(大...219/2/10 1:20
空を青でいっぱいに染めて uminek...2*19/2/9 23:25
金色の朝はるな319/2/9 21:47
質問ナンモナイデ...4*19/2/9 21:46
この夜が明けたら服部 剛319/2/9 21:29
風の道119/2/9 21:11
言雪<ことゆき>田中修子1419/2/9 19:50
みじかい流星Javeli...319/2/9 19:13
Boys be ambitious !足立らどみ4*19/2/9 16:38
雪の降る街を(改訂)ひだかたけし319/2/9 16:20
ハッピーエンドロスイオン019/2/9 12:53
ハチミツ秋葉竹519/2/9 8:36
肋骨nonya17*19/2/9 8:27
小詩メープルコー...3*19/2/9 6:15
ありがとうパン☆どら319/2/9 6:07
愛の空間夏川ゆう319/2/9 5:33
あみだくじの人生の後にふじりゅう019/2/9 4:06
『好き』につける薬立見春香519/2/9 3:56
磔刑Javeli...219/2/9 2:14

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