いやいや、もう
くたびれたね
気がつけば、まあまあな年
そうなんだよね

ここで煙草吸ったよね
あのサイゼリア、なくなっちゃったね
お気に入りの窓際の席
強気な友達とも集まったし
あ ....
自分を醜いとしか思えなくなったら
不浄の池にて体を洗う

全身の嫌悪感で
心技体は整えられ
生誕の叫びと共に
あの頃に戻る

目に入るもの全てが眩しく
泣き叫ぶことしかできない
羞 ....
この夏に北アメリカから来たバックパッカーの女と友人が意気投合して数日を共に過ごした。
駅前の英会話教室に通う友人にとっては願ったりの相手だ。

三人でしこたま酒を呑み、そのまま友人宅で寝た日の朝 ....
はぁ…。

この感情と長く付き合いすぎた
ルービックキューブの色を揃えたかっただけなんだ
しかしまぁ…
とうとうこのままの方が色々おもしろいと思いだした
あと美しいなぁ!。



 ....
メガネ外して
泣きそうなのです

まばたきの
かずだけ心に蝶がいて

夜空がこわくてじぶんを抱きます
消えかけた水平線を引き直す。
竹尺とチャコペン、祖母に借りて。
とことんビターでハードボイルドなミーを、
あの人はまるで母乳のようにマイルドにする。
しまいにミーは、ホワイトチョコレートになっちまう。
ヘルプミー
イケエリカコの発病はショックだった

生命力にあふれた順風満帆な人生しか

彼女には見当たらないようだったから


見た目とか雰囲気とか

そんなものは刻一刻と変わるのだ

それ ....
パリの妖精
第10話「チュイルリー公園の妖精」



木陰に作られた笑顔の巣
移動遊園地も去り
妖精は窪んだ芝生に
ひとつひとつ息を吹き入れる

チュイルリー宮殿はもうない
たく ....
秋の入口に
ミツバチと作った
練り香水が届けられ

夏の出口に
琥珀のとんぼ玉が
髪を束ねてかざられ

いつも喧嘩して
跳ねた髪さえ
真っ直ぐに
妖精の練り香水で
気持 ....
 
          révisé et réaffiché



 極夜の{ルビ惑星=ほし}

 地を這う花々

 争う蝶たち



 眠る海

 砂丘の{ルビ焚書= ....
満月を半分切取って
キノコのように
森の奥深く置く
冷たい森に白い光り
ウサギもキツネも
目を閉じて寄り添い
虫は寝言で歌い始める
薄く羽根一枚ほどの
温かな月の光り
夜明け ....
親知らずが生えてきているらしい。レントゲン写真には横向きに生えた奥歯が白く輝いていて、このまま処置をせずに伸びれば隣の歯に突き当たってしまうのが容易に想像できる。今のうちに抜いておいたほうがいいだろう .... 命、光輝く
命を生け贄として
幸せ、花開く
不幸せを養いとして

どんなに喜びの深い海にも
一粒の涙が
溶けていないということはない










*谷川俊太 ....
ファスナーが馬鹿になった。
昨日までは天才だったのかもしれない。
私の心に一匹の
ジョン・コルトレーンが棲みついて
ジャズを聴かないときも
詩を書かないときも
離れることがない
雲がわくわく湧く
体の外にはみ出して
空に入道雲が
その中に腕を突っ込ん ....
雨滴は弾かれて、空へと帰る。
雨音を一つ一つ、数えている。

ああ、そんなこともしていたんだね……

(タンバリン? そう、それとも?)

都市の空隙を埋める、──
人工のノイズ。
 ....
 梅雨が割れて、──あの灰色のあたり、あそこから落ちてくるのだろう。靄った街のあいだに。そこここに光、それは人の気配であるのだけれど、私を通過していく。私は薄い闇だけを見ている。グレーの綿。あれが灰色 .... 落下するのです。あれは私たちとは別の世界。
誰かが言ったわ。
「生きるためには仕方がないから。
 死にたくないのであれば、相手に悪いなどと思う必要はない」
……そうなのかしら、
とその言葉を ....
蛾がおびただしく舞う
古い白熱電球のもとに
私はうずくまり
鉛の玉を抱えていたのだった

来たる冬はすでに失踪し
魚眼のように現実を見つめている
そして体内に大発生した虫
幼虫の尖 ....
職場で仕事をしたり

恋をしたり夢を語ったり

それらをするのがすべて男だったら

登場人物は少なくてすむ

コンパクトに世界をつかめる

つかんで世界と折り合っていける


 ....
その産声も周囲の空気を震わせて
その場に居合わせた何人かの鼓膜に音を伝えたに違いなかった

その時の周囲の人間の喜びと安堵がどれ程のものであったかと想像しても、すべては遥か昔話だ

本日、選 ....
ひたひたりと障子の裏
板張りの縁側を歩く女の影があった

夢だということはわかっていた
ずいぶん前に引き払ってしまった
もう祖母しか住んでいなかった一軒家

広い仏間には掛け軸も
どこ ....
月の裏に池があったの
あなたは覚えている?
私はクッキーを焼いて
ラズベリーソースをのせた
初めての恋だった
でもあなたは行ってしまった
あの星に種を蒔くと言って
枯れた池を見に ....
パリの妖精
第9話「セーヌ川の妖精」



誰が流してくれたの
子供だろうか恋人かもしれない
マロニエの葉が一枚
セーヌ川をいく

マリー橋の欄干から妖精が
舞い降りて横になり
 ....
 
 
? × ラ 々 Z

I D ラ 木 流

多 川 リ △ ∩ ⊃ 也

2 夏 3 圖

木 乃 伊

亞 儒

2 ヶ







1  ....
宇宙のむこうへ
理想のむこうへ
灰色のむこうへ
迷路のむこうへ
バスのむこうへ

孤独の向こうのかなたへ
道理の向こうのかなたへ
もう少し向こうのかなたへ
思いの向こうの ....
オートバイには
バックギアがないからね
ライダーは前向きにしか
生きられないんだ

オートバイには
ボディがないからね
ライダーは覚悟して
生きているんだ

ライディングでね
人 ....
並木道で
二つに分けた
落ち葉を触れるたび

どんな言葉や
温かい声も

包めなくなった
身体が痛い

過去にしたくないと
思った時
似たような葉っぱ
並べて見える

隙 ....
一旦、ザルにあげておきなよ。
生活に疲れたなら、旅に出たっていいよ。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
お盆、アミーゴスうめバア2*19/8/27 22:59
リセットTwoRiv...1*19/8/27 22:47
北アメリカから来た女末下りょう10*19/8/27 20:38
色々幽霊219/8/27 19:30
夜空がこわい蝶秋葉竹819/8/27 15:35
水平線クーヘン1*19/8/27 12:40
ミルクチョコレート杏っ子219/8/27 11:44
刻一刻函館ドラゴン019/8/27 10:22
チュイルリー公園の妖精丘白月019/8/27 5:47
妖精の練り香水019/8/27 5:45
旅行紀墨晶3*19/8/26 23:01
呼吸する森丘白月219/8/26 21:47
抜歯の周辺春日線香219/8/26 18:36
命、輝いて*ひだかたけし8+*19/8/26 16:56
ファスナークーヘン6*19/8/26 11:33
supremeやまうちあつ...119/8/26 11:19
(無題)la_fem...2*19/8/26 8:54
あれが灰色の海であれば3*19/8/26 8:51
コーヒーだけなんです2*19/8/26 8:50
野紺菊山人4*19/8/26 6:24
多能工時代のせれなーで函館ドラゴン119/8/25 23:50
自分が産まれたのって、いつだっけ?こたきひろし319/8/25 23:36
ひたひたりSeia119/8/25 21:59
ラズベリーの妖精丘白月119/8/25 19:50
セーヌ川の妖精019/8/25 18:52
[group]墨晶1*19/8/25 17:41
果て、よりAB(なかほ...1*19/8/25 16:55
バックギアはいらないイオン2*19/8/25 16:24
赤面ミナト 螢019/8/25 13:44
ザルクーヘン7*19/8/25 10:54

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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