絵具をのばして色を確かめる
書物の行方をめくってみる
思いつく言葉の先に何があるのか
風はどこから吹いているのか


水辺の四頭の馬
あの時なくしたものは戻って来ない
あの時はなした指 ....
一握りの朝が
窓をすり抜けてこの部屋に入って来る

朝焼けの美しさとは永遠に近いんだから
その朝は遠慮なく
トランペットで
だれもが起き出すやさしいメロディーを
奏でてくれればい ....
時折
窓の外にやってくる
小さな鳥
カーテンごしのシルエット
じっと佇んでいる

窓を開け放って
歌っていると
鳴き声が聞こえる
歌うのをやめると
静かになる
再び歌うと囀りはじ ....
ぽっとひろがる
無限の感触
記憶の奥まり
記憶を抜けて
あの世と繋がり

真っ白になった魂、

もわんとつつむ
あの世の感触
揺れて揺らいで
夏の熱気に曝され
夢見がちに覚醒し ....
こうして日々
人から離れて一人で暮らしていると
自らの存在が希薄になって
空気のなかに溶けてしまいそうに思えてくる
きっと僕は 世界から隠されてある

隠されたもの
それをオカルトと呼ぶ ....
○「雨上がり」
雨上がりのお日様は
心にしみる
心も日本晴れ

○「最高の能力」
愛する能力と考える能力は
人間に与えられた最高の能力である
生かさないといけない

○「立場と意見 ....
あの日みた映画の話しは覚えていない
たぶん外は小雨が降っていた
隣の席に座ったコート姿の貴女は
しっとりと肩まで伸びた黒い髪に
その日風邪をこじらせていた僕のあたまに
朦朧とした熱い ....
四月に種を撒いたヒマワリは
梅雨のさなかに大輪の花を咲かせ
真夏の太陽を待たずに萎れ始めた

虫食いの穴だらけの大きな葉には
小さな小さな{ルビ精霊蝗=ショウリョウバッタ}が二匹
同じ方を ....
ついに、
投下されてしまった、
夏、
という爆弾の、
じりじりとアスファルトが焦げ付いてゆくような、
そして、
その熱波をさらに助長してゆくかのような、
せわしない、
蝉たちのなきごえ ....
― あのぅ すみません
  コトバに効く薬ありませんか ―
     コトバに効く薬ですか
     はぁ そういったものは
     当店では取り扱っておりませんねぇ
     外用薬 ....
 サワサワと吹く松の風
 ふと目をあげたら
 海に迫る山肌に
 薄い雪

 尽きる事のない様に見える
 波のたゆたいは
 その胎内に微生物の死骸がまっしろく
 降りつづけるのを感じてい ....
人には言えない
その願望を
持て余すごとに
花を植えよう

白のプランターに小さいお花

黒のプランターに寒色のお花

摘んで
手折って
咲かせて
蒔いて

百八日目を ....
夕暮れ
道を失った
木々の間を歩く
コンパスは狂い
足はもつれ
命の行方も危うい

計画も装備もなく
闇雲に動いて
葉先で皮膚を切り
悲鳴をあげる

闇が迫り
足音だけが響く ....
君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
巖をとなりて
その巖を
民主主義者や
共産主義者や
ありとあらゆる
コンプラ馬鹿や
ハラスメント馬鹿どもの
頭蓋骨に打ち付けて
砕け散った
 ....
思考の宇宙
否 、
宇宙の思考
目標を眼差す巨大な意志の営み
未定形なウネリ、カタチ為さんと 
発動されるその瞬間から、

 立ち木たちの裸に緑
  もさもさ纏い繁り始め
   緑の ....
○「同級生の死」
去年の6月は
中学からの親友K君が亡くなり
おとといは同じく中学からの親友I君が亡くなった
同級生の死はこたえる
次は俺かなと思う

○「丁寧な説明」
よく丁寧な説明 ....
海岸の近くで知性や力について考えていた力の頂点にはいつの日かの幼げな自分がいた知性はまだ頂点に達してない、それが私だったまるで大きかったはずの私は、新たな術を身につける為、小さくなったようだ

「 ....
人生は
ひとつの
物語
できるだけ味わい楽しもう
このいのちの物語を



このいのちに従い
その時その時に
一つ一つを
していくだけだ
このいのち果てるまで
vanitas vanitatum.
空虚の空虚。
(『ギリシア・ラテン引用語辭典』)

そこにあるものは空虚。
(ロジャー・ゼラズニイ『いまこそ力は来たりて』浅倉久志訳)

詩人はひ ....
 字をかく
 筆先の弾力が
 未知の世界に突入する

 柔らかくしなりながら
 墨は、
 濃く薄く線を描く
{引用=ヴァイブレーションに充ちた 
小さな愛の告白を
嘲笑うべきではなか ....
さぁ今日はこれから復讐だと息巻き
コテンパンの返り討ちの目に遭うのが好きなボクは
今年の夏も
架空の敵に押し寄せ
架空の返り討ちに遭っている
復讐の完遂だけを誓うボクの夢想家としての血は
 ....
これ、タイトルだけで引かれるうただよね。
そして内容も、引かれるうただよね。
─────────────────────────────────

 「蛇の詩」

吐き棄てたくて
 ....
君の耳にだけ寄せる波がある
その波に織り込まれた風を聴きながら
君は眠る
あるいは踊る

フォスフォラスが鏡に映れば
ヘスペラスになり
ヘスペラスが鏡に写れば
フォスフォラ ....
流れていく と、あなたはおもう
はいってくる、とわたしはおもう

赤く腫れた心臓が、
あなたに悪さをするのです

あはたは、苦しそうに
開示するけど

それはわたしの仕事じゃな ....
あなたが見てきた髪の毛を
とうとう削ぎ切ってしまった
あっけなくあっさりと
思い出がぱらぱら落ちていき
掃かれて

さあ新しい自分になる
とはぜんぜん思わない
それでも少しずつ
 ....
生きている限り
人は何度でも死ねる
だから毎日死んだつもりで
生きている
歯を磨きながら
鏡に映る顔を見つめる
可哀想な感じの眉毛

嗚呼
私は困っているのか

鏡の中の私が
助けを求めている

どうすればいい?

頭の中は真っ白
眉毛は益々可哀想 ....
金環月食は頸に金色の輪を作る
暗闇に浮かぶ白い歯列は音を立てて笑う
束ねられた髪の彫像が風に靡き
谷底に落ちたハーモニカが鈍い音を奏でる
君の撫子色の山脈のような尻が
彼の腰に火をつけ炎は大 ....
閉塞した今に
嘔吐をつまらせて出来る沈黙
それでできた私
沈黙は同時に叫び
喉の奥で雷が轟々と燃える
叫びは同意に射精
身体の内部で撃鉄が下り
内的衝撃で顔が曲歪んで捩じ切れた
真白な ....
事実は記憶は
捏造・抑圧され得る

   けれど 、

魂の深奥に刻み込まれた
想いは決して変えられない




無数の影 踊って居るよ
意識の視界に深奥から

 幾つも幾 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
水辺の四頭の馬石瀬琳々9*24/7/17 5:07
そのままのままで秋葉竹324/7/16 22:38
鳥と歌う524/7/16 18:40
覚醒夢と無限ひだかたけし424/7/16 18:13
日記(オカルト)岡部淳太郎324/7/16 13:12
独り言7.16zenyam...2*24/7/16 10:44
微熱アラガイs8*24/7/16 5:16
ヒマワリヒロセマコト16*24/7/16 0:22
平和公園本田憲嵩1024/7/15 22:29
処方箋涙(ルイ)224/7/15 21:59
朱夏のなぎさリリー10*24/7/15 20:52
僕の遺灰を三月雨624/7/15 20:32
BASE424/7/15 18:40
君が代花形新次124/7/15 18:22
ウネリ、カタチ為す季にひだかたけし224/7/15 17:47
独り言7.15zenyam...2*24/7/15 16:03
上を向く手[group]陽向(2躯-...424/7/15 13:39
※五行歌 二首「人生は ひとつの 物語」こしごえ3*24/7/15 12:57
The Great Gig In The Sky。 田中宏輔6*24/7/15 12:55
砂の橋リリー5*24/7/15 11:50
復讐の夏soft_m...324/7/15 11:35
蛇の詩秋葉竹124/7/15 11:30
塔野夏子6*24/7/15 9:57
ビールはるな124/7/15 6:12
余韻唐草フウ5*24/7/14 20:53
不死リィ024/7/14 19:27
鏡の中の私324/7/14 19:23
顎の下に揃う8枚の爪、夜に浮かぶ英田224/7/14 18:03
嘔吐を詰まらせて出来る沈黙ー絶叫224/7/14 17:55
五行歌、想い達ひだかたけし324/7/14 17:47

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