少年が絶望を知るには早すぎた

下駄箱の中のパン屑 やせ細った体
一人ぼっちの登下校 あざだらけの顔

踏みつけられて突っ伏した地面から見上げた林間学校の夜空 ネオンライトのない
その自ら ....
大事なことを
言わずに別れる
そんな癖が付く
消える変化球

指に挟むのが
指なら良かった

言葉の画鋲で
心を留める

動かないように
風は遠慮しろ
  
  
  
  
  子供は
  
  煙草を吸って
  
  大人になった気になって。
  
  
  
  男は
  
  乳首を吸って
  
  偉くなった ....
あおぞら
シーツが風に舞っている


ひとり
取り残された午後
しろい夢は
触れても何も感じえない


ただ繰り返す呼吸


紋白蝶がふわりと
青に透けて
ひらりひらり舞 ....
ぼけた雲がニヤニヤしながら見下ろしている
2~3時間の命しかないロウソクが
辛うじて火柱を存命させているような
静かな私たち
線香花火の真ん中で
大海を泳いでいる

誰も助言なんかしちゃ ....
【さかくだり】
     
あの懐かしい橋を渡れば
蛙のひしめく道がある
いきものを ころさないように
体が傾むく川下にむかって
足をゆっくりと あるく 

あの懐かしい橋を見下ろせば ....
三日ぶりに入ったその部屋であなたは
やはり窓のそばに座っていて
あなたの世界は四階の窓から見える
この建物の北側のビル群と
真下を通る車の音
時折近づいてくる救急車まで

首だけをこちら ....
この静かな倉庫に

書き溜めておいて

オイラの今の言葉が

過去の言葉にのり

また他の場所で開花してゆく

誤字脱字、語尾外し、

オイラの毎日をまた彩り

他の場所で ....
君が言葉に詰まった、数秒間。
その時間を、僕はきっと死ぬまで忘れないと思う。
僕にとってあの瞬間は、人に心があることの証明だ。
世界が美しいことの証明だ。

悲しみとは未だに仲良くできない。 ....
辺鄙な山あいを川が流れていた
普段は大人しい川。水嵩は少なかった。

その辺りは地図の上では町と村の境目。
上流が村で下流が町だった。県道が一本中央を貫いていて町と村を繋いでいた。
もしその ....
あなたのはなす言葉一つで僕は苦しんでしまう。あなたの苦しみを感じると、どうすることもできないっていう無力感に苛まれる。あなたが笑って生きられるなら僕は死んでも良いよ。僕はあなたの隣に居れない。あなたの .... 世界の終わりみたいに酒のんで寝てます
いつでも電話してください
長い休みをもらったのでありとあらゆる友人に
メッセージを送った
もう少しでセミが地べたから湧いて出る

君らはなにか勘違いを ....
精神の滅形が
赤そして黄色
青へ
そして赤へ
また黄色へ
幅5メートルの横断歩道に
100万人の腕が

そして左
また右へ
風が吹いてやんで
また吹いて
何度目かの誕生日を数 ....
連続殺人鬼を殺したら
連続記録が引き継げるとしたら
連続殺人鬼を地下通路に追い込んで
殺ってしまえばいいのだけれど

あいにく俺は
別のギネス記録に挑戦中だから

運が良かったと思え、 ....
アタシが死んでしまったら
天国なのかな地獄かな
それとも生きてる時みたく
中途半端に彷徨うのかな

朝の光に追い立てられて
真昼の街を漂って
夕暮れ時の原っぱで
血塗れの空を見るのかな ....
きみの心臓
サテンの雫
パールのマチ針で
小刻みにタックを寄せて

ずらさないようミシンで縫えば
ほら丸い

きみの吐息

ぬめりとして手によく馴染む
暗いところで静かに光る ....
病室が
まあるくしかくく転がって
赤子と死者が廻ります
消えない汚れは
ないけれど
拭えど
壁は白いから

窓を描きます
朝には消えてしまうけど

指に天体を絡めたら
柔しい繭 ....
点と点を線で結んだ
点と点の距離は彼方
いつの間にか近づいて
星座が浮かび上がったように
君がそこに立っていた

(二回の手拍子)

感電したかのように痙攣
静まり返った0.5秒、そ ....
優しくなりたいとは思わない。優しくなくても、構わないと思う。
人生で人に与えられる優しさには、きっと限りがある。
無理に優しくしようとしても、限度を越えると押し付けになるように感じる。
僕の優し ....
桜の花を消した緑の炎
丘の上で震える
5月
雲は海に溶けて
この青空にはない

良い匂いのする風

僕を動かしている
レモン
レモン
また一枚
シャツが脱がされていく
5 ....
誰も皆 全能の神には成れないのだから





自分がせめてジャッジする側には回れると思う事も止 ....
今日は今日の風に吹かれて
明日は明日の風が吹く

嫌なことには、こだわらず
振り返らずに 亀さんのように
のんびり 前へ 前へ
進むのさ

大空を仰ぎ 地を歩め

花も、雨も、雷も ....
なぜ外で誰に会うこともないのだろう
自転車の上で 終わっていく午後
僕は悲しげな顔をして
週末は 暗い風景を 誰に会うこともなく


きっと 明るい 青い空だった
あれは 外の仕事をまだ ....
  
  
  
  タイムマシンに乗れたなら
  
  
  宇宙の誕生も、恐竜の時代も選ばない。
  
  
  タイムスリップの目盛りは、マイナス1日。
  
  
   ....
「人は後ろ向きでしか進めない」と
偉い人が言ってました
だから時間のずっと先に行っても
私たちは過去を見ています

あんなに苦しかったことも
今から見ると
蚊に刺されたぐらい
些細に思 ....
人生夢見て 歩むべし

それが選んだ 道ならば

俺が つらぬき通すだけ、

世間は馬鹿と呼ぶけれど

  なってみやがれ!
 この馬鹿に!!
{引用=片想いをしていたころ、よく浜辺に行ってわたしを砂にうめました。

潮の満ち干をかんじながら、血をながすからだをはずかしいとおもいました。

恥ずかしかったのです。ひとばんじ ....
{引用=やせていくわたし椅子の上にでもかけておいて
そ 室内干しでいい

こんな時はメロンパンをたべるの
歯の裏にくっつくうっとうしさがばかげててすき

生きてるかんじする?しない ....
ある夜
死んでしまつた

畳の上に食べかけの芋がころがつてゐる

その横におれがころがつてゐる

目をとぢることも
ひらくこともできない

お迎へもこない

月の光 ....
時の涙が
気体になって
空に昇って
初夏になり

まだしょんぼりと
してますか

改悛など野暮
信心もなし
そのまま行けよ
分かれ道

冷静な 過月の月も 笑っているよ

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
少年橘 紫苑219/5/8 21:14
キャッチボールミナト 螢119/5/8 19:14
【 吸い切る 】豊嶋祐匠1*19/5/8 16:38
青空あおいみつる12+*19/5/8 13:41
初化粧#2ふじりゅう019/5/8 12:09
くだるるるりら16*19/5/8 10:08
だから高林 光519/5/8 9:17
運営さんに感謝よーかん319/5/8 8:19
水宮うみ1*19/5/8 7:44
川が蛇になってこたきひろし319/5/8 7:13
名前のない感情武下愛1*19/5/8 5:47
魅了の手順竜門勇気3*19/5/8 2:37
精神次代作吾119/5/7 23:55
地下通路にいるチカチーロ花形新次119/5/7 23:25
OFFもとこ519/5/7 23:04
きみの心臓三月雨4*19/5/7 22:59
海原を編む秋良719/5/7 22:18
点と線と君と中原 那由多419/5/7 21:32
水宮うみ2*19/5/7 20:09
5月ゴデル4*19/5/7 17:55
ブノワ・ポールヴールドTAT219/5/7 9:30
今日は今日の風に吹かれて。八木ヒロマサ119/5/7 7:22
四十五歳のサンセット番田 119/5/6 22:02
【 タイムマシン 】豊嶋祐匠2*19/5/6 21:28
明日を見ないで花形新次319/5/6 19:38
夜露死苦八木ヒロマサ019/5/6 17:46
はつ恋羽衣なつの9*19/5/6 17:25
メロンパン10+*19/5/6 17:23
永遠石村21*19/5/6 16:50
季節の変わり目りゅうさん119/5/6 13:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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