{引用=ちいさい音ですね

しってますよ、草むらのなかです

(ひとはいつか 虫になる、のでしょう)


わたしは音に、よびかけます

海に行ったこと、ありますか

 ....
金八先生でメインを張っていた

あまり注目されないシリーズだったが
すべてのシリーズを通して
私の一番好きなセリフは
金八先生が彼女の両親に向けて放った
「いつまで男と女やってんだ!」だ
 ....
縮れた葉っぱに青虫が転げて
砂利の中に風格ある化石もどき

静かな空におじいさんのくしゃみ
ドクダミの鼻にキッス

川の流れのようなワンピースを着て
牛糞香る路地をのんびり散歩

無 ....
野暮な言葉を並べたて

花にも 鳥にも
 風にも
    月にも
女にも 

こころ動かされることなく
ああ無感動
無感覚

のっぺらぼうなわたし



真夜中の赤い月を ....
皐月の爽やかな空のもと
あきらめ切れないどす黒い欲望が
私を飲み込もうとしている

虚栄と貪欲の渦の中に巻き込まれ
それを手放せば楽になれるだろうに
幸せになれるのに
我欲が、肉がそれを ....
手を
引かれて見知った町を歩く
老いた漁師の赤らんだ手が
まぁ、まぁ、呑んでいきな、と手まねく

あすこの地蔵、おどしの地蔵さん、脅しな
明治の頃、沢山の人がコレラで死んだ
焼き場はい ....
おれが居たんは楽園とかいう果樹園やが
アホウな鳥が啄んだあげく
雲ん上で糞ひり出したもんだから
おれは泥ん中に落ちちまってよ
隣で生ってたあいつらあ
灼然な御神木だとか
世界一臭え花だとか ....
人前では笑わなかった
笑えなかった
あの頃
何でだろ?
解答はみつからなかった

一言で片づけるなら
ネガティブな性格だった
それに相当する顔が出来上がっていて
どうやっても剥がせな ....
僕は昔から変人に寄っていくところがあった
しかしもうそれを改めたいと思う

フェイスブックに自撮りの写真を頻繁に
文字を書けば意味不明な妄言ばかり

明らかにおかしい
それもそのはず、狂 ....
警告:これは朗読すると幽霊に取り憑かれる小説です。
道徳の先生を陵辱してるからR-18に指定される。
男子中学生はバカだからみんな年齢を偽って本屋さんに走る。
被害にあった教師は汚れたまま山に放 ....
比喩じゃないんだ
信じてくれ
真っ青な草が生えた丘を見た
八月の初め頃の話だ
僕は何もかもが嫌になっていた
(よくある話だ)
家のドアを蹴飛ばすように開けて
外に飛び出した

す ....
まだ、崩れていない膝がふるえている
わずかにたわみ、重みにたえているのか
生きてきた時間といま生きている時間に
ふるえながらも踏みだし、よろめき
それでも倒れない、屈するたびに
なんどまた伸 ....
人を語るには 背骨が足らず
陽を仰ぐには 背は歪み
背中のまあるい 雑草猫も
綺麗な姿勢を しているのに

祖父と思しき 影を落としつ
奥より垂れる 奇妙な方角
暗澹たる 手相に敷かれ ....
殴る、
蹴る、
電話が鳴る、
ルルルルルルルル
ルルルルルルルル
前歯が折れる
その顔で笑ってやる
生きてやる
まだまだ、生きてやる
電話が鳴る、
ルルルルルルルル
ルルルルルル ....
即興で詩を楽しむサイト 即興ゴルコンダに 題をwillさんが だされたものです。時間ぎりぎりまで ねばったのですが、時間内に書けたものは私としては不完全燃焼だったのです。すこしは自分に満足したくて、結 .... 母が静かに佇み
やわらかな星々に横たわると
夜が落下する速度で
慈しみと憎しみが揺れ動く
母の季節が訪れるとき
夏と冬が行き来して
子どもたちは春と秋を奪い合う


「あんたは身 ....
てのひらに
零れてしまったら

死産でしょうね、きっと

背骨が裂ける瞬間より
翅を広げず、駆け出した


(荒野の果てで
空を背負って暮らします)


わたしは粗野で
 ....
先生の一言にさめざめと泣き崩れ
大好きな先生を嫌いたい夜を走りますよ

愛情嫉妬の量を間違えてメラメラ音を立てて
燃える純情ごころも大嫌いっていいますよ

各個の自我が邪魔になるって心の壁 ....
 
医師と口論したので病室にいるのが嫌になった

リネン室に忍び込む

誰かが寝起きしている形跡があった

やむなく 病院を出ることにした

二階の小田急線直通の改札口からホームに降 ....
   


ながりゆるみじぬあてぃん    流りゆる水ぬ在てぃん
がれちぬあとぅんかい      瓦礫ぬ跡んかい
りんどうぬはなぬさちゅる    竜胆ぬ花ぬ咲ちゅる
ゆちゅぬさちや     ....
スカイツリーが指を立てている
俺がナンバーワンだって

勘違いしないでほしい
そこの電柱のほうがずっとすごいぞ

おごるなよ
{引用=天使ちゃんです。

わたしの部屋の窓にすわっています。

毎朝十五分、ラッパの練習をしてから、かえっていきます。

絵をかくのがすきです。

神さまに見られるのがこ ....
 姉の夢の中で、私は花束を喰いちぎりながら、踊っている。姉は洗い晒しのギンガムチェックのワンピースを着て、縫い針を一本、手にかざしている。

 姉の左眼に黒い穴が開き、私はそこにきれいな水 ....
静けさ
ちょこんと
座っている
気付けば
夜底に
座っている

私は寝床を整える
不眠の昨夜を払うように
新しいシーツで敷布団を包み
黄色い朝の喧騒に
心の奥処の祭壇が
荒らさ ....
右手でくるぶしを握り左手で靴を掴む。脱ごうとするが脱げない。今度は両手で引っ張ってみる。でも脱げない。を、繰り返すエストラゴンあるいは弟が叫ぶ。どうにもならん! いやそうかもしれん、まあ考えてみろ。と .... 全ての行為の原因がひとつの欲望に帰されるなら、



その欲望はは、さらに愛に帰結するだろう。



ひとりだ。



しかし、こんなに荘厳で、聖なる気持ちに満たされて。

 ....
ハーレー・ダビッドソンに跨った売女が陽の当たる大通りで存分にハンドルを振り回しているころ、西のほうの古いアーケードじゃ昨日そこでショットガンを撃ちまくって逃げている少年のニュースでもちきりだった、 .... 遠い火をみつめている
どこにいても遥か彼方で
ゆらぐこともなく燃えている

あそこを目指していたはずなのだ
臍の下あたりで、眼球のうしろで
わたしのいつ果てるかわからない
火が求めている ....
天国へは針の穴を抜けていくらしい
むかし誰かに教わって
なるほどな
と思った

勿論
遺体が
針の穴を抜けられる訳がない
でも
霊とか魂ならば抜けられるだろう

私もいつか死なな ....
風が担う祝祭の神輿

白蝶ひとひら
    またひとひら

もつれ ほどけて
    また結ばれて

あどけない水の声
    まろぶ 光の鈴

うたたねの距離
 雲雀につられ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
羽衣なつの18*19/5/22 21:33
小嶺麗奈花形新次019/5/22 19:07
楽しいね 楽しいや印あかり10*19/5/22 18:02
鬼と赤い月あおいみつる419/5/22 14:58
橋の上から見た川面219/5/22 13:47
帆場蔵人719/5/22 13:43
蓮になりてえ新染因循8*19/5/22 11:07
はぶかれてシカトされてたあの頃のこたきひろし219/5/22 5:57
変人に別れを告げてりゅうさん119/5/22 4:04
殺しの断章24ああああ019/5/22 0:34
トゥルー・ソニック竜門勇気3*19/5/22 0:24
膝の虚(うろ)帆場蔵人619/5/22 0:04
背骨ルラ4*19/5/21 21:09
ストレートプレイatsuch...2*19/5/21 14:50
十三夜月のくるぶし /即興ゴルコンダ(仮)に提出したものを改 ...[group]るるりら10*19/5/21 10:22
母の季節は夏と冬かんな7*19/5/21 9:26
秋良319/5/21 9:13
ペイン・イン・マイハート秋葉竹719/5/21 6:05
新宿三丁目北里大学病院墨晶6*19/5/20 23:50
流りゆるAB(なかほ...2*19/5/20 22:31
スカイツリー(遠景より)TwoRiv...0*19/5/20 22:30
五月の朝羽衣なつの7*19/5/20 14:28
クリームソーダ7*19/5/20 14:27
静けさ、ちょこんとひだかたけし1619/5/20 0:08
十三夜月のくるぶし/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ1*19/5/20 0:06
真の愛の幻影viraj119/5/19 22:41
知らない道で親し気に話しかけてきた男ホロウ・シカ...3*19/5/19 22:32
遠い火をみつめて帆場蔵人11*19/5/19 19:56
天国へはいけそうにないこたきひろし319/5/19 19:38
陽炎ただのみきや13*19/5/19 18:49

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