雨音が鬱陶しい
でも静かな感じもあり
梅雨は不思議
窓の外の雨の町は哀しそう
そのように心が見せている
何となく停滞気味な
恋は湿りがちで重くなる
読みかけの小説
先が読め ....
ぼくの友だちが
ぼくの友だちが
手をつなごうって
やって来た
ぼくは友だちと
ぼくは友だちと
手をつないで
遊んじゃった
世界はひとつだ
地球儀はクルクル回つてる
ぼく ....
私は終始
得体のしれない不安に付きまとわれていた
なんてね
そんな言葉をずっと文字してみたかった
まるで売れない純文学作家の小説のテーマみたいだな
学校とか職業とか
異性遍歴とか
過 ....
雨と雨との距離を測りかねて
戸惑いに揺れる傘は
五月の鋭敏にやられた心です
ビル街はところにより墓地のよう
予報どおりに雨は止みました
枯れかけた花束の空ですけれど
新緑が瑞々しいですね
....
あたし、真行寺っていうんです
真行寺愛亜理っていうんです
愛亜理って書いて
メアリって読むんです
(うふっ、キラキラネームっ❤️)
そんなあたし、
誰にも話したことない秘密があるんです ....
日本現代クサレ自称詩人会中野支部では
ホームページでクサレ自称詩の投稿を
受け付けています
女性の場合は
クサレ自称詩にクサレ顔とクサレ局部の
クサレ画像を
添えて頂ければ
エロ画像サイ ....
ふとした事で何かを忘れる
記憶なんてものは都合がいいもんで
いつも自分が自分を忘れ
都合の悪い心を残したまま
今も私は私を置いたまま
知らない誰かを自分と思い込んで
わたしの真似をする
....
この春、親友が死んだ。自死かどうかは重要ではなく、重要なのはそこで一つの世界が終わったということだ。親友の死とともに、私と親友とが共に存在する世界が終焉したのだ。世界の終焉とはこのように唐突に訪れ ....
{引用=
人形が落ちていきました
夏の、空に。
アイスクリームがとけるまで待てなかったのです。
お猿の絵をかいていた女の子が
「待って」
と ちいさくさけん ....
太陽の匂いを
嗅げそうな気がして
空を見上げて見るのだけど
青い空が拡がっていて
その中でも太陽は誇らしげに
強い光を放っていて
眩しくって
目が眩みそうで
それでも頑張って
目を見 ....
ぎらぎらと陽が照っている
草木が緑に燃えている
世界はゆらゆらと揺れている
折しも二匹の紋白蝶が
絡み交わり輪を描き
白々と視界を過っていく
いったい何処へ行くのだろう?
自ら描 ....
地下生活の思い出
マンホールチルドレンたちの息づかい
アイスクリームをみっつ買う
太陽を傷つけた
酒は飲まないことも苦しかったし
飲んだあとも楽ではなくて苦しかった
....
いつもよりかすかに
いつもより明るい
夜の水のさえずり
手のひらの暗がり
鏡のなかにひらく傘
夜に向かう硝子の群れは
陽の名 月の名
星の名を問い
果 ....
おもえば随分我儘だったもんだ
思い通りにならないようなとき
それでも他のために祈れるのか
からくりランドは目に見えない
こころの体験のなかにしかない
試せよ試せちりぬ ....
【無しって概念は無しって話】
いつも何かを選ぶ時に思う
僕は優柔不断でありながら
白か、黒か
表か、裏か
はい。か、いいえ。か
はっきりとはさせ ....
* * * * * * *
灰色の部屋の中で ボールペンが、白い紙を見つめたまま下を向いている
公園では 樹々が空に向かって上を見上げている
夏が もうすぐそこに落下する
* ....
私が
この世に生を受けた理由?
それは
生きるため
ただ それだけ
難しく考えるから良くないの
哲学は考える事が哲学
答えのない事を
ぐるぐるぐるぐる
朝から晩まで
みんな ....
北の豚まんと仲良くしようとする
韓国の左派政権って
得体が知れなくて昔から大嫌いだ
金玉大中(ケーシー高峰談)とか
崖の上のムヒョンとかさ
こいつら見えないところでは
豚まん一族に平伏して ....
いつの時代も白い蝶は飛ぶ
記憶の境目チクチクと縫って
軌道を見ている夜が好きだった
置き忘れて来た大事な言葉を
腕時計のリューズで巻き戻す
微笑みのようなそれは涙だ
甘い匂 ....
俺は嫁をこよなく愛している
二人の娘もこよなく愛している
つもりだけれど
果たしてその愛情の
重さ深さ大きさを現実には計れてはいない
およそなのだ
曖昧なのだ
いい加減かもしれないの ....
台風が上陸していた
一人住まいのアパートの部屋
ドアの外側に得体のしれない何者かが立っている
右手に凶器の斧を持っていた
ゴーゴーと激しい風が吹き荒れて
ザーザーと激しい雨が降り続いてい ....
滔の海を見ました。かれのたましいはそこに転がっているように思えたコンクリートの路地裏があったのだけど、そうじゃなくて、本当は海みたいに手でかたちづくれないものの合間に挟まっているんだと思えました。残さ ....
裏切られて 裏切られて
恋の代わりに
安らかな呼吸を信じよう
あたかも にじんだ少女が
色彩に埋もれるように
粒子のざらついた日光が
ピントのきかない景色を
さらにまだらに削ってから ....
あらゆる行為を禁じられ
私は北極に立っているかのように感じた
もし周りの全てが敵だとしたら
頼れるのは
私自身とあの人の思い出だけ
そう思ってきた孤独な年月
何もなくても朝日を迎えないこと ....
辛い痛いやってらんない
ねぇ
私をホルマリン漬けにして?
標本にして?
それを愛するアナタの部屋に飾って欲しい
それが夢
なんて言って
アナタを困らせる
血が出ない殺し ....
泣いたり笑ったり怒ったり沈んだりしてさ
なんとなく だんだんと 大人になっていく
私 大人一年生
僕 パパ一年生
私 ばあば一年生
みんな一年生
みんな初心者マーク つけてるの ....
1.
誰もがお前の味方しない時は
時勢が悪い
お前が悪い
のいずれか両方であるだろう
この際は
徹頭徹尾
夜が来るまで行動し
朝が来るまで沈黙せよ
そうすれば
全ては幻想だ ....
気分が悪い
きがつくと
背中が痛い
何かもがれたように
さっきまで
とりついていた
トリでもあるまいに
フライドチキンにされた
前世でもあるかの
要に
みのりがことり
と音をたて
みちた風をゆらしもする
衣擦れの
すきまを縫うひかりの
糸をまぶたで
つむいではながれる
影の
あわさに怯えたり
も
する
くもり、
軟 ....
心が詰まるのは
閉塞ではなく
叫びを放つ
矛先を探して
そうはしないと
自らを抑えつけ
息をも漏らさず
力拳を握り潰して
そこに立っていようと
踏ん張ってしまうから
陽光がとても眩 ....
807 808 809 810 811 812 813 814 815 816 817 818 819 820 821 822 823 824 825 826 827 828 829 830 831 832 833 834 835 836 837 838 839 840 841 842 843 844 845 846 847
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.53sec.