月夜の晩に種を蒔く
今日聞いた言葉を思い出して

悲しくて
淋しくて
逃げ出したくてと

妖精が種を蒔く
香りをつけて
色をつけて
役にたつように

あした摘むひとが
 ....
私は機械の音が苦手で
沈黙の底に響き渡るあの僅かな電子音が特にだめだが
今年はエアコンを取り付けられてしまった

不定期に鳴るブーンと言う音、室外機からの続くブルブル音についでに振動
あまり ....
どこからどこまでが世界なのか
どこからどこまでが僕の意識なのか
どこからどこまでが君と僕 お互いが存在する認識なのか

これを奇跡と言うかもしれない
君になにも届かなくとも

君 ....
あなたと仲良くなりたいな。
腕にぶら下がってみてもいい?
サンタにもらったゴリラになって。
バナナあげるから。
無言のまま
田舎へ
無言のまま
夜の新幹線
無言のまま
神は
地へと失神する

もう
言葉はないのです
日々の中にも
秋津島の昔語りにも
それなのに
 ....
言葉が空を切るばかりだ
のどやかな空の下
芝生がさらさらと
白銀の歌 うたう
静かな公園で
確かに僕は
あなたの名を
呼んだのだが

言葉はなかった

あれは  ....
そよかぜが

うつくしい少女に

恋をした


その長い黒髪に

ふれたとき


あらいたての

シャンプーの残り香のような


フローラルな香りが

ただよい
 ....
私に麻酔が必要だとしたら
私は私を私と呼ばなくなるだろう。

そう思っていれば何が起ころうと私でいられる。

何かが起きると何かも起きる

魚が焼ければ良い薫りがしてくる。
そうす ....
都市伝説じゃなかった。
文字通り、地方か田舎の伝説。だから、信じるもよし信じてくれなくてもいい。

俺の父親はちゃぶ台のひっくり返しが好きだったみたいだ。頑固一徹で癇癪持ちで我が儘で無類の酒好き ....
燻んだ空が
呼びかけてくるようで
俯いたまま走り出した

このままどこへ行くんだろうか
自分に問いかけながら
スピードスケート選手のように
腕を左右に振りながら
走り続けていた

 ....
雨でひんやりした湿気の壁から声がした
私の錯覚が返事をした
夏を越えてぼんやり名月の香りがした

季節は空色に染まり風に運ばれてくる
差し支えのない刹那を1つ盗んで流れてゆく
ただ感覚1つ ....
過去はまやかしで現在は一瞬、未来は与太話で人生は蝶が見る夢、塵芥掻き回しながら汗みどろの俺はなにもかも知りながら徒労を繰り返す、滑稽だって?では教えろ、懸命さとはどのみち、そうしたことでしか先へ進 .... 極善人が死んだらしい。
きっと極悪人だと言っている奴は、
嗤っている・・・
  執行人のように。
すべてが他人色の世界で
私が、あなた一人を思うとき、
そこは、世界で一つの小部屋になる。
あなたは、私のことなんて何一つ思い出さないかも。
だけど私の胸のポケットには、
あなた専用の小部屋が ....
君は照れ屋で僕は無口で
青空の下で鳥の歌をつかまえて
草の香りを聞いていた

二人言葉はなくても
一つの時間の中にいた

若く美しい葉の隙間に見える
空を丸く切取ったような月を
 ....
苦しいね
息ができないくらい
海の底にいるようだ

あの空を越えて
新鮮な空気が欲しい
鳥が魚のよう

朝日が底から昇り
天井に消えていく
眩しくて見えない

あんなに揺ら ....
小雨は
薄日を乗せて
銀の色

美しく
濡れて照り映えるのは
君のふくらはぎ

白く優しく季節に溶け

小雨は
薄日を乗せて
銀の色
夏の予感を
貪婪に膨らませ


 ....
雨が降ります
 草木濡らし
風が吹きます
 草木揺らし

)私はひねもすベッドのなか
)のっぺらぼうの死の幻覚に
)さ迷い目覚めてまたさ迷い

雨が降ります
 草木濡らし
風が吹 ....
夕焼けの公園で
見えるものすべてが
影絵になって
私は千切れそうな人形
鳥が巣から見下ろし
虫達が葉の下で見上げる

風が髪をかき上げて
踊れと言うけれど
はぐれた妖精のように
 ....
 
茅葺家ぬ 無ぇんなてぃん
胆ん中今とぅ 在ゆるしまぬ

赤ん坊ぬ ぐとぅぬやる
胆ん中今とぅ 残てぃるむん

手捧ぁさや うーとーとーんでぃ
手捧ぁさや ぐすーよーんでい

忘 ....
まじょが
カレーの皿を割っている。

いつか出逢えるあなたを
この屋上で待ちながら
もう出ない声を絞り切り
歌う歌がある。

もし空を飛べたなら〜
あなたに会いに行きますよ〜
 ....
 
さようなら
静かに落下してゆく
少し前までのわたし

頑張りましたの
はんこを押されもせず
1日が終わってしまう

ねむたいと
感じることを忘れてから
そんな儀式を繰り返して ....
真夏になる前に
逃げてきた場所で
やらなきゃだめだ
首に手をかける
君と二人

汗ばかり
動いてる
匂いがする
君のやつと
僕のやつ

混じってしまったところと
別々のと ....
パンクスは死に絶えた
ひどく単純な理由で
僕らは政治的信条を
一つに絞ってしまったんだ

2047年9月
パンク音楽公益法団は
当時の世界情勢に鑑みて
反抗すべき対象を決めた

 ....
韓国がホワイト国?
笑かしてくれんな
どこがホワイトなんだよ
あんな信用ならない国ねえだろ
色で例えるなら
ウンコ色だよ、ウンコ!
ウンコ国のクソ野郎だよ
ニンニクキムチ食った
翌朝の ....
結局、遅かれ早かれ、人は影を出しっぱなしにしておくことも、見逃すこともできないわ ─ウェンディ─


夏のピーナツ バターを冬眠する舌で舐めれば法外な朝はしめやかにはじまり華やかな金曜日に鮮や ....
虹色、あの人をもいで食べたい。
コバルトブルー、私に笑顔がなくて怖いだろう。
だってすべてに押し殺されているのだもの。
もちろん私は怖いです。
でも私はあなたの前で無防備になってみたいのだ。
 ....
何ら事前の相談もなく、いきなり現れて解雇通知を渡された。
お前はもう要らないお払い箱だと言うわけだ。
定年延長も再雇用も
しないという訳だ。
年寄りに高い金払うなら、若い人材を安く使いたいと言 ....
ハイビスカスの
葉に寝転んで

蜘蛛の巣に架かる
弓張月を見上げる

消えていく彗星のように
蒼い星の粉が風に揺れて
妖精に降ってくる

懐かしい匂いがした

失恋の匂いに ....
天の香具山で妖精が
自分の名前を彫り

夕日で赤くなった
血管のような川で洗う

小さなトンボ玉に
好きだという
たった一つの思いを
麻に編んで通していく
月夜の雨が染みていく ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
フェンネルの妖精丘白月119/7/15 20:07
彼岸より三月雨1*19/7/15 19:50
片側の認識1*19/7/15 19:34
愛を知れ。杏っ子019/7/15 18:23
言葉なき夜Giovan...5*19/7/15 11:07
夢の中では3*19/7/15 10:58
そよかぜと少女st519/7/15 4:29
何かが起きると幽霊119/7/15 3:30
都市の伝説じゃなくてこたきひろし719/7/15 0:31
あの日、ボクは走っていた坂本瞳子1*19/7/14 22:44
雨の佇みを拾って朝焼彩茜色819/7/14 22:33
知ろうとするそのときにだけ大きく見開けばいいホロウ・シカ...1*19/7/14 22:30
極善人ナンモナイデ...1*19/7/14 21:40
早く杏っ子119/7/14 21:21
夏に幻惑されて丘白月219/7/14 21:07
夏空の幻想019/7/14 18:24
面会2 夏の予感ひだかたけし719/7/14 16:16
日曜日の幻覚719/7/14 10:54
マリアベール丘白月319/7/14 9:43
明日、(なーちゃ、)AB(なかほ...3*19/7/14 8:00
カレーの皿を割るおんな秋葉竹1119/7/14 2:45
きのうの自分ベンジャミン10*19/7/14 1:12
代償行為をやろう竜門勇気019/7/13 23:56
punk rock is dead, punx is dea ...019/7/13 23:16
色・ホワイト国花形新次019/7/13 21:33
ロストボーイ末下りょう2*19/7/13 21:13
コバルトブルー杏っ子219/7/13 20:49
失業者になってしまったこたきひろし619/7/13 19:55
鱗粉の夜丘白月119/7/13 18:16
トンボ玉019/7/13 18:13

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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