さーて、来週のサザエさんは
ワレ、もといワカメです
このあいだ、お兄ちゃんのお友達の
中島くんが訪ねて来て
ワカメちゃんが知らない
すっごく気持ちいいこと教えてあげる
って私のスカート ....
ある日風が吹く
身が軽くなり自由で
ここがどこかも忘れて
唄いだす
上手いかどうかは
関係なく
好きなだけ
唄えなくしたあの人のこと
やっとどうでもよく思えた
唄は風に乗 ....
自称詩人って何ですか
見つけにくいものですか
公衆便所も
電信柱の陰も
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか
それより僕と69でもしませんか
探すのを止めたとき
変死 ....
あんなに
ビンビンだった
朝が懐かしい
プレイボーイの巻頭グラビアで
スコラという言葉を聞くだけで
先端が濡れていた
どんなことがあっても
大丈夫だと信じてた
俺のポコチンは最 ....
痩せこけ骸骨になっていく
無数の子供たちの影 、
一本柱に蒼い首突き刺さり
溢れ落ちるもの 、
しと しと しと
白壁に染み渡り伝わる
音の一つひとつ
反響し自らを刻み込む、 ....
カモメが翼を一文字に広げて飛んで行く
灰青色の空
雲は途切れ途切れに流れた
生温い風と遠くざわめく静かな波
周りの声はいつの間にか波にかき消された
水平線の境はハッキリと分か ....
夏が押し寄せてきた
ブルーのイメージ
ブルーだけど薄いブルー
暑さだけで考えればレッド
全体的に考えればブルー
夏は海というイメージ
青空というイメージ
ブルーで包まれている
....
夏休みだと言うのに
恋も夢もお金もなくて
カラオケ帰りに
パピコはんぶんこしてる
のんちゃんと私
暑いって言ったらデコピン!
って言ったそ ....
夏の宵にサイレン聴いて
なくした痛みを思い出す
一度だけ開いた
僕の羽
飛べるわけでもないのにね
存在証明
頭に浮かんだワード
左 ....
がんばらなくてもいい
がんばってもいい
勝たなくてもいい
勝ってもいい
ほめられなくてもいい
ほめられてもいい
まちがってもいい
まちがわなくてもいい
みんなとちがって ....
陽が暮れて
街灯が照らす
ベンチにポツン
もう来ない
来るかもしれない
動けずに
待てば待つほど
暗がりに浮かび上がる
闇の沈黙の内に
聴き取る響き
蠢き疼く
何か達 、
どっと押し寄せ
大地という基盤を失う瞬間、
光の回廊 真っ直ぐ奥へ奥へ伸びゆき
自らの自己意識の極限痺れ真っ白に
私は在る ....
{ルビ画布=カンヴァス}の中に
(夏目漱石『三四郎』三)
海がある。
(詩篇一〇四・二五)
海辺のきわまで
(エリノア・ファージョン『町かどのジム』ありあまり島、松岡享子訳)
....
お祝いを あつめたから お祭り
あつめて こねてかためて 高く
火を点す
足もとに藁つんで
焼けた 爛れた どぉんど昇れ
マイマイの空家は渦の声
ことば忘れて かぶせ 転がす
あわい ....
乾いた金属音に、たるみ切った意識が醒めても
しぼんだ脳は白球の行方を捉えられない
職人が切換える幾つもの映像が
先へ、先へと白球を追いやるから
僕は冷房の檻に這いつくばったまま
コピー紙の裏 ....
激しく降った雨で
低い土手の生い繁る雑木は
いっそう緑濃くなり
駐車場の水溜りをよけながら
歩くスカートの裾が
まつわりつく
建屋の脇には短い竹林の小径
聳り立つ ....
陰影の先端
あなたの問いかけ
あなたへの問いかけ
か細い海はある朝
空白に塗りつぶされて
涼しい駐車場になった
壊れた何かが転がっている
見入ってしまった
初夏が立ち止まる
....
人生はであいである
必死に努力ができることにであった人は
幸せである
心から信頼できる指導者にであった人は
幸せである
であいは
待っているものではなく
自分から求めていくものである ....
(君のくちびるは、まるで明るいフルーツパフェのてっぺんに添えられた、砂糖漬けチェリーのような紅さだね)。のような視線。照れながらすこし俯く、見事に染め上げたホワイトブロンドの頭髪をあかるい指さきで搔き ....
夜のスーパーは人影少なく
ゆったりと買い物ができる
入口を入ると野菜コーナーでアスパラとエリンギが眼に飛び込んだ
明日の朝はベーコンと一緒にバターソテーにしよう
このスーパーでは半額シール ....
帯の背中に団扇を挿して
下駄を鳴らす
屋台が並ぶ道は
人が溢れて賑やか
すみません、
ぶつかった人を見上げて
耳の先まで熱くなる
先輩、
よぉ、と言って
和かな所作で ....
龍神の
灯の許に
伸びる白雲、
弓形に満月取り囲み
自らの永遠の核を
月影から持ち去り
旅立った人、
その喉声の振動 、
最後に聴いた
感触の木霊、
未だ輝き残響し
コン ....
まなざしの射程に入る
からだの一部。つまさき、へその緒、
暗い部屋をなめらかに浮遊する蛍を
捕まえようとしても、ゆびとゆびの間をすり抜け
まなざしの射程を抜ける
夜空のかけら。目を凝らし ....
涙の夜に
生と死を思います
涙の夜に 涙の夜に
生と死を思います
ふるえる心は
生と死を
深く思ううちに
心の奥の魂が耳を澄ます
銀河の岸の星の死と
(とても悲しい時は何も手に付 ....
生きるために
お歌を歌う
蜩の
いのちの
歌声
※ 蜩=ひぐらし。別名、かなかな。
・
私にとって詩とは
死を含んでいる生(せい)です。
詩とは例えば、
草むしりの草 ....
眠り草の花が開いて
悲しみが萎れていく夜
「月が綺麗ですね」って言って
比喩の中でかくれんぼする
暗がりでにゃあって鳴く
黒猫みたいな詩人に ....
負けて
悪いと
誰が決めたの
負けるが
勝ちかな?
○「清涼剤」
ブッダの言葉は清涼剤である
*なんでも与えられていないものを
取ってはならない。
*死んだ人々はどうにもならない。
悲しむのは無益である。
*自分を苦しめ ....
洗い流しても洗い流しても
消えてくれないソイツらが
擦っても擦っても
剥がれ落ちてくれないソイツらが
いつまで経っても
俺を眠らせてくれない
ソレは
体の周りの空気の ....
出来レースに興味はない
欲しいのは
ほんもののひょうげんに
触れた時の爆散だ
昨日の晩
探しても
探しても
無かったモノが
今朝見つかる
私に必要なのは
心の中を照らす光
太陽光 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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