窓辺からうっすら広がる
砂利道けもの道は 僕の投影
幕のかかったレンズフレアは
誰も救う力を持たない
豊かな想像力が
本当の肉体を置き去りにしていた
たった今から君の無数のショットが
散 ....
凍りつく森林の葉先を
そおっとさわって
全身が固まる予感は
君の手を振る仕草 たった1秒半
ティッシュでくるんで
捨てる悲しいほど温かな絵日記の
初日の出のシミの熱が
そこらじゅうを襲う ....
街灯の下で
佇んで
気づけば乾いた眩しさ
スマホを
みても
ボンヤリと
息をしてる
あっちへ行けって
開放感
が髪の毛の頑なな過去を
ほどいている
髪、乱している修羅場 ....
片われをなくした
ビーチサンダルが
木陰で居眠りしている
その片われは今、どこで
何をしているのだろう

波にさらわれ海を渡って
名も知らぬ遠い島で椰子の実を
見上げて流離の憂いを抱く ....
だれかを待つ時間がだれかを想う時間に変わるスタバの女の子たちって砂場の女の子たちじゃん

しゃがんでパンツ汚してペタペタ固めたお城でアフタヌーンティー赤いスコップと小さなおててでほじくる穴に砂型セ ....
分からない。
女としての私の価値も
あなたの、男としての価値も。
分からない。
あなたが、ただ、誘惑に
負ければいいだけの気もする。
ねえダーリン、こっち向いて。
一晩中眠れずに
テレビショッピングを見ていた

うまく言えなかった言葉をひろげてみると
ピーナッツが音符に見えてくる

間違えたピアノの音だけをひろって
いい歌が生まれたらいいのに

 ....
てんじょうから染め物を垂らし ろうそくと鏡が揺れる小屋の もうとっくに知っている怪談に 肩をよせて聞き入った作法が
いとおしい


夜店のカラーひよこに触れた鮮やかな記憶 金魚を入れた袋の向こ ....
食べなけりゃいけない上に
排泄もしなけりゃいけない
ぽぽんたすくの世界では
ここは違う世界なので
人はまた移動という枷まである

時間の進み方は一様ではないとして
人の移動している時間と ....
ノルウエーの森で
短く小さな命が一つ
白い紫陽花と一緒に土に帰り
妖精のお葬式が始まる

毎日フィヨルドを眺めて
泣いてる小さな女の子
入江の小さな家で
妖精だけが友だちだった ....
私は花に憧れる
花の言葉が聞こえたら
花の気持ちを知って
花の魂を感じたなら
私は妖精にお願いする
私を花にして下さいと
私の心を花に変えてと
病室の花瓶に咲いて
あの子の窓辺にい ....
願い事は誰にも言わない。
君にも、君の耳の産毛にも。
なつのいちばん平なところへ
わかい鳶がよりそって
切り裂くようにとびたったなら

さんざんひかりに照らされて
得体をなくしたさびしい熱が
誰か誰かと呼んでいる

正直なものが高くと ....
かきつらねてみるのは
きらきらぼしと
さらさらぼしと
らいららいのほしのこと
しんぼうたらんのかなわし


よんどころないこと
んんってあたまひねっても
どうにもこうにもさ
こ ....
  
 海彦 山彦

 エウレカ ヤ・チャイカ

 カチョペペ カリモチョ

 カネロニ ピエロギ


 カラント コリント

 ガレリア ガリラヤ

 クヴァルク ピラル ....
夢から醒めた 夢を見てた あなたの夢だよ

悲しくて

弾けるように 窓を開けて

都会の朝 吸い込んだ


夢を見たくて 夢から醒めて あなたはいないよ

寂しくて

 ....
川にさらした野菜の籠を
見張っていてひやひやする
はねあげた飛沫が肌を濡らし
ゆっくり汗と混じってしたたる
木陰の君の日焼けした肌は
健康的な小麦のパン
コンビニの冷えた空気の
ビニール ....
また逢えたね
今年もずっと長く
一緒にいようね
夏休みが終わるまで
君は大人になるけど
僕は子供のままだよ
海辺の町では
浦島草って呼ばれてたよ
君のママは百日草って言ったね
 ....
新しいお薬が出来たよ
森の妖精医院から
真夜中に声が響き渡る
眠っていた虫たちは目を覚まし
サルスベリの木が揺れた

星の欠片を粉にして
天の川を一滴
ミツバチから甘い花の蜜
最 ....
いらない花も
無駄な花もない

路地裏の雑草も
花が咲いて恋をする

日陰の小さな葉にも
綺麗な花が咲く

誰も見ていない
誰の視線も気にならない

自分の時間だけを
精 ....
リズラで丸めた煙草の葉
風からさえぎるマッチの火
一口吸ったらため息フッ
背の低い塀で引っ掻いた頬

病院は鉄工所のそばにあるから、道は鉄さびの色に染まっている。あなたはいつも電柱や壁にぶつ ....
暮れかかる
今日の光の煌めきを
一人立ち尽くし
見つめている

今日という
奇跡の余韻を浴びながら
〈明日はもう来ない〉と
貴女の呟く声がして

暮れかかる
今日の光の煌めきを
 ....
手を伸ばす
飛んでいった風船が
割れる場所で

破片を集める
誰かの持ち物
検査するように

目に見えるものが
全て輝いた
落ち葉が重なる
黄金の街で

抱きしめたいな
地 ....
その音はカラフルな硝子片
見えないくらいに薄くて
割れる音だけ。

頭痛、
額に手を当て意識して瞼を強く閉じ

開ける

次に広がる景色は、
苦労は買ってでもしろと言われても
貧乏だから苦労を買う金がないのさ
それなのに買った覚えの無い
苦労をしてるのは貧乏人だからか
金のない苦労は無価値で
わざわざ金を払ってまでする
苦労には ....
まるく ゆっくり 揺れる髪が 印象的で

君はいつも どこを見ていたの

一番のお気に入りの動物は ロバなのだと

お気に入りの理由は 海馬の溝へ

君は今 どこをゆったり 歩いている ....
どんなタイトルでも詩はかけるさ、
とあの子は俯いて
じゃあエヌエチケーで、とぼくが砂を指でなぞったとき
遠くけむった空のスカートの裾のほう
さみしい集金人の穴の開いたポケットから
ふとこ ....
色黒というだけで
大統領になった男が
色黒以外の爪跡を残すために
被爆者のジジイにハグしたけれど
後で除菌ティッシュで身体中拭きまくった

これは私の創作だが
自分でもプッと吹き出してし ....
シトラスの葉から
落ちないように
無重力の赤ちゃんが歩く
柑橘類の血を吸って成長する

妖精が蜜をたくわえた花を
森に咲かせて待っている
蝶は知っているだろうか
妖精は教えるの ....
暑い夏の通夜にゆるんだネックタイ

どの家の戸も開け放たれ
箪笥の匂いが軒先からあふれてくる

ガラスの風鈴が涼やかに鳴り
カラスの群れが電線で毛づくろいし
包丁座が夜空に輝き
エンバ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
指先に沁みる脈拍ふじりゅう019/8/9 3:56
サイケディック・カー019/8/9 3:53
神さまの背中秋葉竹1119/8/9 1:53
片われの夢帆場蔵人4*19/8/9 1:21
バニラクリームフラペチーノグランデ末下りょう3*19/8/9 0:24
ダーリン杏っ子119/8/8 22:16
テレビショッピングはだいろ219/8/8 22:10
多く産まれるDFW 11*19/8/8 20:48
移動notぽぽんたすく世界次代作吾019/8/8 20:47
夏の天の川丘白月019/8/8 20:07
花に命売ります019/8/8 19:47
産毛クーヘン3*19/8/8 13:17
なつのいちばん平なところはるな819/8/8 10:46
かきさらしAB(なかほ...3*19/8/8 9:22
Limbo[group]墨晶2*19/8/8 2:17
さよなら短角牛219/8/8 0:02
トマト 茄子 きゅうり とうもろこし這 いずる119/8/7 21:52
ジニアの妖精丘白月019/8/7 20:33
妖精医院119/8/7 19:27
妖精の愛219/8/7 19:14
通院のメモああああ219/8/7 17:57
夕景ひだかたけし319/8/7 15:54
成長ミナト 螢119/8/7 15:27
舞台上三月雨0*19/8/7 7:49
無価値な苦労リィ1*19/8/7 4:10
友の詩赤椿219/8/6 23:24
NHKはだいろ219/8/6 22:04
8月バカ花形新次119/8/6 20:30
蝶になる方法丘白月119/8/6 19:40
暑い夏の通夜末下りょう2*19/8/6 19:34

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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