ノースポーリア、ノースポール。
ノースポーラがノースポーリンと、
ピクニックに行ったとき、
ノースパウロは丘のうえで焚き火をしていたよ。
青森の形はメタモンか、ベトベトンか。
どちらにしても、青森はむらさきで塗る。
目隠しをしたまま
食卓を囲んでいよう
これまでもそうだったんだ
これからは自覚して見ないでいる
冷たいものは一つあって
そうじゃないのが一つ
しょっぱいのが少し
全くの液体が一杯 ....
この街中の君の残骸を拾い集める。
常に、常に、意識は君なんだよ。
これは僕にしかできない仕事であり、義務でさえあるのだ。
公園、海の見えるカフェ、コンビニ、駐車場、ゲームセンター。
....
育まれた大地は哀しみに暮れ
あなたの幸せを乞う、と
腐敗した果実を土葬にいだく
還れない連鎖がある
祝し祝される転生の輪を閉じ
静かに響く余韻の産声を預ける
生き写しの影が光となる ....
今からおよそ千年前の一夜
俺は童貞を喪った
男にも純潔はあるんだ
女性だけのものではない
男だって
一途に思う人の為に
男の操を守るのは
称賛されなくてはならない
ただその ....
まいるのよる
ねっくるのもとねに
しんしんのめっきんが
ひとつふたつ
みみでおって
めはつむって
きょうはもうねむれない
からのじかんじくの
のびのちぢみの
いちじかんねたような
....
(こども を
産みます
か ?
産みましょう
いいえ、 いいえ……)
枝葉の陰ひそか、
戦っていたことをおもいだしてしまうから
平易なことばに紐解いてください ....
今までたくさんの人と知り合ったり別れたりしてきたけれど
引っ越しだとか転勤とか卒業とか就職とか
そういう物理的な別れを越えて付き合いを続けてきた人はたくさんいる
元同級生とか同僚とかママ友だとか ....
怖い未来は猫と一緒に縁側でのんびり昼寝していて
少年はその横でずっと小さく体育座りしている
最後にふったサイコロの目はふりだしに戻るだったから
立場は相対から抜け出せぬまま
心は居どころも ....
第一楽章 (/交響曲第四番 六月、一九八七年、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団演奏、レナード・バーンスタイン指揮、グスタフ・マーラー作曲 ) は、あなたに聴取されており、また、あなたを背 ....
気化する
ゆっくりと踏み絵の
貴方を穢す
気化する自我
川辺でじゃぶじゃぶ米を研いでいた
あなたたちもいずれ
鼻をつんざく恋の刺激臭で
狂気に走るよ
誰もがみな飢えた花
てんとう ....
早朝の寺
禅堂の前で
太鼓の横に立つ
齢も性も捨て
バチを握りしめる
息を吐き切り
気合を入れて
鹿の皮の
裏側まで打ち抜く
どん どん どん…
と 六つ
空気を通るその ....
おぼろな夢のような世界の中に、花たちが咲いている。それは花園なのでしょうか。コスモスとか、グラジオラスとか、季節も異なる花たちが、いっしんに一度に咲き誇っている。その中に私はいて、──いいえ、私では ....
アリサは言います、「わたしは、わたしのことが知りたいのです」。それに対してエミールは答えます、「人は人の役に立つために生きている、自分のことを知ることは二の次だ」。それに対してアリサは反駁します、「 ....
夜笛は声なき者の声を聞き届けるのだという。つまり、夜笛を奏する者は、声なき精霊の声を耳にすることができるのだ。夜笛は月の光によって作られているという。それは、下弦の月がわずかに傾いた時に得られる、月 ....
ぽき ぽき 折れて
短く なってしまう前に
茹でよう
お湯を沸かして
ぱら ぱら 入れて
菜箸でおおきく
やさしく 混ぜて
冷たい 水にとって
しな ....
夜が深まっていく
連絡がつかない、繋がらない
隣室ではコツコツと壁を打つ音、間欠的に
遠くの森を手を繋ぎ歩いた愛娘は
青春を謳歌しているだろうか、今頃
夜が深まっていく
オレンジジュー ....
もう人間は想像力も手放して
まるで錆びた道路標識のような
ぬくもりのない
フリーズドライの言葉しか持たないのね
いつかまた本当の
詩を詠んでくれた人に出会いたい
パリの妖精
第14話「アクリマタシオン公園の妖精」
チューリップの芽が
土を頭に持ち上げ
眠そうな目で辺りを見渡す
通り過ぎる靴の裏
眩しい日差しのシャワー
もぐらさんこんにちは ....
私の葉を選んでくれて
とても嬉しいの
可愛い赤ちゃんたち
赤い揺りかごで
守ってあげるから眠りなさい
冷たい風が吹く前に
落ち葉の布団に移してあげる
長い冬を越えていきなさい
....
夏の輪っか、テーブルに2つ。
溶けたガラスコップの名残、2つ。
特異点と言っても2045年ごろらしいけど
人工知能が人類の知能を凌駕しちゃうだろう
と言うある未来学者のこれって予言なのよね
その頃まで自分はまだ生きとるんかいな
お陀仏点に引っかかっ ....
その人は
肉うどんだった
いつも
どんなに
美しい
品々が
お品書きを
彩っていたとしても
頑なに
力こぶよりも
頑なに
磨き忘れられて ....
夏休みジャガーさんに会いたくなり
新幹線で大阪に向かった
テレビに映る姿 行動を見て
なんか他の肉食獣とは違う感じ
獲物に飛びかかる凶暴なネコ
ジャガーさ ....
天体望遠鏡すら知らない宇宙の彼方からブランコは
こんなちっぽけな青い星まで伸びている
一漕ぎで銀河を跨いでゆくのは
もう旅立っていった人だろう
ただ空を仰いで憧れるしかない
移ろうと ....
LINE
「突然、ごめんね。こんな事本当は直接会って話さなきゃならないのに、どうしても勇気がわかなくて。
思い切ってLINEするね。
わたし、貴方の事、ずっとずっと大切なトモダチだと思 ....
虫の音が
どこかの草むらで聞こえている
触角をふるわせて
葉の様子をうかがうことが
かれらの仕事で
葉先から零れ落ちる露を少し飲んで
またうたう
いたるところに黄昏れが満ちあふれ ....
幻の夜、
ヤドガリも寝静まった砂浜に
楽園の島のヤシの実が流れ着く。
その島では、あした、
一番早起きの牝牛が
真綿のように軽やかな雲の幻を
牧場の木陰に見る眼には
敬虔 ....
そうめんみたいに
ゆでてみたら
柔らかく
しなやかに
なれるかな
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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