彷徨い歩く
今日も
現の森を
消そうな歌声
蘇らせるために
でも 悲壮感は
希薄 なんだか
楽しい 遠足みたいで
スキップしたくなる
待ってい ....
新しい季節を連れて来た風
明日は何処(いずこ)へ吹いてゆくのか
透明な唄が聴こえる
果てしのない遠くから
あれは知ってる唄
懐かしい声で歌ってる
新 ....
街は、君のことが好き。
しんけんに、
みあげればみえる
幾百億、幾千億の銀河系の
白いカタツムリ状の渦巻きたち
星雲と名乗る用意があるものたちです。
街の灯がなんだか深く
ア ....
僕の薪小屋に雪がふったよ。照り返しがまるで白夜みたいだ。あの夏、ねえさんは船着場から太陽を見ていた。そんなに遠くにあるものを見ていて、どうするのって、僕聞いたんだ。そうしたらね、
「太陽は遠くなん ....
ゆうらりゆらら
舟はゆく
生死の境をさ迷いながら
白波立てて
舟はゆく
ゆうらりゆらら
舟はゆく
無限の時に慄きなから
さざ波立てて
舟はゆく
ゆうらりゆらら
舟はゆく
....
折れ曲がり、赤茶色に錆びた釘…珊瑚のように歪で不吉なライン、頭の部分は半分潰れていて、半円―円弧の部分がボロボロのコンクリの上で揺り椅子のように埋もれていた…窓を失った枠からは雨粒が潜り込んでくる ....
「ねぇ、
「予想と違ってびっくりした?
「ちょっと認識が甘すぎだよ
「美しい魚だけのはずないじゃん
「ネットが海だと言うならさー
「水死体くらい浮かんでるって
生ゴミみたいな自意識が
....
うわっ。だめだ。
月曜日って毎週、けっこう辛かったりするけど
今日はちょっとマジメに辛いわ。
まぁ、
誰も悪くなくって、
わたしひとりが悪いっちゃ悪いんだけど。
なら、
....
際立つ一本の水銀柱が立ち
僕は眠りから目覚めた
曳航されていく純白のヨット
青い青い水平線
ここは何処だろう?
肝心の居場所がやはり見つからない
薄暗い町になり
日も落ちないうちに
車はライトをつける
年季の入ったシャツは
悲しみを吸い込む
雨はスカイダイビング
それも一斉に
真っ直ぐに
特攻隊のように
果たしたかった ....
瞬きの瞬間に名前覚え
会うたびに癖を覚え
好きになった時の
あの心地よさと興奮は消えず
どうして忘れられようか
一度でも本気で愛したら
言葉の一文字さえ捕まえたい
嫌いになる ....
赤いキャンドルが
半分溶けて流れて
涙のように固まって
固まったまま泣いている
焦げた芯が
あの晩のまま
時間を止めている
二人で灯して
二人で息を吹いた
赤いキャンドルが
....
星が私を見ている
なぐさめてくれる
今日の終わりの中で
空耳のように
幾度と無く
宇宙から星の囁きが
降ってくる
宇宙が悲しみの
ため息を集めて
遠ざかってゆく
深 ....
正直何が悪いのか
さっぱり分からなかったので
いつ飽きられてもいい話題だった
そんなところに
触尻の薬物問題だ
クダラナイ花見なんか
あっという間にどっか飛んで
ニュースもワイドショーも ....
はてしない海原をほんとうにボートで横切ってきたのだろうか
詰まらないことで
凹みはしないがだれも助けのない雑踏のなかを
天気予報のない生活の中で
気象予報士になれたら素敵だったかもしれない ....
モミの木が寂しい緑のまま
明日を指差す生き物だったら
お願いしますと配ったティッシュに
どんな息を包めばいいのかな
雪のコートが似合う夜だった
人々が持ち寄ったプレゼントと
ティッ ....
春は来るのでしょうか?
雪の降り初めに想います
積もる白さに溜め息混じり
寒い部屋で震えます
貴方は太陽のようです
温もりをありがとう
流れる調べ
信じるつもりで
何回も、何回も
....
永遠に会えないことを最近知ったんだ
不思議と悲しさは感じなくって
真っ暗な部屋でごうごうと音楽が聞こえてきたような気分になっていた
笑顔があって
潤んだ瞳があって
叫んだ唇があっ ....
アイフォンを買っては売ってばかりいた
そして 手に残された機能の記憶
そして いくらかのはした金
ベトナム旅行の写真を僕は見ていた
あの日僕はフォーを食べていた そして
まだ ....
いつでもこころに太陽を
そんなこと皆言うけれど
わたしだったらきっとこう言う
いつでも神にお願いを
もしも神さま御座すなら
こうも切なく無い筈と
思いながらも想って ....
雨降りの午後
日曜の午後
約束キャンセルの
電話が鳴った
私もキャンセル
したかった
とってもとっても
ちょうどよかった
雨降りのこころ
....
黒のお茶に半月浮かべて
トースターでパンを焼く
焼く順番で喧嘩になって
お茶の色で喧嘩になって
バターが切れたと泣いて
わめいて 子どもの朝が
船出する 半月が ....
濡れた草のにおいがする薄暗い路地で
過ぎる時を噛み砕くように佇んでいる女
背骨の終わるところまで伸びた黒髪に表情は隠れて
これまでに一度だって見たことはなかったが
捩れた棒状の飴みたいな身 ....
若くして世を去れなかった
若くして世を去りたかった
訳でもないけれど
明日の方角が解らなくなった
どうしても
明日の方角を知りたくなった
から
昨日を振り返ってみる
今日の私は途方 ....
今朝感じた冬の空気と
正午に感じた秋の陽が
喧嘩もせずに
ゆっくり交わった
夕暮れは
追いかけもせず逃げもせず
変化を続ける
カーテン越しの青空の方が綺麗だからと
閉め切っていた心 ....
耳鳴りが気になって眠れない
そう言う君の耳に自分の耳を当てて
同じ耳鳴りを聞き続けた
あれしたい、これしたい
語り合う夢はまだまだある
この年になればいっそのこと
実現しない無 ....
真ん中に大きくて変なオブジェがあり
周りには遊具がある
女の子は親とブランコに乗っていて
男の子たちはサッカーをしている
老人はベンチで佇んでいる
バーベキュー禁止という看板がある
じ ....
元々SWJRERKには
興味がなかった
OPPIでも大きけりゃ
良いのだけれど
映画を見る限り
そうでもなかった
HMCと自称している
汚ならしいオッサンとの結婚、離婚や
今回のM ....
薄いところから
濃いところまで
グラデーションは
絶えず動いている
置いてきてしまえ
その寂しさを
色の境界で
心を抜かれて
ひとりになるから
空は自由だ
連れてき ....
「妻のトリセツ」という本を、買ってちょっと前読んで、
うろ覚えで、
昨日、妻の話を聞いていても、
つまり、妻の求めているのは正解ではなく共感なのだ、
という原則に従おうと努力はしたのだ。
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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