千葉駅から外房線に乗り南下して
稚内に向かう
どんなに行っても沿線に稚内はない
外房とはそういうところ
風が吹いている

都会なのに美しいジャングルがある
それが稚内
珍し ....
毎日リリースしています
ソフトウェアプログラム
私の顔のアイコンが
関わる人に入り込み
世界中に散らばって
時々勝手に起動する

汗ばむ額の内側や
凍える頬のその奥で
ふとした時を見 ....
リセットをしたくて熱いシャワー浴びても
鏡に映った私はまだだめだ

シャワーを浴びればリセットできると
信じていられたどんなに不運な一日だって

どんなに悲しい夜でさえ
涙を流さ ....
蒼い夜底の真ん中で
白壁の沈黙、ふと途絶え

薄い格子戸開ける女の白手
手招き三度、ゆらゆら揺れる

傷だらけの幼子の抱擁
骨組み晒し、癒されぬまま

格子戸の向こうに開ける界

 ....
優しいだけの空の青、
広がっている 輝雲は流れ

俺は何処へ行くのだろう?
入退院を繰り返し
燃える紅の冬薔薇に
季節はまた一巡し

優しいだけの空の青、
広がっている 応えはなく
 ....
どうにもならないことは知ってるから
意固地になって暴れる
普通に生きてたってどうにもならないから
はみ出してしまう
その先に破滅があって
でもこれまでもずっと破滅を選んできて

僕はもう ....
犬の目は面白い
子供のように純粋な目をしていて
されど立派な獣の目をしている
表面は澄んでいて
奥には燃えるものがある
無邪気で闘気がある
そのくせ臆病だったりする
足し算はできないが馬 ....
半分満ちてる月かしら
半分欠けてる月かしら

半分輝く月かしら
半分隠れた月かしら

あなたの空の半月は
どう呼ばれるのが良いかしら

半分足りない月かしら
半分進んだ月かしら ....
紡いで解いた言葉のように

生まれ変わるならこの胸の中で


まだ熱かった心に手が届き

絵の具みたいに掻き混ぜる時間が

過去は薄くて未来は濃くなる


パレットに乗せた彗星 ....
ぼうっと過ごしている
この午後の一時を

自動車の走行音
黄金に照り輝く瓦
微かに揺れる送電線
何処までも澄み渡る蒼穹

この私が今此処に居ること
息し生きて此処に在ること

) ....
ある男は
大きな島の森の中で
明日を見据える
アマガエルを見つけた

ある男は
夜の無人のバッティングセンターで
白球を捉える
金属バットの音を響かせた

ある男は
絶望的な雨ふ ....
わたしの影を踏んでゆく
数多の足 雑踏
ベタベタに汚れたわたしの
中をえぐる様だと
小さく笑った

まだ大丈夫だ
笑えているから
蕾は萎んではいない
希望とかそういうものじゃなく
 ....
遠い空から辿り着くまで
濾過され磨かれて
六花はダイヤのように輝き
千切れた雲の遺言が透ける
明るく優しく降るようにと
街路樹にセーターのように
街を往く恋人にはもっと
寄り添うよう ....
雪の精に抱かれて
時間を凍らせる
綺麗なまま眠り
誰か来るのを待つ
温かい指先が触れるまで
私を連れて行く勇気がある?
雪の精に誓える?
刺の意味を記した辞書を
雪の下に探せる?
 ....
腕に時計したことがない

ダイナマイトの束、体に巻き付けたことがない
腕に時計をするなんて
それに等しいと思ってしまった

放課後の学校の屋上
飛んだことがない
放課後の黄昏は寂しすぎ ....
もうすぐ生えてくるよ。いまにみてろ。
0+1+0=もうすぐだよ。
ふたつあるお釜が重なって大きな鍋になる。
なるわけないじゃない
ひとつとひとつのお鍋が重なって大きな釜になる。
どんだけ ....
はんてんしたれいしんが
すとらくるして
しとしとして
はなのさきから
でさきまで
こんなふといあめが
ふったことなんてなかったんだよ

ぎゃっこうでよくみえないから
じぶんの、みぎ ....
頭部のない地蔵が地に突き刺さり私は石くれを拾い集めて供えていく。顔は覚えてくれているのか、と問われても元より知らない。けれども手を合わせることだけは遠い昔に習ったし、あの鳥のように歌を供物にしてあの花 .... ひとりぼっちだった
ふたつのかたまり
おとずれて

いつのきせつだって
ここにいるんだと
ないている

白い空
黒い雲
まじりあったら
ときどき灰色

黒い土
白い草
ま ....
バスを待っていると
昨年死んだお父さんが縄をもってやってきた
電車ごっこの相手を探していると言う
せっかくだから車掌をやることにした

もともと小さいお父さんは
死ぬ前にさらに小さくなった ....
花をみつけて
おくれ

水をかけて
あげて

朝になれば
花を

咲かす咲かす
咲かす

花はどこに
いるの

夜の闇で
みえず

罪を知った
世界

眠 ....
マフラーの幅を
広くするたびに
寒さが消えて
世界が歌うの

林檎に耳をつけると
逃げるから
丸噛りの芯を
重ねたまま
倒れなかったら
恋が叶うとか

希望の中に
ほんの少し ....
見たことも聞いたこともなかった
流行語に選ばれて初めて知った
言葉に敏感過ぎるほど敏感なこの俺がだ

改めて意味を調べると
ウエストが
ゴム仕様ではないズボンを
制服として無理矢理
職 ....
みえない場所にいる気がするんだ
おかしいんだ
誰も私のそばにはいないんだよ

いつになく遠くまで見渡せた夜に思った
ああ終わるんだ と

星は一つも見つけられなくて
雲なのか空なのかわ ....
被弾する
嫌いな食べ物を食べさせられて
氏にしてみればお菓子のつもりだろうに
小さな悪人はそこかしこにいる
善人と同じ顔をして
弾は口から入り内臓へ
そして内臓をネズミのように掻き乱し
 ....
あの日
今宵の月を
背にうけて
一歩 一歩
鋭い目つきで
一歩 一歩
ぼんやり背中を
一歩 一歩
一歩 一歩
あかりはいつしか集結し
左胸一点を打ち抜いた
こぼれるあかりは
反 ....
不意に
思いもよらず突然に
この胸を満たすワンシーンがよみがえる

なんの前触れもなく 伏線もなく
なにかを思い出すとき
わたしたちはようやく心あたる
それを忘れていたことに
心あ ....
記憶体、
ざっく ザックリと 切り開かれます
映像群、
ぽっか ポッカリと 映し出されます

汽笛、
鳴ります 遠い国

流れる流れる追いつけない

洋上の青 浴びる太陽
溶け合 ....
複雑に入り組む僕の手相、都内の路線図みたい。
拳をぎゅっと握り、東京とやらをぶっ潰そうかな。
半透明な指で追いかける
光に射たれて消えた感覚が
雪道で拾う手袋みたいに
新しい関節で話してる

空の穴を心で支える
椅子の上に立ち
飛んでいく光の列を見ると

はぐれた命の印をつけ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
稚内たもつ219/12/5 7:27
世界に散らばる私のアイコンイオン1*19/12/4 23:08
バカで愚かでしあわせな夜を、夜を秋葉竹519/12/4 23:03
ひだかたけし219/12/4 22:16
空の青719/12/4 20:49
Devastating waltzopus019/12/4 20:21
mmnkt219/12/4 19:26
半月千波 一也119/12/4 15:50
グラデーションミナト 螢119/12/4 15:20
二階の窓(改訂)ひだかたけし4*19/12/4 12:57
即興詩2「ポエトリー四銃士」服部 剛119/12/4 11:30
瞳に映る様なもの卯月とわ子619/12/4 10:28
六花丘白月1*19/12/4 10:26
冬のバラ119/12/4 10:25
ナイナイ 尽くせないこたきひろし419/12/4 7:04
地上最強の人類アラガイs8*19/12/4 3:15
れいしんすとらくる次代作吾419/12/4 1:38
求めるもの帆場蔵人4*19/12/3 23:02
ノラと雑草にゃんしー219/12/3 22:51
ほくろたもつ819/12/3 22:45
ほら、ここに、いるよ。秋葉竹719/12/3 22:28
林檎の詩ミナト 螢119/12/3 21:03
#kitoo花形新次119/12/3 20:16
待つことしかできない219/12/3 20:01
自分の水たまりmmnkt119/12/3 19:39
今宵の月ぱーちゃん019/12/3 16:26
美しい一滴千波 一也119/12/3 14:54
この冬晴れの一日にひだかたけし319/12/3 14:36
東京クーヘン3*19/12/3 12:50
流星群ミナト 螢019/12/3 8:30

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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