なにをどう刻めば

になるのか
ずっと考えていて
失敗ばかりしていて

泣きたくなるけど
じぶんのマイナスを
なんとか加工して
ひょうげんすれば

ってね
 ....
自由の海に放たれ
泳がされ必死に泳ぎ
分別をわきまえる迄
幾つもの罪を犯し
そうして今に至るこの私、

 普遍の大洋を自ら選び取り

泳ぐ泳ぐ泳ぎ続ける、魂の階段を

肉の消滅に至 ....
顔を洗い
今日一日の作り顔を落とす
引き攣った笑い顔
怒りを抑えた澄まし顔
泡となって流れていく

素の顔になると
のっぺりとして
それはそれでガッカリする
何者でもない自分
本心 ....
この朝に起き
ベランダに
真紅に色付き
咲き誇りゆく
ガーベラ見入り
そうしてしばらく
静かな喜びの感情
胸奥から心臓から
内底から満ち溢れ
とくんとくんと脈打ち
身体に隈なく浸透 ....
毎朝、ちゃんと早起きして
朝ごはんを食べて

自転車に乗って、スーパーの片隅の椅子に座って1時間の読書

ウォーキングできたらいいな
ラジオ体操したいな

毎日晩ご飯作りたいな

 ....
空の道を
持っている
鬼やんまは
幸いかな
幸いに気付く私も



夏は
短い

「秋風吹いて来たなあ」
八十数歳が言う
これは、詩、です。

────────────────

 『幸せな場所』

まず、云いたいことは、お金を稼いでるんじゃないんだってこと。
お金を払ってる訳でも無いんだってこ ....
夜の道


陽も落ちかけた 誰もいなくなった公園の
ユラユラ揺れるブランコと
置いてけぼりの砂の城


鬼さんこちら 手のなる方へ
鬼さんこちら 手のなる方へ


ひとりぼっち ....
*************************

 自分を救ってやれる言葉も吐けないで
 なに詩なんか描いてやがるんだ

*************************

  ....
*******************

あたしは 言葉に飢えている

*******************

期待は失望を連れてくる 希望は絶望を孕んでいる

******** ....
 

泣き出してしまいそう
痛いほど好きだから
言葉の意味だけを
飽きもせずに考えて

体からこの心
取り出してしまったら
なんにも要らないと
夢のかたちを確かめる

 ....
悪戯を刺した苺が波に沈み、
すると糸が穗先までピンと張った
弧を描くように竿が曲がり
命の鼓動が手元に ガツンと伝わる

竿を起こして夢を浮かせる
現実までは、あと数十センチだ
生きた夢 ....
いつものドトールで
アイスコーヒーを飲む 夏の午後
僕は熱でパンクした自転車を直した
静まる 通りは 盆休み


冷房の効いたテーブルで
スマホのニュースを僕は読む
そして ガムシロッ ....
八月の
草加健康センター

高温のサウナで
汗を流していると
空襲の火の海で逃げ惑う人々を
想像する

熱い 熱いと
泣きながら 親や子を亡くして
祈りながら川に飛び込んだひとが
 ....
擦過傷に滲む薄い血のような光が時折目の端にチラついていた、少し水分を取るべきなのかもしれないと思ったがまだそうしたくなかった、日曜の午後は果てしない熱と退屈の中で軟体生物のようにのたのたと過ぎ去ろ .... 私なるもの、
この世界宙宇
映し出す唯一の鏡、

 意識研ぎ澄まし

自らの任務 自由に果たす!
胸がチクチク
さりげない一言で
顔色に差すブルー
鳩尾に落ちて苦しくなる

頭を垂れる
腑抜けて幽霊みたいな存在感
ため息から漏れるブルー
全身を包み込む

途方に暮れて
一日も ....
どん底にいたら 綺麗ではいられない

どんなに耐えていても 綻びは生まれるし

ふとした言葉で 涙が溢れてしまう

そうした人から 周りは離れていく

「あなたが苦しいことと 周りに迷 ....
鋼鉄の視界に
荒涼とした原野開け

雨は降り続ける

この終わり無き日々に
あらゆる詩行を辿り
未だ応え無きまま

荒涼の原野に心情の熱注ぎ続け 
脳髄という墳墓に埋められた
死 ....
浴室の/白いタイルが                                         (来住野恵子『脱衣』)

窓という窓に                             ....
夏の
最終回の後に
秋が始まる
あいまいな最終回に
さびしみと歌う



さびしさの
突端に
幸せの家を建てる
歌は
すこし手をふる



月の鏡に
思いを
映 ....
真夏の空の濃い青から
幾重にも時間が墜ちてくる
墜ちてきては蝉時雨に砕けて散ってゆく

強い光線のもと
こんなに明るい真昼なのに
どこからか漂う 昏い水の匂い

それは私のものではない ....
蚊取り線香、
あまり目立たないけれど、
いつも夏には何となくあってほしい、
そのぐるぐる、
夏のなかの秋のような、
やや癖のある、
つよい香りの風情、
線香皿のうえで、
灯した先端の赤 ....
ラリってる時に
作った文章が
しらふの時より
良いなんて
そんな生き方してねえよ

腐ったウィスキーを炭酸水で薄めて
必死にまともじゃなくなろうとしている
きみはまともなのかもしれ ....
わたあめよりも、
本当にからめとりたいのは、
ふんわりとした、
きみの、しろい笑顔、
一本の指がしっかりと
屋根のすべてを締め付ける
風のものではない揺れが
屋根から屋根へと歩き去る


雪のかけらが息にからみつき
寒く苦しく
苦しく寒く
径の行方に降 ....
この夜陰 、この白い小部屋にて

ある物ある物、ありありと在る
 もはや当たり前のこと、 そうして 

    わたしなるもの

渦巻くそれらの内の一分肢に過ぎずと 。
桃と梨を買ってきてくれた私が
冷蔵庫に入れといた一昨日の私が
今日の気力のない私をつなぎ
私をつないでしまう

私たちは
気力のない人生を歩んでいる訳だけども
私たちは感情の少ない多い矛 ....
世の中は
予測できることできないこと
絡み合って
影響
思わぬベクトルが伸びて
大騒ぎになる

新聞紙の上
爪を切れば
いくつかは
あらぬ方向へ飛び出す
そのうち一つは
飲んで ....
ドーッドドドーッ ドドドーッ
ザーザザザーッ ザザザ ザーザザザーッ
木漏れ日の渓に透明な水が溢れる
ここ数日の夜中の豪雨で水量はいつもの3倍くらいはあった
流れが激しいとヤマメは岩の陰に隠れ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
秋葉竹124/8/12 21:43
詩想、私にとっての〈自由〉と〈原罪〉とひだかたけし524/8/12 20:17
顔を洗う424/8/12 18:47
心情の予感ひだかたけし324/8/12 17:46
ゆめ由木名緒美5+*24/8/12 16:50
※五行歌 二首「夏は 短い 命」こしごえ10*24/8/12 16:42
幸せな詩秋葉竹024/8/12 15:46
夜の道涙(ルイ)724/8/12 7:10
編地の揃わない悲しみに2+24/8/12 7:07
生き方試験324/8/12 7:04
終わりの予感秋葉竹224/8/12 6:23
苺と海atsuch...9*24/8/12 6:06
盆の通り番田 124/8/12 2:07
草加健康センター形代 律424/8/11 22:23
ピエロのナイフホロウ・シカ...2*24/8/11 21:41
詩想・「私なるもの」、五行歌借りひだかたけし324/8/11 21:12
どこまでもブルー6*24/8/11 18:39
だからころここ5*24/8/11 18:24
Redひだかたけし324/8/11 18:13
WHY SHOULD I CRY FOR THE BOY I ...田中宏輔12*24/8/11 17:29
※五行歌 五首「大きな一つの 命」こしごえ6*24/8/11 17:27
炎 昼[group]塔野夏子5*24/8/11 9:12
蚊取り線香本田憲嵩424/8/11 2:31
とてもとてもすばらしい、スペクトロスコープ竜門勇気2*24/8/11 1:36
わたあめ本田憲嵩324/8/11 1:01
天地天地天地木立 悟724/8/10 22:36
詩想・「わたしなるもの」ひだかたけし224/8/10 21:14
生霊這 いずる5*24/8/10 20:12
newspaper4*24/8/10 18:47
渓流の女王レタス4*24/8/10 18:39

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