抒情という故郷にはもうかえれない
父母を墓苑に棄てた罪状は計り知れない

閉ざされた街に住むと
誰ともつながれないようになる

パッケージされた夕食が配信で済んでしまうのなら
目玉焼きと ....
メモ帳の全てのページにマミムと書き込むのが僕の使命。
この世界の全てのマミムメモを完成させるのが僕の使命。
その蜜をかけて
わたしのすきなバニラの
エッセルスーパーカップに
全部にかけたいけれど
大きいので
内の蓋を少し開けて
半分ね


地面を舐めている
落とした自分のを
命にな ....
とある場所に
アベイガイダレデモイイ村
という村がありました
この国の悪の支配者
アベを罵って楽しく暮らす村でした

ある村人が
他の村の人から
アベ以外誰がいいのか言えないの?
と ....
手首にだらんとした腕時計で
チクタクと急ぐ歩調を合わせる
優しさは道を譲ることなのに
カップルの間を割る癖がある
歩く
ただ悔しくて
うまく愛される方法を探しても
カラオケの音漏れに気を ....
しゃれこうべは笑っている

「ホモサピエンスの頭蓋骨が落ちていたとして」
ふむふむ
「その頭蓋骨の穴から」
はー
「あなたはムカデが這っていてほしい」
はいはい
「それとも、名もない雑 ....
昆虫の呼吸器官は腹の横に空いた幾つかの穴、ラジオでそれだけを繰り返すキャスターの声は重く沈んでいて、何のための放送なのかはまったく理解出来なかった、そんな夢を見たんだ、寝床が焼け付くような朝に
 ....
今日も空は青かった
にこりともせずただ青く
無限の沈黙のうちに
それは在った

今日も私は無力だった
宇宙の虚無に耐えかねて
あなたにあることないこと
喋っていた

今日も黄昏は優 ....
あなたの現実ってなんだろう
「この世界に現れているすべてと」ある人は言うだろう

私の場合は少し違うだろうか
ただそれは、仮想現実としての妄想ではなく
この仮初の世界を形作るひな形の世界から ....
本能は満たされる
理性は
果てしない貪りへの扉である



錬金術師のように
どんなものからでも美を抽出する輩がいる
彼が対象に魔法をかけているのか
見ている者に魔法をかけているのか ....
凪いだ心が
泣いている
いつも
なんでもないって顔して
過ごしていたのに
あなたの言葉が刺さって
涙をこぼし始めた
優しい言葉が
あなたの唇からもれるたび
わたしは泣くんだ
心の中 ....
明るくて寂しくてたまに泣いた
矛盾だらけのメロディが今
私の首輪になって掴んだ
こうやって生きていくんだよ
熱い塊を飲んだような
心が誰かと同じ道で会う
音楽はサイドミラーの翼
輝いて羽 ....
昨日が原因になって
今日の結果に繋がっている

しかし
今日の原因が明日の結果に繋がるかは不明だ
何故なら
明日が文字通りに明るい日になってくれるかは
わからないからだ

明日は暗黒 ....
死んだらサラ .... 絵を描け
コマに入れろ
重力に負けそうな首や背中を

絵を描け
吹き出しを付けろ
世界一可哀想なお前の物語に

のたうちまわるお前は
砂埃と星にまみれている

さっき投げたペンは ....
 
 おお、{ルビ苦惱=annoy}

 {ルビ琴=harp}、花にも{ルビ瓦=terra cotta }

 内弟子用

 讓渡した{ルビ血液=sang}はおろか

( 天惠の ) ....
教室のカーテンが
誰のために揺れているのか
分からなくなる夏休み
りんご飴の陰で愛を育み
輪郭を見るたびに大人になる
それは重力に逆らう
僕の夢みたいだな
まだ柔らかいから
パジャマを ....
高々ノーベル賞を
もらったぐらいで
専門外のことに口出して
感染者数が激減してきても
まだまだ油断は出来ませんなどと
不安を煽っている暇があるなら
STAP細胞でも作ってろ

200回
誤ってホームステイを連呼して
武漢からの留学生が
殺到してしまった経験から
緊急事態宣言解除後も
家にとじこもって
Amazon prime videoで
黒澤映画を中心に観つつ
「えっ ....
新型コロナウイルスで死にたくない
人を殺したくないから家を出ない

でも死にたくない
人を殺したくないのに自動車には乗る
自動車事故の被災率のほうが高いのに

家を出ないのは本心では ....
新型コロナウイルスで
どれだけ長く家にいられるか
全国巣ごもり選手権
賞金は十万円と
記念品にアベノマスク二枚
俺は人種差別をしない
でもあいつらは殺してもいい
あんな頭のおかしい奴らは
人間ですらないから

私は表現規制をしない
でもあのポスターは撤去すべきだ
あんなレイシストの落書きは
表現 ....
飛行機に乗ったのはハネムーンの一回だけ
幸せの絶頂期
まさに天にも昇る気持ちだった

でもね
その時はまだ入籍してなかった

お金なかった
けど
式をあげてささやかに披露宴はした
 ....
ホテルや旅館のように
型に填まった感じのない
民宿が今人気がある

地産地消を心掛けている
美味しい料理がたくさん並ぶ

日常の嫌なことは忘れて
民宿で過ごす時間を楽しむ

古民家 ....
 

今夜は魚の塩焼
ちょうど良く焼き上がって
美味そうだ
食べようと箸を近づけたそのとき
そんなはずあるまい
魚と目が合った
どうかしたのと向かいの母が尋ねるので
なんでもないよと ....
世界は眩暈がするほど傾いていて
正解な円など誰にも描けやしない
眠りの中に真実の夢は芽生えず
寂しい亡霊たちしか生きていけない

それでも風だけは懐かしい痛みを
お前に与えてくれるだろうか ....
ボクラは今日も
肩を並べて干されてる

コロナの日々が来る前は
道ばたに、ゴミ箱に
捨てられていたのに 

人間てゲンキンだな
わが身のキケンを感じると
随分ボクラを{ルビ重宝=ちょ ....
昨日まではただ
過ぎ去っていくだけだった
今はぼんやりとした灯を
消せずにいる

曇り始めた視界の中
散在する音楽に
注意を
払いすぎないよう


消せない灯がゆっくり熔け
 ....
今日高曇りの空の下、
肉を引き摺り歩いていた
春という大切を
明るみながら覚えていく
妙に浮わついた魂を
押し留めながら、押し留めながら

離れていかないように
剥がれていかないように ....
氷山にあいた窓に
鳥と気球と蝶がいて
空を見たまま飛べないでいる
ひとつ 逆さのアルファベット


雨の隣には雨
その隣にも雨
雨のむこうの雨
雨のふりをした雨
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
マルコポーロの旅梅昆布茶920/5/25 13:09
マミムクーヘン3*20/5/25 12:32
グッバイ、バニラ唐草フウ10*20/5/25 4:53
村のオキテ紀ノ川つかさ1*20/5/24 23:51
歩くミナト 螢120/5/24 22:41
会話から 虹色に一色たりない旗をふって秋也1*20/5/24 22:14
Stay Freeホロウ・シカ...2*20/5/24 22:06
今日もまた(改訂)ひだかたけし720/5/24 20:05
世界はそれぞれの手の中に二宮和樹020/5/24 19:22
道楽者ただのみきや3*20/5/24 16:02
心が泣く卯月とわ子120/5/24 9:32
未来の形ミナト 螢120/5/24 8:50
心が斜めに傾いてこたきひろし220/5/24 7:01
ジャイアンズ・ファシズムTAT220/5/24 0:30
絵を描けマニアル020/5/23 23:26
Survivor墨晶2*20/5/23 20:37
懐かしい詩ミナト 螢2*20/5/23 18:40
山中教授が嫌い花形新次420/5/23 16:39
唾三重漏020/5/23 16:15
次の緊急事態宣言イオン020/5/23 10:40
全国巣ごもり選手権020/5/23 10:40
ですらないから紀ノ川つかさ020/5/23 9:44
飛行機こたきひろし420/5/23 7:50
民宿夏川ゆう220/5/23 5:21
命日13*20/5/23 3:25
また生まれておいでもとこ5*20/5/23 2:39
コロナ詩篇3服部 剛120/5/22 23:53
目が覚めたら、口を噤むnoman120/5/22 21:34
春の意志ひだかたけし720/5/22 21:13
水光片木立 悟620/5/22 21:02

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