世界中に生まれ、世界中に生きたという

か弱い幸せが、

いつも、その時は抱えきれない。


選んだ筈の 幸せに

飛び込んだ 神聖なカップルの

か弱いまぼろしみたいに

 ....
喉から言葉を産む衝動
呪われた排泄行為
絶望は飢餓をなし
無意味を孕ませ
腹を裂く

沈黙が澄み渡り
凍らせた純真に
コンクリートが{ルビ樹神=こだま}する

レインコートを着た存 ....
〇一日目
お盆には帰ってくる? と聞けば
コロナ次第かな、と答える息子
じゃあね、と手を振る
新幹線の改札口
人はこんなにもさみしくなれる
胃袋までさみしさでいっぱい

白薔薇
花言 ....
人の匂いで夢は腐るから
夜に帯をかけて駆け抜けていく
僕は逃げようとしているのか
或いは守ろうとしているのか
手にしたものを離さないで
街を後ろに置いていくよ
僕等が怪我をしないように
 ....
遥か彼方へ流れ続け
時のうねりにこの身を削られる

生きてく事は自傷行為さ
傷つくこと避けられないけど

ダイアモンドはブリリアント・カットに
削り出されて輝くって言うじゃない


 ....
私は其処にいないでしょう
私は貴方の中に
貴方のたどる
指の先に

嗚呼

生命を受けたことは呪いだよ
それを絶てないことも また
呪いだよ
この狭苦しいうつわの中で
ただぎりぎ ....
何もしていない時に
僕は 良く外に出かける
そしてカメラを持って
考えながら 立っている


渋谷の歩道橋の上
池袋のドンキホーテの前
新宿のプロムナードの地下
品川の駅の改札の前
 ....
見よ そこにて廻るは 肉付いた枯葉
揺れる花弁 それは指に 吸い付き離れない
羽根は重みを得て 歩く喜びを知る
風にそよぐだけの絹 脚を包んで 前へ出て
後ろ髪は 前へくりだし 踊る巫女

 ....
せせらぎは忘却のように消え失せてしまった、もう、おまえは、地に落ちた果物みたいにいびつで惨めなしろものだ、指先が震えているのは、根源的なおそれのせい、途方もない量の雨が世界に飛び降りてくる、人々の .... とどまる 1

{引用=ここに
とどまっていると
裁かれる

変化のない停滞に見えて
それは罪であると
見做される}


とどまる 2

{引用=ここになんとか
と ....
鍵をかけて、

夕暮れの、まだらな空を閉じ込めた
マジックアワーと君の境界線がぼやけて
滲んでいくよ、私の目の前で

蜻蛉が 飛んでゆく
飛行機雲の上をなぞって 飛んでゆく
左手の缶チ ....
視線はとうに落ちかかる薄明の世、
方角を奪われた腕は 針を持つのを弛める
無論堕ち刺さるのは己の胸へ 濃淡の淵を
縫うように咽ぶ喘鳴が助長していたどころか、
赤銅に威ぶる陽の眼底から
あやふ ....
君が見たかも知れない空を
僕も見上げて朝は始まる
会いたいのに会えなくて
青は丁寧に心を騙す
嫌われるのがとても怖いから
この距離を僕の広告にして
君のリモコンで消されたい
自信がないけ ....
若い女性のみずみずしい肢体が
老人の眼を焦がすんだ

見てはいけないのか
いやらしく見ていたら
汚ならしいのか

同じ位の年頃の娘が俺にはいるんだから
恥ずかしくないのかと
自分に言 ....
今日までのところ
疫病には感染しないですんでいる

とは言っても症状にあらわれていないだけで
真実はわからない
一度も確かめてはいないのだから

マスクは常時口に蓋をしてる
もともと人 ....
母が懐かしそうに
思い出話をするとき

私はいつも
「忘れた」って言う

お母さん私
今その話を思い出したくない

なんでだろう
幸せの記憶なのに

なんでだろう
鼻の奥が熱 ....
思い出は

ぼんやりした
景色の中にあるよ

夏の夕暮れの
田舎の電車とか

色あせた自動販売機とか

誰かの白いシャツとか

それはどんな記念日よりも
心に残って消えない
 ....
無駄を絶った 貴方は清らか
その足は 塵を蹴らない
無駄を取った 貴方は清らか
その足は 穢れを蹴って 尚浄い

無駄を切った 貴方は軽やか
その下は 永遠に熱くなる こはない
無駄を削 ....
 空想・言霊の串刺し 都市化のサバンナ
 賞味期限切れた オブラート 
 肌色の あかさたな 魚眼 レンズの はまやらわ
 ローカルな 恋心 ゲリラ拍子の 合いの手
 地球の扶養家族 お月様  ....
あなたのことを思い、私はこんなに愛に満たされてもう溺れそうに。



これが生きてるってことなんだね。



僕たちは永遠にひとつになることができない二筋の流れ星。



嗚呼 ....
開けた窓から雨の匂いが流れ込み
濡れていく遠い森のざわめき始めて
貴女の声は透明な水底に沈んでいく
知らない内に
虫に刺された
二の腕
かゆくてかゆくて
手が伸びてしまう

まるで
あなたが噛みついたみたい
忘れたくても
脳に焼き付いて
手が伸びてしまう
厄介もの

腫れあ ....
みんな必死に頑張ってる
頑張って生きてる
でも、元の世界に戻って欲しくない
元の世界で僕は生きられない
何もない世界で
みんなが頑張っている中
僕も頑張っている気になって
このまま海辺を ....
私の席からあなたが見える
仕事中時折目が合う

誰も気がついていない
そう思っているのは
私たちだけかもしれない

社内ではあまり喋らない
敢えてあまり喋らない

プライベートの時 ....
マスクを外す
雨上がり 草木の匂い
白蝶の群れる木




{引用=風船}
パンパンに膨らんで気づく
出口のない恋はつらいもの
でも破裂はしない
いつのまにか萎んでる

ここ ....
微睡む窓から
静かな私が飛びたつ
静かさに沿うかぎり
どこまでも遠くまで飛んでゆける

さえずりや
せせらぎや
さざめきや
ざわめきや
を 内包しつつも
静かさは静かさのままで
 ....
身 体 が 元 気 に な っ て
 き た と き に は 気 を 
つ け な け れ ば い け ま
 せ ん 。 う ま い こ と
を 書 け た と き に も 気
 を つ け ....
芝生はいい
寝転がって
僕たちは笑う
とくになにがあったわけでもないのに
ただ笑って
じゃれ合って
空を眺める
雲が何にでも見えた
アイスクリーム
蛇の目
ありえない獣
五本 ....
 アスファルトに落ちる雨音を

 消し去る足音が聞こえれば

 傘を持つ私の手にあなたの手が重なる

 小さな傘を分け合う二人は

 時間も分け合い

 同じ道を歩いているはず ....
「私もかつては人間でした」
ロボットはラピスラズリを
キャンディ紙に包み
両端をクルクルと回す
「さあどうぞ」

彼女はそれを受け取って
代わりに写真を渡す

「火星の渓谷ですか ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
距離とマスクの時代ハァモニィベ...120/6/15 18:04
無限多面体 1*20/6/15 17:28
花言葉ダイアリーそらの珊瑚15*20/6/15 14:56
旅人の詩ミナト 螢120/6/15 10:46
自傷なボクらまいこプラズ...520/6/15 2:06
にくのうつわ鳴神夭花220/6/15 2:02
45歳のスニーカー番田 220/6/15 1:39
エゴ・エリスⅡ 私の鳩よ 汚れのないものよ 私の頭は露にぬれ ...[group]PAULA0...020/6/15 0:53
子守歌は静寂の雑踏のなかでホロウ・シカ...2*20/6/15 0:29
小詩集・とどまる岡部淳太郎820/6/14 22:28
栄養ゆるこ420/6/14 18:11
雨漏りあらい120/6/14 15:11
恋煩いミナト 螢2*20/6/14 10:20
愚か者こたきひろし420/6/14 9:21
もうこれ以上たえられなくて120/6/14 8:26
台所ガト3*20/6/14 5:32
逆光6*20/6/14 5:24
エゴ・エリスⅡ ああ わが愛する者 あなたはなんと美しいこと ...[group]PAULA0...020/6/14 0:50
思考滅裂④あい うえお020/6/13 21:05
溺死viraj120/6/13 21:05
みなぞこひだかたけし420/6/13 20:01
虫刺され卯月とわ子020/6/13 18:46
by the seaopus120/6/13 17:34
社内恋愛夏川ゆう220/6/13 16:43
静かに乱れる呼吸ただのみきや5*20/6/13 13:36
微睡む窓塔野夏子4*20/6/13 11:02
ソーシャル・ディスタンスりゅうさん120/6/13 5:43
ありったけ13*20/6/13 3:15
雨粒佐白光2*20/6/13 2:13
Was usmizuno...320/6/13 1:47

Home 戻る 最新へ 次へ
700 701 702 703 704 705 706 707 708 709 710 711 712 713 714 715 716 717 718 719 720 721 722 723 724 725 726 727 728 729 730 731 732 733 734 735 736 737 738 739 740 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.25sec.