陰翳

夕闇も深まる時、
森羅万象は一斉に陰翳に色めき立つ。
ざわざわとひそひそ話を始めるものたちは、
吾が存在により生じる陰翳に、
己の己に対するずれを確認しながら、
自分の居場所から ....
夢見がちな
夢見る夢子は
夢の國では夢泥棒
夢夢油断なさるなよ
最後は夢吊って死んだ

夢見がちな夢子
寂しかったんだってさ

南無阿弥陀仏
南夢阿夢陀仏

明晰夢であったなら ....
心地よく身を任せよう
その音霊に

楽器同士重なり合い協調し合いながら
奏でるハーモニー
まるで寄せては返す波のように心を揺らしては
夢想の世界へと連れ去ってしまう

ゆったりと時を ....
丈夫な麻の暗幕
交友録の入った書架
最善策だけ入れた鞄に
繊細なガラスの時計

灰皿自身の大事な気持ち
プラスチックの椅子に
腰かけて
カモになる予定の僕
視界いっぱいに地雷!地 ....
丸いグラスの底のような南氷洋
地球儀をひっくり返せば
ほら、プカリ天辺洋
南氷洋の狼という映画があった
嘘つけと君が言う暑い夏
それでは御簾の向こうに涼しく
南氷洋のおおきみとか
バカと ....
反語を
真に受けてしまい
申し訳がない

わたしの智慧の無さに
愕然とするべきだ

嘘ではなく反語
まったく反対のことを言おうとしていた

わたしにはわからなかった

あなたは ....
くちぐせは陽射しを遮り
ぽとりとおちる
無限に文字起こせば
ガリガリくん木漏れ日だったり
日暮れのひぐらしだったり
鈍いことほぎ
部屋の隅に転がった昨日の俺が奇妙な声を上げながら塵になって消えて行く、別に心残りなどあるわけでもなかったし生きながら化ける理由なんてものもあるはずはなかった、けれどそれが例えば俺とはまるで関係の無 ....  
 文学的なにおいするから

 初夏が好きなのにさ

 もう真夏じゃん

 やってらんないよ

 蝉はわんわんうるさいし

 図書館から汗だくになって帰ってきて

 クーラ ....
愛を纏う風のチューニング
笑い続けるストロボライト
逃れる野ウサギの雪原に足跡残し

朝焼けも夕焼けも最早区別つかず
眼の前過ぎていく時の姿すら観えて
どん底迄に落ちて優しく降り出す雨
 ....
まだ早い りんごをもいで
ひとつ、ふたつ、歯型
皮を舐める 果肉に届かず

つるつるで てしてし
舌に引っかかる弾力

一呼吸 おいたら 波の音
いつの間に 手一杯に 貝殻

 ....
自称詩が紙になったら
紙が可哀想だ
ウンコみたいな自称詩を
塗りつけられて

トイレットペーパーなら
ウンコが終われば
誰の目にも触れられずに
流されて綺麗さっぱり
なくなるけれど
 ....
一本の線を引いてみる

右側に一つの考え

左側に一つの考え

がともに争ってる

線が成長するにつれて

おおきな面となる

2つの考えが

より素晴らしい

1 ....
ネットは便利な反面
人の醜さの起爆剤になっている
爆発は留まることを知らないどころか
爆風が誰かの火種に引火するばかり

理解しあえない事の方が多いなら
何故まだ話し合うのだろう

水 ....
すみません
Vシネマの役者になりたいんですが
あなたにはムリですね
どうもありがとうございました
キケンな暑さだというから
不要不急な外出を避けて
涼しい部屋で怠惰を決め込む

ドアが開いて
ドロリと溶けかけた君が
熱い外気と共に入ってくる

君と僕の温度感の差は
いつになっても ....
晴れたから

あ、そーだね

でしょ?

うんそうだそれだよ

僕すごい

僕も分かるよ

ちくび

もうもうもうー
言えるのすごいね

僕はヒーローだ

明日、 ....
夏のみかんは満月で

まるで、フォトグラフ

パシッフックアイランドの夜風は

なつかしいシルクの肌触り

砂浜、防波堤、テトラポット

波の音は心地よく、

づっとづっと、果 ....
『天使突抜』という地名を知った

────────────────────────────

疲れられない朝に
桜の並木道を歩いている夢をみた

みおろすと川中の中洲で
ちいさな亀 ....
過去は変わらない
だから安心できる
未来は分からない
だから不安だ

人は皮肉に翻弄される
弱い人も強い人も
必ず弱点を備えている
それを夢がつく

わたしは善がいいものだと考えた ....
誰もが愛されたいのだ
どんなに醜い心の状態であっても
どんなに小さく弱いものであっても
キリスト教の神はそのあまりに大きな愛のため
自分を信じないものたちを憎んだ
キリスト教の神は愛し愛され ....
輪舞する死の神々は
私のこころで
ほほ笑んでいる
今は亡き
あの人と

空の海で泳ぐ鳥は
一羽でずっと行く
私の魂を乗せて運び
あの人の魂と会わせてくれるために
どこまでも

 ....
○「漁夫の利」
自民党と立憲が
対立し
小党が
利を得ている


○「薩長連合」
国難ならば
大同団結せよ

○「鳥の鳴き声」
朝早くから鳥が
鳴いている
ふだんは聞かない ....
自分の思い通りに
ならないからって
怒る人がいるが、
私はその人のために
生きてるんじゃないよ




 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
線路の向こうのあなたは
サヨナラも言わない
手も振らない
笑顔抱く涙顔で
じっとこっちを見てた
二十代の別れは
初恋よりもせつなくて
大人じゃない分
震えてた僕
そんな下北の町
多数決にて切り落とされた頭が
京王井の頭線に並び
参政党に送る万歳三唱
賛成、賛成、賛成

君は知ってる?
人に踏みつけられる気持ち
路傍の糞のように
嫌な顔をされる気持ち

憎し ....
{ルビ小夜=さよ}、{ルビ小雨=こさめ}降りやまぬ{ルビ埋井=うもれゐ}の{ルビ傍=かた}へ、
{ルビ遠近=をちこち}に{ルビ窪=くぼ}溜まる泥水、泥の水流るる廃庭を

葉から葉へ、葉から葉 ....
クソ言葉羅列ゴッコ
続けたとして
生きてることに
意味なんかあるか
価値なんかねえぞ
分かってんのか
この自称詩人野郎

お前にあるのは
薄汚い承認欲求だけ
誰かに認められるなら
 ....
{ルビ屑屑=せつせつ}と自慰に耽る{ルビ雌雄同体=アンドロギユヌス}。
{ルビ人葬所=ひとはふりど}にて快楽を刺青するわたくし、わたくしは
──溶けてどろどろになる蝸牛。*

さもありな ....
窓ガラスに

雨垂れと

蝸牛

頬伝う

私の涙と

あなたの指
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
陰翳積 緋露雪0...225/8/6 5:50
夢子のはなし降墨睨白島(...4*25/8/6 3:54
音霊栗栖真理亜4*25/8/6 0:57
未明の開放竜門勇気525/8/5 23:40
あの夏降墨睨白島(...13*25/8/5 22:41
反語杉原詠二(黒...225/8/5 22:22
今日wc10*25/8/5 22:12
進化は止まらないことから始まるホロウ・シカ...4*25/8/5 21:44
焦るぐでたまおやすみ325/8/5 20:21
サイレントやりとりひだかたけし425/8/5 19:38
ほしにかえる三月雨7*25/8/5 19:14
紙になった自称詩花形新次125/8/5 18:49
一本の線多賀良ヒカル125/8/5 18:22
燃えているデータベースsonano225/8/5 16:05
Vシネマ林 理仁1*25/8/5 14:21
キケンな暑さ6*25/8/5 12:49
ヒーロー林 理仁025/8/5 11:21
えいえんあおいみつる325/8/5 8:17
『天使突抜』秋葉竹325/8/5 7:12
生きていてもいいですか杉原詠二(黒...2*25/8/5 6:43
より偉大なる愛の法則1*25/8/5 6:40
再会こしごえ8*25/8/5 6:36
独り言8.5zenyam...3*25/8/5 6:28
※五行歌「私はその人のために 生きてるんじゃないよ」こしごえ3*25/8/5 4:43
下北沢駅降墨睨白島(...3*25/8/4 23:37
私怨しえん紫炎トビラ2*25/8/4 21:07
祈る蝸牛。田中宏輔18*25/8/4 20:11
自称詩人に未来はない花形新次125/8/4 20:09
自瀆する蝸牛。田中宏輔11*25/8/4 20:04
蝸牛。12*25/8/4 19:52

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