風にしたがう
空にかしずく

夜によりそう
日にひらかれる

そうして青山を
求めて歩く

それはおそらく
至るところにある

青山に立つことは
眠りか覚醒か

 ....
色あせた花の耳飾り
3歳の誕生日に
ポケットに入ってた

今日はもう卒業式
明日からはおとな
窓辺に新しい耳飾りがあった

あの時の妖精だろうか
ありがとう
私は元気だよ
雪の精の墓地のような
石灰華段に座り見下ろせば
トロイアの木馬が運ばれていく

黒髪に陽が一滴跳ねたような花
木馬にも花飾りを内緒で乗せて
命の陽が消えないようにと祈る
アフリカの満月は
コノハズクの目に似てる

梟の歌にあわせて
花を織る妖精
日焼けした笑顔
月影の人形劇

絵本が開くように
森の中をパタパタと
花が開いて埋め尽くす
わたしたちは 忘れてしまった
どんな手も
水を産むことはできない

湛えた夢が 溢れながら
事象を繋いでいく それが
現実でないことに
どれほどの意味があるだろう

裏返り 反転 ....
光と影の色で編んだ
窓際のブランコに乗って
強くも弱くもない体を
運んでいくまで空は続いた
通り過ぎるたびに何かを捨てて
寄り掛かるたびに背中を見せた
ミントの風に吹かれて白くなる
頭の ....
新型
新型
新型
新型

感染
感染
感染
感染

ウイルス感染
ウイルス感染
ウイルス感染
ウイルス感染

不安
不安
不安
不安

自分が感染してないか
 ....
天体望遠鏡で垣間見る宇宙は逆さまで
ときどきのぞくだれかの素顔に似ている

必要のない事と
必要があってもままならない逆さまが

混在している毎日が好きです

僕たちの情報はトイレ ....
バドワイザーを飲みながら
後ろから聞こえる無音を流して
ネコを愛でる

彼らは無邪気で無垢で邪念がない

バドワイザーが無くなって
聞こえていたテレビの音も無くなり
ネコは寝た
 ....
空虚な空気

肺に吸い込む

咽はしない

ただ冷たくて

ラークマイルド

一本に火を付ける

精神が気化して

登ってゆく

不思議な感覚

煙は換気扇に

 ....
あなたに言うのを忘れてた






ありがとうと愛してる





(むかしかいたきもするんですが感傷的な気分なので)



悪疫の時にあって

世知辛いご時世 ....
さいきん気づいたことに、

この部屋のちっちゃな冷蔵庫は、
ぼくのビールよりも君の野菜ジュースで
埋め尽くされている。

バルコニーのおっきな金魚の風船も、
ゆらゆら揺れているけ ....
揺らぐ感情も理性も
鼻歌でかき消された夜

音量を絞るほどに
主張は心に傷をつける

カーテンを閉めても
光は朝は告げるから
今夜は白湯で乾杯しよう

酔いが回れば
世界も私もど ....
田舎道でつまずく
膝をなでながら
石を睨む
あれ?
前にはなかった
土が持ち上げたのか

掘ってみると
尖って掌にのる
じっと待って
狙っていたのか
こんな小石に
負けるとは
 ....
ここに来て
自称詩人に対する憎悪が
今までの五億倍以上になっている
自称詩人がクソみたいな
自称詩を垂れ流しているその時
一般の人達は
雨が降ろうが槍が降ろうが
ウイルスが降ろうが
必 ....
世界を旅している気分だった

しかし、いつの間にか

誰かの{ルビ冥=くら}いこころと つながっていた
そういえば
この土地に海はないのですね
水平線に沈む夕陽は遠い記憶のかなた
フリージアの花もストレチアの花も咲いていないのですね
トコブシは今でも獲れるのでしょうか
塩焼き、味噌漬け、煮付け ....
仕事で疲れ果てて休みを取った日、君は仕事に出かけ、そのまま遠くの病院に行き実家に泊まってくる予定だ。僕は仕事からも君からも離れて、独身の頃のようにワープロソフトを開いている。人生は端的に切ない。そこに .... 雲が解けたら雨が降り
水溜りに映る逆さまの街は
さよならを出会いに変えて染まり
追い駆けても追い駆けても
きっと太陽は沈まないだろう
秒針が動く隙間を狙って
私の心はあなたを想い
夕立が ....
初めて履いた運動靴で 
私たちはどこへでも行けた
リュックサックを背負い水筒を持ち
少しのお金と自転車のペダルに乗せたその足で

行きたい所へとハンドルを切れた
時間は私たちの足の後から付 ....
神様。あんまりですね。
叶わない恋にせめてものお慈悲を与えてくれたのですね。
同じ時を共有できても、それはチャンスではなく諦めをもたらすための瞬間瞬間を
痛いほど浴びて
心に穴が開きそう。
 ....
あなたは世界をかくすほどの傘をさして
しのび足のような雨のなかを歩いている
ひらひらするくるぶしまでのスカートはすこしだけ濡れて
きれいにふちどられたショートケーキのようだ

つばめは果 ....
清水さあん、と声を掛けると
一斉に振り向く人たちがいる
ざっと百人
ざざっと百人
鳥に換算すれば
ざざざっと百羽
空も飛べる
清水さんはお裁縫が得意だった
お裁縫が得意な清水さ ....
大切な人を抱きしめたい
愛しい人に口づけをしたい
僕達はきっと恥ずかしいから
日本語の隠れ家を探してる
もっと軽くて証拠の残らない
気体みたいに乗りやすいもの
ハグやキスという面積が狭い
 ....
深まる夜の
硬質な器のうちに
憩う林檎や蜜柑の類い、
無限の夢見て静まり返り
琥珀の時を紡いでいく

  *

暗い一夜の街さ迷う
行く宛もなく帰る宛もなく
繋ぐ手と手は熱を持ち
 ....
一年間 準備電位の刻をへる
前月の3月末で
ポエムは終わる

「わたしたちの研究は、初期に現れる準備電位は、のちに自動的な決定に繋がってしまい意識的なコントロールは不可能なのか、それともわ ....
夕刻のアパートで青年は自らの胸板にニスを塗る。
それを急いで乾かし、稼ぎのために夜へと出掛ける。
ごちゃごちゃ言ってても仕方がない
これはあくまで医学の問題なので
予防に限界がある以上
早く特効薬を見つけるしかないのだ
そのために自称詩人の活用を提案する
自称詩人をウイルスに感染させ
 ....
なつかしいテレピンのにおいよ.。
生真面目な心臓に、手かせ、足かせ、口かせ、黒い皮紐。縛り上げて、食い込む、青空。青空に、ねえ、青空に、きみ、青空にさ、青空に磔にするんだよ、なんども、なんども、なん ....
ようこそ

長い歴史のなかで
何度目になるのだろう
善と悪が入れ替り
新しい世界が始まる

黒こそ美しいと
鬼が哭いている

To say they empathiz with . ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
青山シホ.N3*20/3/3 17:48
アスクレピアスの妖精丘白月120/3/3 17:31
ラナンキュラスの妖精220/3/3 17:30
スパラキシスの妖精120/3/3 17:30
水を産むはるな820/3/3 16:46
thereミナト 螢3*20/3/3 7:43
自分は感染しない自信こたきひろし220/3/3 7:23
時間と夢梅昆布茶620/3/3 2:51
三月のネコ。うめぼし120/3/3 1:10
煙草たかよし04120/3/3 0:34
酔った勢いで書いてみる空への手紙かば020/3/2 22:12
うつらうつら秋葉竹720/3/2 21:23
春眠を覚えずTwoRiv...5*20/3/2 21:07
小石もちはる2*20/3/2 20:28
クソ自称詩人への怒り花形新次4*20/3/2 19:26
Cave[group]墨晶2*20/3/2 19:10
それが悲しいあおいみつる3*20/3/2 16:51
小休止葉leaf220/3/2 9:56
難破船ミナト 螢3*20/3/2 7:37
考えない足為平 澪720/3/2 0:37
神様。杏っ子1*20/3/1 22:42
雨の日、うつくしい使者とホロウ・シカ...8*20/3/1 22:27
清水さあんたもつ120/3/1 21:29
XOミナト 螢220/3/1 18:02
一夜、琥珀のひだかたけし320/3/1 17:22
◯ 3月31日、ポエム終戦日 2◯ 足立らどみ0*20/3/1 14:39
ニスクーヘン1*20/3/1 12:56
試験サンプルとしての自称詩人花形新次020/3/1 12:20
生真面目な心臓のためのダブルスタンバイ草野大悟2320/3/1 9:23
ようこそ足立らどみ1*20/3/1 9:06

Home 戻る 最新へ 次へ
678 679 680 681 682 683 684 685 686 687 688 689 690 691 692 693 694 695 696 697 698 699 700 701 702 703 704 705 706 707 708 709 710 711 712 713 714 715 716 717 718 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.06sec.