街路樹の影が伸びる歩道
私の影がすぐ横で
恋人のように寄り添って
一人の帰り道も
寂しくないわ

小さな新芽が眠るころ
星を見上げて思う
明日も晴れね

街灯の下で一人きり
アク ....
菜の花畑に隠れて見る
緑の森と太陽の中
ミツバチは金魚のように
黄色い水面を目指して泳ぐ

黄色い帽子の妖精が
青虫に声をかける
モンシロチョウに
なったら一緒に飛ぼうね

たくさ ....
祭りの灯が落ちて

桜も一息つき

目を閉じる

月夜の晩に

花びらが

月の精に命をもらう

雪が降るように

蛍が飛ぶ

風がひとり

星に生まれて

最 ....
もうじき二週間になるが
いい加減
テレワークに飽きてきた
自宅で仕事をしてる奴が
何となく今ふうで
カッコいいと思っている
そこのあんちゃん、ねえちゃん
全然違う、大間違いだぞ
やっぱ ....
唾をべっと吐いて
スタンスを取り
必要以上に
鋭い眼光で
強い態度で
何の責任も要らない、関係のない
政治やメディアに噛みついて
なんならやってやるぜと
ジャブを繰り出して見せる
 ....
 
 
駅が眠っている
私たちと同じ格好をして
そのおかげかと思う
狭くなる
窮屈になる

駅の隙間に挟まったしおり紐
五十六頁、大切なことは書いていない
早朝の停車場線を人が歩い ....
春の夜に
煌々と浮かぶ満月は
闇に艶めく大地のあちこち
銀の涙を溢しながら
陶然として傾いていく

わたしは寝床でゆっくりと
その推移を辿りながら
迫り来る世界の無表情に
今夜もやっ ....
大いなる問いの果てには
大いなる答えが待っている
大いなる誓願の果てには
大いなる勝利が待っている
大いなる何かに殉ずる時
大いなる境涯が開かれる
資本主義がこの世の中を
現実に動かしている以上
コミットするしかない
しかし資本主義は万能ではない
人生に哀しみがつきまとう限り
詩ができるのと同じように
哀しみの翼と共に
翔べよFly high
何度でも言うよ
人生に哀しみはつきもの
むしろ哀しみを糧に
飛ぶしかないんだ Fly high
悲しみが価値になる国の話
いっぱい悲しい人が金持ち
いちばん悲しい人がプレジデント
そんな国なら
痛みに気付けるのかもね
知らんけど
今までずっとありがとう
カラオケの最後に歌おう
合格発表で見つけた番号
ラッキーナンバーにしたら
キーホルダーを欲張り過ぎて
ガチャガチャと鳴り始めた
それくらいたくさんの
声を止めて来 ....
漕ぎだした宇宙は
私の在り方を変え
自由という奔放なる滋養を得るよすがとなるだろう

基本的には愛という形で最善を尽くすのだが
将来を見た因果を
良き形で携え帰っていくだろう

その祈 ....
 幅一センチ長さ二十センチほどの白い縦のラインが、床面から一メートルくらいの位置に、三センチずつの空間を空けて整然とならぶ、わたしの身長の二倍はゆうにこえるあたたかみのある厚い窓ガラスの内側に置かれた .... 目を閉じれば
まんかいの花


まっくらな公園に
美しく散る
はなびらの音がする

はなびらを
縫うように
さまざまな
桜色の魚たちが
泳いでいて

あれは
どんな海への ....
舌を絡めつつ
アソコをいじくりまわしても
それは性行為とは言えない
(A+B≠C)
という
スウェーデンポルノ学者
グレタ・モコロナの問い
所謂、ABC予想を
日本人AV愛好家の
餅 ....
嫌いな人を
嫌いな物を
嫌いな時を
たくさん思い出して
たくさん考えてみたら
心が汚れた気がした
無理に汚した気がした
心にいるもう一つの
綺麗好きな心が泣いていた
誰にも気づかれず ....
空で風と恋人になるシャボン玉
風に抱かれて弾けるシャボン玉
風が啼きながら飛んで行く
空に溶けた香りを追って

シャボン玉の魂を預かった妖精
陽の匂いを挟んだ花が咲く
風が匂いをかぎなが ....
昔むかし一つの光を
神様が宇宙に落とした
星から星へ跳ねて
幾つも色を置いて
終わりのない果てへ
走っていく光の羽根
無数の星は空に撒かれた種
ひとつまたひとつ
運んでは咲かせている
 ....
足もとに絡みつく
感染者を蹴って
きんぺいが走る
狂った顔の
指導者にも似た
新型COVID-19
この手のやつに
罹ったものは
すべて死にゆく
さだめなのさ
ブカン凄惨
ブカン ....
山の中腹に
本堂が鎮座する
その床下の
戒壇を
 独り
  降りる

   ひんやりとした
   そこは真っ暗
   右手は壁を伝い
   左手は闇を泳いで
   目を見開いても ....
もうヘルパーは一か月以上キャンセル中です。

スポーツジムが危ないと報道されてから内のがいるためです。

もう20年以上家にばかりいる自分なんですけども。

この6年ぐらい毎年気が滅入 ....
地球は時速1700キロでまわってるんだって


だから何って

言われても

マッハじゃないか

と答えたい


そんな気分
昔 夜の渋谷で
自転車を 必死で走らせていた時に
誰もいない仕事場へと向かっていた時や
クラブにでかけた時のことを思い出す


暗い 人気のない道の
電灯から電灯へと
僕は見えないもの ....
花が咲いていた
透明な花だった
不安げに 宙を見つめて
静かに淡く咲いていた


その花を殺すために
私は今も生き続けている
毎日を 拾い集めて
私は今も生き続けている


音 ....
あの年の十月
酒場で知り合った
ヤギという男と二人で
ミシシッピ・ワンの合図でショットガンをぶっ放した
ホリデイで賑わう
陽の当たる大通りで
男も女も、ポリスも子供も
血を吹いてぶっ飛ん ....
話して 話しつづけて
話しても仕方の無いことを
病院の屋上から見えるもの
遊ぶ犬たちのことや
食べられてしまった飼い兎のこと
売薬の無駄遣いで喧嘩しても すぐにほぐれて
直らない足の痛痺れ ....
やさしい春の結晶が
涙のように
ぽろぽろと散って
日差しを吸いながら
光って舞っている
あなたと歩いた日々は
あの空の向こうに
行ってしまったけど
この香りと温もりは
今も生きている ....
白く白く月が桜を照らす
雪のように花が枝に積もる
星のように小さな光が
風に乗って幾つもあらわれる
今宵は妖精の夜
夜空も見えない桜の下で
桜の国で踊る妖精たち
ピンク色の羽根が
宙を ....
あなたの手紙を
千切って投げた
涙でかすんだ夕暮れに
妖精があらわれて
風の中で大事に集める
やがてウロコ雲のように
空に並べて言った
この手紙は返事を待ってるよ
でもあの人はもういな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
春の帰り道丘白月020/4/7 22:26
菜の花の妖精020/4/7 22:25
春の蛍020/4/7 22:25
メリー&ハリー花形新次120/4/7 21:34
見苦しい、シャドーホロウ・シカ...2*20/4/7 21:25
停車場線たもつ220/4/7 20:43
満月とのっぺらぼうひだかたけし220/4/7 18:37
賛歌渡辺亘120/4/7 17:40
資本主義020/4/7 16:21
Fly high020/4/7 15:58
カナシ砂漠枯020/4/7 13:55
4301ミナト 螢3*20/4/7 11:50
命の形として ~あるものがあるとは~二宮和樹120/4/7 5:02
風のテラス(ちいさな死)草野大悟22*20/4/7 3:32
桜色立見春香320/4/7 2:48
ABC予想花形新次220/4/6 22:39
オンファロデスの妖精丘白月120/4/6 22:21
アリウムの妖精220/4/6 22:20
トレニアムーンの妖精120/4/6 22:20
ブカン凄惨[group]花形新次020/4/6 22:15
よみがえるもちはる2*20/4/6 21:25
日々是悪日ナンモナイデ...1*20/4/6 19:37
消沈かば020/4/6 19:20
2010年、渋谷で番田 620/4/6 1:25
水やり520/4/6 0:43
空瓶ホロウ・シカ...3*20/4/6 0:35
話しつづけて大村 浩一14*20/4/5 22:24
桜の国丘白月020/4/5 22:14
桜の妖精020/4/5 22:13
愛の翼020/4/5 22:13

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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