2020.3.30.
憂鬱なんかじゃない ただ持て余してる時間があるだけ
砂時計の片方に固まってしまった砂があるだけ
ちょっと気がふれただけさ 憂鬱なんかじゃない
深呼吸をありったけ繰 ....
水曜日の水面に笹舟が浮かんでいるのを見ました。
それは来週の水曜日に僕が折った笹舟なのでした。
ボクの前に道はない
アタシの後にも道はない
進んでいるのか戻ってるのか
分からないから立ちつくしてる
ボクはたまにアタシになり
アタシはボクの悪口を言う
見上げた空へ墜ちていく
合わ ....
乃木大将っていうのは、
秋のもみじのほうが、さくらよりすきだったらしい。
でも9月って台風くるんだよね。
入学式に家ぶっ潰れましたなんてごめんだな。
どさぐさまみれの教育改 ....
ある程度の怒りと、
その程度の発熱と、
あの配布されてこない
マスクへの口唇ハザード
いらだちは決して、
正規分布いたしません。
世界は薬品用小瓶に入っていた。
そんな朝に動物園でキリンが
生まれたよ。
きみは喜び、驚いた胸の地平線から
太陽がのぼり世界を照らす。
ぼくたちの世界 ....
響け
届け
君へ
僕の
心臓
核心
雑音
全て
響け
届け
君へ
僕の
心臓
暗がりの瞼にやきついた 焔は揺らめき
もう遅いのでしょう 手の鳴るほうへ
死した真理(毬)は なにやかな 惹かれゆく
弾みない琴の歩が なして 低い河へ迎えらるる
蜘蛛の子が列を生し 錆びた蔓 ....
涙がこぼれるたびに
光の数珠を繋いでいた
今まで得て来た中でいちばん
幸せな羽根を売った後に
白鳥が踊る湖で
パートナーを探すの
周りの人とは違う姿で
笑われたその悔しさを胸に
エレベ ....
警告「線路は続くよ何処までも」
2020,10,00,0-報告書
ー武漢にあるウィルス研究所から媒体を持ち出したのはどうやらウイグル族に係わりのある研究室の人物らしい。中国の政策に対する反 ....
おまえの
見開いた目の
いたみ
排水口を、すべる
小便の
甘い匂い
午前零時の
渇いた鐘の音が
脳味噌の中で鳴る
今日の臨終
噛み砕いた林檎の酸味
手 ....
首から落ちる花をずうと牡丹だと思ってたのを
どうしよう
{ルビ體育=gymnastique}「 2 」だと、
{ルビ手=main}もやるせない
{ルビお面=masque}かぶって
御禮に( 參上 )
( 幾許かの ){ ....
不動産屋の女の子が
物件案内しているところを刺されて
現金と車を盗まれたって
事件があったけどさ
逮捕された犯人の男が
取り調べで
「コロナで職を失ったから」とか
言ってるんだってよ ....
ひとつ静かに夜を追いかけて
月明かりが映す山並みを眺め
青い風をすっぽりかぶり
キンポウゲの布団で眠る
横を向けば金色の海
ミツバチの足跡に残る
甘い香りが懐かしく
雲が急ぎ足で去り
....
あちこちから流れてくる
夕暮れの赤い空気
低く漂い猫の背が
虹色に光っていた
あちこちから集まってくる
長く細い影が一つになる
誘うのは妖精の色
春と夏の囁きの香り
爪の先に青 ....
ゆらゆらと雲が
水たまりで泳いでる
スズメが空と間違えた
弱いから小さいから
空へ行けないと思う
あの杉の木立
雨を覗く屋根
小さな空の傘
プラネタリウムが開く
弱くて小さな命でも
....
風の強い夕方
私が通り過ぎた後ろ
廃棄物置き場で木材の下敷きになった包装紙が
ばたばた と騒ぐ
振り返っても 日に焼けた紙と木材
それと寂しそうな色をした鉄線があるだけ
物音は ....
三日目のマスクから
漏れ出た鋭いため息が
乗客の肌を斬りつけている
新型コロナウイルスが
蔓延する都市で
朝の電車に揺られながら
何重にも押し黙る
心の声まで封鎖するように
… ....
前もっていいたいことは、私は法律には詳しくありません。だから、何とか法の第何条に基づいて、という話をすることができません。
ですが、色んな本をよんで、やはり法律が大切であることを強く感じました。だか ....
わたしはわたしが死ぬ直前に何をおもうだろうか
今はこうしているわたし
さまざまな今は
今とつながっている
ひとつ ひとつ ひとり ひとりの今も
回り回って
今となる
さまざまなな ....
あなた と思う
と同時に
わたし と思う
その時
大切なことを見つめようとしない自分に
さようなら
今
世界
を見つめれば
さまざまな 人や物事に
さまざまに 支えられているわ ....
風が飛び回る時に
お礼をするから花はついて行く
そんな春とこんな僕を
一緒に立たせてくれてありがとう
旅を続けるために
今まで何回くらい
蝶々結びをしてきたのだろう
足を止めて羽ばたいた ....
様々な理由から力ずくで力尽くして
大貝は内部で言葉を符牒じみさせる
モスラが空を舞ったあとに
最近の都民は、
この「火曜日」にハラハラドキドキ
3度目の正直、
緊急事態の早 ....
暗闇から
太陽が昇る
一日が
朝がはじまる
担った役割を背負い
体を伸ばす
今日もいい日だ
家の外はまだ肌寒い
柔らかな陽射し
髪をなでていく風
口を開けば
笑み ....
/ 5 h g P a 5 a y + L j 0 t
w 0 p a j 0 Q 8 ! Q G 8 u ! p | 0 Y w , !
Ô P H P Y
p a 5 ! ^ a ....
真夜中を渡る
てくてく歩く
朝まで歩く
あてもなく
朝が来るまで寝て待つなんて
もしも夢見が悪ければ
きっと明日はブルーな気分
それならいっそ夜明けまで
真夜中を渡る
誰も居 ....
令和二年の春
コロナウイルスは世に{ルビ蔓延=はびこ}り
入院中の恩師に会えず
実家の両親に会えず
隣町の友にも会えず
一つ屋根の下、妻と幼い息子と共に
ひと日を過ごし、夕暮れる
....
道行く人が
私にタバコの煙をかける
パチンコを終えた主婦が
自転車に乗る前に
はぁあああ
カップルが楽しげに
何やら相談した後に
はぁあああ
はぁあああ
....
あなたの足のお指を舐めさせてください
いっぽんいっぽんねぶらせてください
お指の間も舐めさせてください
朝まで
あなたの足がびしょ濡れになってそしてあなたの心が乾ききってしまうまで
649 650 651 652 653 654 655 656 657 658 659 660 661 662 663 664 665 666 667 668 669 670 671 672 673 674 675 676 677 678 679 680 681 682 683 684 685 686 687 688 689
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.05sec.