果てしない空にいる
姿なきしゃにむに
あるときは
つまづいて転がっていく石ころ
あるときは
風が止まったやにわに交わすキス
ときどき現れては
影だけを残して
もとからいなか ....
あるのかないのかわからないかみさまの
偶像に思いを馳せるよりも
台風の後のオレンジ色にひかる
空と雲の中に よっぽどかみさまをかんじる

奇跡なんて信じていれば
起きるわけではなくて
傾 ....
「自分を否定している自分」を肯定している
友達はもういない
ときどき、夢の中で会うだけ


目が覚めると
どこか知らない星で知らない自分を
生きているつもりになる


入院した ....
たんとんたんとん
連弾し
主を濡らし
雨の降る

空は灰白、
遠い目で
見つめている
眼差しが
銀の雨足、
瞼に乗せ
すっと透過し
宙を舞う

後に響く
雨音が
たんと ....
例えば
NHKのくしゃみ飛沫映像で
わざわざ鼻に
こより突っ込んで
唾とヨダレを無理矢理飛ばして
ヨダレがダラーっとなってる奴
私は彼を
ミスターヨダレ若しくは
ヨダレ野郎と呼んでいる ....
鈴は沈む 大気の蜜へ
黙したものの{ルビ自重=じじゅう}により

若葉に光の飛沫
     木漏れ日の揺り籠に落下する蜂

五月の河畔を夢がさまよう
  ポケットの中に全てを失くしている ....
雨が降ると
君を思い出す
何気ない日常の
輝いていたものたちを
懐かしく思うような
そんな感情で
雨が降ると
君を思い出すんだ

散った薔薇の花びらが
誰かに踏まれた
美しい姿は ....
爆発した車輪を
くつわむしに食べさせる
ポケットには小さな輪ゴムがあるので
わたくしはそれを頂く

合掌と共に山茶花の歌

ちくびが取れた時のまなざし
斜陽と夕暮れの木漏れ日
今あな ....
僕は空気を見つめ
無ってものはこういうことだと思った
あぁ僕は分かってしまったよ
僕は無を見つめる
それも昔のようにそこに無という何か有形があるとも思わない
それこそ空気のように
見えやし ....
もっともっと早くにあんたと出会えていれば良かったのに
そうすればあたしはあんたの最初の女になれたかもしれないんだ
そうすればあんたはあたしの最初の男だったかもしれないんだ

最初って大切だもの ....
写真は嫌いだった
カメラを向けられてシャッターをきられるのは嫌いだった
私は顔や姿に自信がない
そればかりではない
衣服では誤魔化しきれない内面の貧弱さ

独り身の時代
異性は私を避けて ....
山奥の水が綺麗な川に
蛍が集まる場所がある

此処に来れば見られる
最近は見られる場所が
減って寂しい

魅力的な光
強い光ではなくて
柔らかく個性的な光

蛍が集まる場所で静か ....
あなた変わったわね

いつからかしら

どこかに変わった原因があるのよ

それは今も続けてて

足元にあって

変えようと思えばすぐに変えれるかもしれないの

あなた変よ

 ....
子供を産んでしまってから
私の悲しみも羊水と流れていってしまったようで
鏡の中の自分に呪いをかけられている日々から
いつの間にか救われてしまっていた

陽光の、
緑の丘に置き忘れた腐った右 ....
潜在意識は太陽
潜在意識と太陽
潜在意識は太陽のようだ
潜在意識と太陽は似ている

 非物質の中の微かな物質の世界にふわふわと過ごしている

 毎日車を走らせると どこかの星に着 ....
 

晴れた空の中に、{ルビ時間=そんなものはどこにもない}を探している。
 

 
踊れ
  踊れ
誰も皆{ルビ仮面=マスク}をつけて
踊れ
  踊れ
とめどなく流体化する世界の中で
踊れ
  踊れ
どのリズムで
どのメロディーで
それは好きに選べばいい
踊れ
 ....
冷気が肌刺す深夜だな
まだこんなに冷えるのだな

窓の外では月と火星が
煌々とランデブーし
窓の内では初老の男が
悶々と起きている

この不思議な惑星に生まれて
この不思議な惑星に居 ....
君を呼び鈴にしていたのに
僕は何故、鳴らせなかったの
嫌われたくないから
難しい話を簡単にする
光のように心が出会うまで
時間は無限にある気がしていた
賢くはないけど馬鹿にもなれずに
中 ....
自粛するの限界ピープル
触れない無限のファンブル
誰でもない場所へ
向かう先の情動

わお、限界判断向上
下がる下がる閾値
顔、交換前提の活動
下がる、下がるジキル値

考え煮込み ....
かたちだけ人なんて
腐るくらいにいる

もしかしたら
もしかしなくても

人のたましいには
汚れきった血液と
清みきった空があるんだろ

かたちだけ人だけど
どうすればいい

 ....
緑の{ルビ扉口=とぐち}で世界がはじまる
アナザーバード
ありふれた季節に
誰でもない名前を探していた
初めて逢うひとのような
遠い
横顔を


朝露に濡れた
葉裏がひるがえる
 ....
 海風にさらされた長い髪を何かを伝える為にバッサリと切り捨てたお前。
 錆びついた時計が時を刻むことをやめた。
 煙草の煙が塊となって宙に飛んだ。
 僕は無表情で心が死んでいるようだ。

 ....
GCG(別号)のパンダは
大きなタイヤさんが
居なくなってロストだから

アイミスユー

だから
一人で歌い続けます

**

「ココから歌う、君へ届けと」

***

 ....
王様は裸だと言う人たちがいて
王様は裸ではないと言う人たちがいて
王様自身
自分は裸ではない
立派な衣装を着ていると
言い続けている場合

王様は裸だと言う人たちは
高いリスクを負う
 ....
嫁入り道具の鏡は夫婦の寝室の隅で埃を被っている。
女がもっぱら使うのは手鏡

手鏡に写すのは何も首から上ばかりじゃなかった
時には股間の様子も鏡に写して見た

それは大概夫婦の営みの後だっ ....
緩い傾斜は右へ左へと度々方向を変えながらその頂点へと続いている、俺の脳裏ではマーチング・バンドの隊列が知らない曲を演奏しながら練り歩いていた、演奏はあまりにも楽譜通りで―大病院の会計で知らない誰か .... いつもの言葉を忘れてしまった。
ラン、そして、アウェイ。
僕たちはいつも走っている。
それはランナウェイ?
どうやら違うようだ。
僕たちは逃れない。
僕たちは逃げない。
運命が僕たちを呪 ....
つくりあげた虚栄が
交差する連鎖
反応
捉えようなく
涙する波が
一人の部屋に隠れて
窓の外は雨
照明を落としても
流れてくる昼の明かり
薄暗い
とても不在
嫌になるほど会いたい ....
  その背中には羽
  曇天模様の空の下
  ツバメのように飛ぶんだと

低く、ひくく

  腰をかがめてそうっと進む
  ずしりと重いのは
  右か左か誰の足


 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
しゃにむに11+*20/5/17 1:34
ちいさなかみさまゆるこ320/5/17 0:39
プロンプターはだいろ020/5/16 22:15
雨音ひだかたけし620/5/16 19:38
こんな役は嫌だ花形新次120/5/16 17:49
忘れられた一行のためにただのみきや7*20/5/16 14:23
雨が降ると君を思い出す卯月とわ子120/5/16 12:50
キリギリスmoote2*20/5/16 9:49
有頂天020/5/16 9:41
もっともっと早くにこたきひろし020/5/16 8:57
古い写真は320/5/16 8:24
蛍が集まる場所夏川ゆう320/5/16 5:07
変わった原因moote4+*20/5/16 0:28
産ち落とすゆるこ220/5/16 0:21
潜在意識と太陽朝焼彩茜色320/5/15 23:35
空と虚構朧月夜3*20/5/15 20:23
マスカレイド・デスパレイト塔野夏子5*20/5/15 17:47
月と火星と初老の男と(改訂)ひだかたけし520/5/15 16:49
呼び鈴ミナト 螢020/5/15 14:15
自我もどき竜門勇気020/5/15 11:22
人のかたちこたきひろし320/5/15 5:23
アナザーバード石瀬琳々9*20/5/15 5:11
サーカスメープルコー...2*20/5/15 4:21
CGCグループへ捧ぐ足立らどみ220/5/15 3:52
結末はまだ見えないけれど眠り羊020/5/15 0:45
こたきひろし320/5/14 23:36
ぽっかりと空いた穴みたいな時間ホロウ・シカ...2*20/5/14 21:44
無題朧月夜3*20/5/14 20:12
恋昇り 挿し詩1「306号室の窓辺から」トビラ120/5/14 20:00
デュカットは静かだ/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ2*20/5/14 16:42

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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