昨日が原因になって
今日の結果に繋がっている
しかし
今日の原因が明日の結果に繋がるかは不明だ
何故なら
明日が文字通りに明るい日になってくれるかは
わからないからだ
明日は暗黒 ....
死んだらサラ ....
絵を描け
コマに入れろ
重力に負けそうな首や背中を
絵を描け
吹き出しを付けろ
世界一可哀想なお前の物語に
のたうちまわるお前は
砂埃と星にまみれている
さっき投げたペンは ....
おお、{ルビ苦惱=annoy}
{ルビ琴=harp}、花にも{ルビ瓦=terra cotta }
内弟子用
讓渡した{ルビ血液=sang}はおろか
( 天惠の ) ....
教室のカーテンが
誰のために揺れているのか
分からなくなる夏休み
りんご飴の陰で愛を育み
輪郭を見るたびに大人になる
それは重力に逆らう
僕の夢みたいだな
まだ柔らかいから
パジャマを ....
高々ノーベル賞を
もらったぐらいで
専門外のことに口出して
感染者数が激減してきても
まだまだ油断は出来ませんなどと
不安を煽っている暇があるなら
STAP細胞でも作ってろ
200回
誤ってホームステイを連呼して
武漢からの留学生が
殺到してしまった経験から
緊急事態宣言解除後も
家にとじこもって
Amazon prime videoで
黒澤映画を中心に観つつ
「えっ ....
新型コロナウイルスで死にたくない
人を殺したくないから家を出ない
でも死にたくない
人を殺したくないのに自動車には乗る
自動車事故の被災率のほうが高いのに
家を出ないのは本心では ....
新型コロナウイルスで
どれだけ長く家にいられるか
全国巣ごもり選手権
賞金は十万円と
記念品にアベノマスク二枚
俺は人種差別をしない
でもあいつらは殺してもいい
あんな頭のおかしい奴らは
人間ですらないから
私は表現規制をしない
でもあのポスターは撤去すべきだ
あんなレイシストの落書きは
表現 ....
飛行機に乗ったのはハネムーンの一回だけ
幸せの絶頂期
まさに天にも昇る気持ちだった
でもね
その時はまだ入籍してなかった
お金なかった
けど
式をあげてささやかに披露宴はした
....
ホテルや旅館のように
型に填まった感じのない
民宿が今人気がある
地産地消を心掛けている
美味しい料理がたくさん並ぶ
日常の嫌なことは忘れて
民宿で過ごす時間を楽しむ
古民家 ....
今夜は魚の塩焼
ちょうど良く焼き上がって
美味そうだ
食べようと箸を近づけたそのとき
そんなはずあるまい
魚と目が合った
どうかしたのと向かいの母が尋ねるので
なんでもないよと ....
世界は眩暈がするほど傾いていて
正解な円など誰にも描けやしない
眠りの中に真実の夢は芽生えず
寂しい亡霊たちしか生きていけない
それでも風だけは懐かしい痛みを
お前に与えてくれるだろうか ....
ボクラは今日も
肩を並べて干されてる
コロナの日々が来る前は
道ばたに、ゴミ箱に
捨てられていたのに
人間てゲンキンだな
わが身のキケンを感じると
随分ボクラを{ルビ重宝=ちょ ....
昨日まではただ
過ぎ去っていくだけだった
今はぼんやりとした灯を
消せずにいる
曇り始めた視界の中
散在する音楽に
注意を
払いすぎないよう
に
消せない灯がゆっくり熔け
....
今日高曇りの空の下、
肉を引き摺り歩いていた
春という大切を
明るみながら覚えていく
妙に浮わついた魂を
押し留めながら、押し留めながら
離れていかないように
剥がれていかないように ....
氷山にあいた窓に
鳥と気球と蝶がいて
空を見たまま飛べないでいる
ひとつ 逆さのアルファベット
雨の隣には雨
その隣にも雨
雨のむこうの雨
雨のふりをした雨
....
とりとめのない
とめどのなさに
とどめをさして
とっくのとうに
とおくへ行ってしまった
ねぇ仲良くできるかな
臆病なことしか言えないけれど
無口な花のように咲いている
心は変拍子で移りながら
最後の椅子に君と座りたい
焦って泣いた一歩ほど遠くて
炭酸の泡で消えてしまうよ
涙 ....
男娼としてメキシコで生きる嘗ての学友に、昨夜、ふと逢いたくなった。
若き夏にピアッサーで開け合った左耳の孔が、昨夜、微かに痛んだせいか。
このままのペースで推移すれば……
とフルコントロールエンカウントしてみる
疫禍は年で相殺
はどうでもいいが
依然通院し続け、家庭は持てず
未来に希望のない医原性のアル中で
ダメ ....
指の強張りの理由は不明だった、時間は渦のように暴れながら不均一に流れ、少なくともここからでは確認することの出来ないどこかへ静かに落ちて行った、午後になってから隠れた太陽は結局そのまま今日の役目を終 ....
今日も世界のどこかで雨が降る
泣き言は泣いて言えと
言わんばかりに
今日も世界のどこかで花が咲く
絶望の淵にも
隠せない美しさ
今日も世界のどこかで朝が来る
私が死んだら
きっ ....
波はうねりを反し、
ふたたび高く聳える
岬の灯は何処にあるのか
今や舟の傾きも波にまかせて
破れた帆布も風にまかせて
白い飛沫をかぶり、
魔獣のごとき高波は崩れ、
虚ろな眼で天穹を見 ....
ためらいと傷が息を潜める
歯を白くしようと林檎を齧り
晴れた空にさらわれた声が
天使みたいだねと笑ったこと
勝ち負けじゃなくなる日まで
あとどのくらい揺れるの
ぶら下げたネックレスが
う ....
言葉には
口から出る言葉と
思いや考えを文字に託す言葉
以外に
口には出せず
口には出さず
日記にも残せない
残したくない
言葉を持っている
人は生きているあいだに
死 ....
アラームの数分前に目が覚めるのは
朱色青磁って名前の守護霊のおかげだということに
人生で初めて気づいた
睡眠中にアイデンティティフィルターの書き換えと
朱色青磁との作戦会議をしている
....
名前が
水たまりに落ちてて
のぞくと君が宿った
空のひろい方を
私は知った
朝起きて
カーテンを開ければ
片目の右は色を失い
半分白黒
週刊少年ジャンプ55ページみたい
左から右
スズメバチが私の視界を横断する
鮮やかな黄色の体躯
右に移れば
腹の濃い黒と薄 ....
640 641 642 643 644 645 646 647 648 649 650 651 652 653 654 655 656 657 658 659 660 661 662 663 664 665 666 667 668 669 670 671 672 673 674 675 676 677 678 679 680
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