気づいたら
こうしてインターネットの宇宙に
言葉を蝶々の折り紙にして
息を吹きかけて飛ばしている
私がいた

だけど
表現の自由が無限に与えられてるなんて
あり得ない

けして
 ....
こと切れそうな灯りが、埃の海に飲み込まれそうな木の床を探している
流れているジャズはスローで、消えないものに心をこだわらせる
まばたきのつもりだったのに眠っていたのか、そんな判断もつかないほど ....
 祖父の無線アンテナが世界中から不幸を手繰り寄せていた
朝はもう昔だ。ツユクサやイヌノフグリに覆われたあの土の
盛り上がった一角、あそこが祖父を埋めた場所だと、誰から
教えられた訳でもなくずっと ....
隙間を見つけたので
懐かしくキーボードを手繰り寄せる
またいっそう愚かになってしまっているけれど
私の指は、
私の指のままだった
明滅する
星が
手を振って
さよなら
伝える

リィン
と鳴る
林檎

よおと
笑う
友人

この世の果てに
最果てはなく
地球は丸く
宇宙は円環

初めの一歩か ....
しゃがみ込んだら前が見えない
空はこんなにも明るいのに
歪なポーズで身体を包んだ
身のほど知らずな生き物が
道路を塞いで嫉妬している
ハイウェイみたいに走れたら
戦いの日々から抜け出せると ....
「妄想の限りむさむだと してしまうのも余興にはいいが」

 もうこの手の膨らみは囁かに殺そうかと思うのです 。現実は朝を迎え入れるだろうから。さあ目覚めなさい、妄想の檻の中で何時までも漂い続けるこ ....
お父さん、俺たちこれから先
コロナ入社って言われるみたいなんだ

そうか、お父さんたちも
バブル入社と言われたよ
恵まれすぎて使えない新人類だって
そして経営層になった今
新型コロナウイ ....
新型コロナウイルスが
クラウドファンディグを
立ち上げたらしいと
ネット上で騒ぎになった
絶滅危惧種を守る資金を
募集しているらしい
目標額を越えたらしく
第二波の準備に入ったらしい
 ....
カゲロウのようなヒトだと
おもったんだ。

はじめて
からだをあわせたしゅんかん、
カゲロウのようなヒトだと。

うまれたときから、
たべるための、
はなすための、
クチをもたない ....
心がほしかった。
だけど手に入れられなかった。
そうして老けていく。
老けていくんだな。
恋を2度としないかも?叶わなくてもよい恋ならいくらでも出来るし自由だぜー?
生きてく余地あるぜー?
 ....
目の前にケーキがあるのに
フォークで刺せないのは何故
まるであなたが困るのを
知っているから遠慮したんだ
嫌われるのが怖いから
この一行を死ぬまで離さない
うだるような暑さの中で
生クリ ....
水滴を垂らした
家族写真
父はぼやけ
姉はかすみ
弟はひきつる
母の顔とお腹を擦り穴を空ける

なんだろうコレ
なんでだろう
なんでなんだろう

私は私が憎いんだと思った
たっ ....
ネオンサインが寄せ叩く窓は
夢を見たガラスを透かす
目をこらす必要をなくす
海に飛び込む白いスカートを捨てる
青さを強調して落ちていく
太陽の向こうに夢見たまま死ねよ
怖さばかり言う
ひ ....
空を見上げると
青い悩みが売れてしまう
それは誰かが路地裏で
書いた絵のような話
君の重さを知りたくて
レースのカーテンを抱いた
微熱を出したみたいで
裾が千切れて叫んだ
不器用な針と ....
良い本に出逢いたい
そう思って図書館へ行く

どんな本でも読み進めば
プラスになるけれど
今の私に必要な本に出逢いたい

たくさんの本に囲まれて
たくさんのテーマの本が輝く

静か ....
ふにゃっと
だらしない
わたしの字
力強い
あなたの字の隣で
なんだか居心地悪そう

二人の名前を
試しに書いて見た
真っ白な紙は
清潔過ぎて
今のわたしたちを
良く表している ....
金脈の砂上に砕氷する名前を乗せ、
軽くさざら、跡形もなく影を追う

遠い昔に爛れた星が簡単に吹き消されてしまう。
今、風の強さよ、焼け落ちた白樺の腕を這い
身を冷やかす、心地よく行く回転木馬 ....
落ちこぼれの僕たちは、硝子瓶の外へこぼれ落ちてしまおうぜ。
美しいだけの硝子瓶の外へ、泥臭いトレッキングブーツを履いて。
綿よりも軽いシナリオと
彩りのない映像で
海に向かって歩く度
割れていく海を記録する

無数にそびえるアンテナに
届くことなく墜ちていく

砂の日々、風に流され遠ざかっていく
台風の ....
やかんの中は暗闇だった
私の心で開いてあげよう
行き止まりのない夜空を広げて
プラネタリウムみたいだな
星が飛び散るから
コンロでやかんを
沸騰させてはいけません
夜に出会えた恋人たちは ....
空蝉が泣くような強い雨に導かれて
照り返される、夏の名残に、
逃げ出した若者たちを追いかける
蒸し返すような青い海が私の故郷とあるだろう。

もう誰の肩書きも忘れた 太古の地に芽を生やし
 ....
テレビ電話がリアルになってしまった
あの棺のようなディスプレイに写っている
人物の言葉より
その背後のほうが多くを語っている

たとえば本棚を背に選んだわけとは…
いったいなんぼで ....
傍らに喘いで潰された草の

汁の滲む、つんとした匂い

空気の温度が上がり、西日が目を刺す

額に滲む汗

夏が来る。


何も知らない夏が来る。
あの時僕たちは
青春のど真ん中にいた
その尊ささえ知らず

ミモザの咲く森で
今度は初夏に逢いませんか
片田舎の単線はこころの隙間を
ゆっくり増やしてゆく時間がある
まるで泥水のなかを泳ぐように
深くヘッドフォンを刺す

信号のない、点滅した街の
壊れたコンクリートの道を
みんなに ....
雨空を映した線路はどこまでも続いていく、

雨の世界、全てがぼやけて、単純な世界。

その雨の輝きが、
この街の根底に広がったわずかな光を発掘して、
大袈裟に映し出していた。

元の飽 ....
夜目を利かす空缶の欠伸は止まりそうもない。
おまけについてきた可愛らしいカーボン紙
適度に爪で惹くとたのおしくもある。
何気無しのへのへのもへじ
舌を伸ばしている、漆黒の猫、みたいな。
のび ....
幾重もの黄昏が
共鳴する中を歩いている
自分の黄昏
知っている誰かの黄昏
あるいは知らない誰かの黄昏
数知れぬ意識の黄昏

黄昏てゆくのは今日という日
あるいはなんらかの時世
あるい ....
わたしのペンは退屈している
わたしのペンは雲でできている
わたしのペンは折ると血が出る
わたしのペンには雨が降っている
わたしのペンは時に稲光る
わたしのペンは黒ヒョウに似ている
わたしの ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
たがら何とこたきひろし620/5/31 23:03
愚かさの取り分ホロウ・シカ...1*20/5/31 22:26
帰郷ただのみきや4*20/5/31 17:11
_もっぷ320/5/31 16:58
恋昇り挿し詩3「一ノ世ユイトの独り言『ボイジャーへ寄せて』」トビラ220/5/31 13:27
タイヤの詩ミナト 螢3*20/5/31 7:47
幻日逃避光あらい020/5/31 0:14
コロナ入社イオン020/5/30 22:38
コロナドットコム020/5/30 22:37
いつも草野大悟2120/5/30 22:22
神も仏も!杏っ子020/5/30 18:13
恋心ミナト 螢120/5/30 16:35
今日も気のせい秋也2*20/5/30 15:36
這 いずる120/5/30 13:42
イノセントミナト 螢220/5/30 7:50
図書館夏川ゆう120/5/30 5:30
意気地なしの文字卯月とわ子220/5/30 2:43
ぬかるみあらい120/5/29 22:04
落ちこぼれクーヘン13*20/5/29 12:32
自由な火の鳥邦秋4*20/5/29 9:39
夜のフレーズミナト 螢120/5/29 8:54
遣らずの雨あらい120/5/28 21:48
覗き背後ナンモナイデ...3*20/5/28 21:09
夏が来る三月雨120/5/28 20:06
ミモザ渡辺亘120/5/28 18:19
JKだって自殺したいゆるこ9*20/5/28 1:17
雨の唄樹 なぎ420/5/27 23:19
手探りあらい120/5/27 21:40
共鳴する黄昏塔野夏子11*20/5/27 16:30
This is a penやまうちあつ...020/5/27 12:59

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