11月の今頃になって
ハムスターが死にかけている
妻が巣箱の入り口に芋を置いても
出てくる様子がない
ペットショップで買って1年半
秋から急に痩せてきて
数日前から餌を食べなくなった
廻 ....
水たまりの中
一つの個体が終わりを迎えるのを見る
それを横目で見たまま
アイスティーを飲む

所詮それと変わらない
わたしが終わろうと
誰も気に留めやしないんだ

「ダスター貸してく ....
雪がきゃっきゃと笑って降ってくる
雨が凍って死んだだけの可愛い結晶よ
雪が積もって白く街は染まる
雪が自動車に轢かれて茶色く道は染まる

人の手に落ちたが故に
結晶は雨だったことを思い出す ....
お空
お空を見る
透き通った青
僕の心
ほんとうにほしいもの
夜明け
澄み切った青
終わらない世
もらった命
大切なんだ
だってさ
こんなにも
愛おしいんだ
ほんとうに
ほ ....
重力
塵埃へのやさしさ

文節の捻挫
ベルヌーイの包帯

飛躍とは
極性
S極でもN極でも

痛点
必要の居候

風景は無芯だと
水彩の目

風下は風上でもあり
 ....
コロナ騒動を
ずっとフェイクニュースだと
思っていた私は
飲食店の椅子に
✕のテープが貼られていたら
「またまたまたあ(笑)」
と言いながら剥がして座っていました
何故ならさんざん
テ ....
子供の頃
法事の時
お経の中
数珠を握り
経本を開き
目を閉じ
丸まって
念仏を唱える
年寄りたちの
小さな背が
今になって
美しい
ズキズキとココロが痛みだして
ハラハラとナミダがこぼれだしたら

あたりかまわず泣きだしてしまえばいい。

その日は祝日
新規開店間もないイオンモールに家族と一緒に車で出掛けた
五月。ゴ ....
オートバイを倒し込み
交差点を駆け曲がる
ボクの優雅なライディング
信号待ちの彼女らが
憧れ抱いたかもしれない

となりに並んだワゴン車の
彼女と目と目が合ちゃった
それも三回合っちゃ ....
日が山の向こうに落ちた頃
家の外で犬が尋常でない鳴き声をあげていた。
一頭だけじゃなさそうだった。二頭分の鳴き声はすこぶる興奮状態にある様子だった。
その内の一頭は家の飼い犬の鳴き声に間違いない ....
零、煉瓦に囲われ取り憑かれ

一、私は拳を握りしめ辺りを壊し続けた

二、隣には空へ飛ぼうと脚を壊し続けてるものが

三、それを壁の上に座り覗く哀獣たち

四、猟銃たちに睨まれる哀獣た ....
季節は完全に冬
絶えず冷たい風を感じる

寄り添い歩けば
あなたと共に歩けば
何となく寒さが遠のく

温かいものに目が行く
少しでも寒さを忘れるため

カフェでしばらく過ごす
あ ....
やっと星影のような人は
なずなを摘んで束にして河にながします
この詩はいいですか
いいえ、泣き腫らした目です
来ない夜明けにはあなたは不在
安心なさい
おねむりなさい
あなたのきびしさを私にください


たぐいまれな正しさをください


その瞳に映る真実をください


憎まれがちな正論をください


たとえあなたが地に堕ちようとも


 ....
切通しを歩いていった
母と二人で

縁切り寺もあった
夢の鎌倉で

屋台では
地球駒が不思議な同心円を描き廻っていた

眠り駒……

わたしはその時、
じぶんが自分であることに ....
波の音が聞こえる
私の心はざわつく
どこかで天使の泣き声がする
安らぎはこない

無茶な要求ばかりを押し付けられて
すっかり嫌気がさした頃
どこかで天使の泣き声がする
平安は何処?
 ....
暗くなる前に帰ってきて
そんな願いも空しく
無情にも日は暮れる
私の期待は尽く裏切られ
白い骨しか残らない

はらはらはら
白い骨は崩れて落ちる
どうか私を探さないで

夕闇に包ま ....
大魔神
あらわれて
菅内閣
踏み潰して下さい

一庶民
哀しみは何処より来たりて
何処へと行くのだろう
苦しみは何処より来たりて
何処へと行くのだろう
人は何処より来たりて
何処へと行くのだろう
深淵に手を触れたとき
何を感じましたか
瞬く ....
倶知安厚生病院に
入院中だった母親が
意識を失い
ドクターヘリで
札幌の病院に運ばれた

知らせを聞いて
病院に駆け付けた時
点滴や酸素マスクや
ベッドサイドモニタで
管だらけにな ....
どうしようもないので
頑張ります
死ぬしかないので
頑張ります
首をくくりたいので
頑張ります
服毒自殺をしたいので
頑張ります
破滅の夢ばかりなので
頑張ります
そうやって考えな ....
発熱

嘔吐
空腹


独り
ワンルームの視界に
日をくべる
爪先の怒号
息づかいで飯を炊く
大さじも小さじも
見間違いのないテーブルが
イマジンの頬を叩く


同じ世界を見ない遠さで
文字は「 ....
飛行魚があった。

駆動するエンジンを鼻先にたらし、くしゃみをしそうなプロペラに変換率を宛てがったそんな一尾の飛行魚があった。

よく計算されたその尾翼にはインドネシア人技師の指紋が刻まれてい ....
今どき人の飲食代に
自腹を切るなんて
見上げたものだと思う
なんか貧乏臭い
労働組合政党が
文句言ってるようだが
こういう奴らは
人呼んでおいて
お茶だけ出して
カンパを募ったり平気 ....
枯れた雨から話す 静かに丸く咲く
ゆれる空にその手を数えた
消え入りそうな声に止まるきみの鳥
見えない日々の月となつかしいベランダの地面にいる
カーテンは風になったみたい
麻の半袖ワンピースを
さっぱりと洗い
捨てる時を伸ばし伸ばしにしていた
サンダルに永遠の別れを一方的に告げる

風鈴は日曜日の新聞紙でくるみ
青いペディキュアを消す

扇風機の薄い羽根 ....
張り込みには、つぶあんよりも、こしあんのあんパンで!
こしてある分、きめ細やかに、些細な動向をも見逃さぬ!
うなずくたびに
プライド削って
削り屑
風に吹かれて塵と消え
最小の自分で
立ち向かう
この世の闇は泣いていて
怒りに震えて冷たい
指が凍るほどの冷気
凍傷を癒やしながら
それでも ....
それをそういうふうに言ってしまうのかい
そうだよそれはそう言ってしまう
それはその通り起こったのかい
そうだよそれはたしかに起こった
思うままにしか書けないと言うのかい
そうだよ思うままその ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
立会大村 浩一13*20/11/28 17:54
カフェの水たまり天竺葵220/11/28 15:32
ディストピアンスノー月夜乃海花220/11/28 13:18
お空の言葉トビラ3*20/11/28 12:55
塵のデッサン道草次郎220/11/28 11:52
花形新次020/11/28 11:01
when I lock eyes with youmizuno...620/11/28 10:33
ズキズキとココロが痛んでこたきひろし420/11/28 9:33
かもしれない運転イオン1*20/11/28 9:27
誰にでも自分の中にはもう一人の自分がいるこたきひろし120/11/28 7:32
数え歌月夜乃海花1*20/11/28 7:27
寒い日々夏川ゆう120/11/28 5:44
星影道草次郎2*20/11/28 0:30
あなたのきびしさを私にください鉄のひげ320/11/27 21:15
三歳の夢ひだかたけし420/11/27 20:01
天使の泣き声がする無限上昇のカ...320/11/27 17:12
晩秋の日に320/11/27 17:11
大魔神ジム・プリマ...020/11/27 16:36
断片渡辺亘220/11/27 16:24
ドクターヘリに乗った母のこと板谷みきょう1*20/11/27 12:18
健康体道草次郎1*20/11/27 9:10
寝所にてヨロシク020/11/27 8:47
Mask星 ゆり320/11/26 22:05
幻の飛行魚道草次郎0*20/11/26 19:57
桜三月花形新次220/11/26 19:34
水宮うみ1*20/11/26 19:22
夏をしまえばそらの珊瑚10*20/11/26 13:55
あんパンクーヘン4*20/11/26 10:27
最小行進トビラ3*20/11/26 8:40
シワ道草次郎0*20/11/26 8:34

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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