生きることは大変なこと
思わず足がすくんでしまう
だがいつまでも嘆いているだけじゃないよ
生きることは戦い抜くこと
この際勝敗は関係ない
戦い抜くこと
それ自体が目的
生きる
生きる
....
買い物帰り、袋を持って歩いていると
子連れの母親が「あんなに重いの持って偉いね」と
ありがとう、でもこれ、いい〇こなんだぜ
きれいな顔してるだろ、ちょっと打ちどころが悪か……
昔、入院 ....
すべてがつながっていて
すべてが己の分身ならば
なにを償えばいい
すべてが投影された幻で
すべてが予定調和ならば
いったいどこへ向かえばいい
信じること
深く愛すること
裏 ....
(番外編6)北見志保子の平城山を恋う
女性の救い主、整形以前の神田うのさん のそっくりさん
堪えがたかりき、一妻多夫制具現の先人は今日に生きる
151(75)スペイン民謡の追憶の歌は ....
たとえば、
コンピューターの、
彼が、
計算不要、
と語る。
たとえば、
いつかの、
遠い遠い昔の、
わたしたちの祖先、
弓と矢をたずさえた、
獲物をう ....
白く浮かんだ綿雲が涼しげな影を作り、
緑の斑は噴煙のように大地を盛り上がらせた
いつもは動かない巨きな山たちが
突然、立ち上がって天空を掴みそうだ
現実と、非現実との見分けがつかない
遠 ....
私は、軽っぽいわけじゃない
私は、ただ軽いのだ
あまり考えないから
なにひとつ考えないから
耳鳴りが止まらずに
深夜、眠れないときも
曇天つづきみたいな
未来への不安の ....
空からぶらさがる朝。眠りの残る背のかたさを気にしつつ、
やや大きめの欠伸をすると、海面から降り注ぐ陽の光の眩しさに、おもわず、
海藻に絡めた ....
全て消えてしまえと神に祈ったが
私だけが残り
全てだけきえた
私も消えてしまいたいと祈ったが
私は跡になり
全てもきえた
高波にさらわれた昨日までの俺が海のどこかで腐乱している、上空に見えた幻の飛行船の横っ腹にローマ字でそう記されていた、飛行船は俺がそれを確認した途端に燃え上がって落ちた、俺は慌ててそいつが落ちた辺り ....
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心の開き方を誰か教えてくれませんか
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必要ないものはみんな処分するのよ
着なくな ....
どこにも、辿り着けなかった
後悔のなかの幸せが
ひとかけらの希望のために
夜空にキラリと十字に光る
星々が、鮮やかに視えるのに
小雨が降って来て
夜空をみあげてる僕の顔を
ゆ ....
岩子は人間で幽霊族とは結婚できなかった
岩子が死んだ後
腹から子供が這い出てきた
幽霊族との子供で妖怪だった
岩子の体は灰になり意思だけが残った
やがて姿をアゲハ蝶に変え
子供と夫に寄 ....
光の細やかな骨組み
白銀に震え観え
意識の内に立つ光柱
、
眼を見開けば雨上がりの空に
巨大な虹の音も無く架かり在りて
それはやはり
そうだった
{ルビ伽羅=きゃら}を{ルビ焚き染=たきし}め
熱き胸を{ルビ鎮=しず}める
秋の夕暮れ
いのちに
とおい
せっぷんを
するいのちはいのちと
いっしょになる
僕の孤独が虚ろな
オレンジ色の空の下
どこからやって来たのかと
振り返ると
雨道がみえる
盗んだ心を返して欲しいと
夜を彷徨い歩くことはない
もう二度と
名前を呼ばれる ....
(番外編7)ジュリアーニ25のエチュード
バロックから1,2歩進んだのが古典派のギター
果たして19世紀初頭がギターの黄金期と言うなら
時には母のない子のように、悲しみは駆け足でやって来る
....
男の子の
あすこから
涙がこぼれることもある
まれに
土曜日、
掃除のため工場の窓を開けて、
そのすぐ下を見やる、
とても窮屈な折半屋根のいくつもの溝に、
いつの間にか溜まっている、僅かな土、
そこからひょっこりと生えている、
数本のほそなが ....
大人が子供を買っている光景は
今はもう普通のこと
子供は価値があって使い道があるからね
でも子供達も大人と同じように
知恵があるし行動する力がある
明日かそう遠くない未来に
子供が大人を買 ....
誰かを好きになるなんて
思ってもいなかった
形の違うクッキーみたいな
心と心を抱きしめて
ボロボロ泣いたり
ぺろぺろ舐めたり
自分が生き物だって
初めて気が付いた
寂し ....
真夜中から明日は始まる
明日が今日になって
まだ暗いうちに目が覚めた
やわらかな絶望にくるまって
陽が昇るのを待つ
もう一度眠ったら
起きる時の重たさに
心が負けてしまいそうだから
....
涼やかな風吹き流れ
ぐっと青み増し色付く
この早朝の空仰ぎ見て
来たる秋の高くなる天空、
未だ熱して驟雨時に降り注ぐ
夏の残り火の際で待ち侘びる
輝きの光帯びる力動の内に
深く ....
私は癒やせない
途方もなく広い暗がりで
病根をつくり
その中で死んでいくものたち
私は癒やせる
聖賢曰く
百千万年くらき所にも燈を入れぬればあかくなる
また曰く
人のために火を灯せ ....
夜 咄 よく見る夢は 1
(番外編5)青江三奈のドレスはフラット4つのヘ短調模様
池袋の夜、ヘ短調
宗右衛門町ブルースはハ長調道頓堀のネオン街、大人 ....
空を眺めてみた
ベートーベンの第九が聞こえるようだ
こんな日和は竿を振り出したいと思うが
増水で釣りにならない
今週末になったら水位は下がるだろう
それまでの辛抱だ
渓が呼んでいる
呼応 ....
ありのままに定めよ天馬は(苦い、)余裕ぶって
山百合の旋律をそのままに見つめても気だるげで
この影は、
どの光も。書いた言葉が外縁を彷徨いながら
頬は触れた感覚 ....
身長169cm
体重62kg
心電図異常無し
尿検査異常無し
血圧92-60低血圧
血液検査
白血球8490異常無し
赤血球系は全部少なく貧血症
LDL(悪玉コレステロール)121 ....
爆ぜてふわりと広がる火の粒
無数の思いを映して漆黒の宙に咲く
見上げる顔は様々な色に照らされた
今の自分がパッと開いて
苦悶する思い散らして
心に纏わりつくものが
だんだん落ちてい ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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