{引用=傷}
抗わず流されず
風と折り合いつけながら
トンボたちは何処へ往く
銀の小さな傷のよう
翅で光を散らしながら





{引用=白紙のこころ}
尖った波に足を取られる ....
美しい青と真っ白な雲を
もう幾度も受け流して夏が
終わろうとしている
なし崩しに雨が続いたり
雷に眠れなくなったり
虹や変わった雲より飛び抜けた何か期待して
がっかりして泣くんだ
翻弄さ ....
宇宙にはミネラルがたくさん
浮いてる
数えたりできないとはじめから諦めて
美しい断面に息を呑む
見惚れてる楽な役を選んだと
からかわられてもいい
知識として知ってる
あの中には既に無い光 ....
忘れたことの{ルビ仲=なか}に
あるんだよね
詩は

自動記述というのが流行ったのが百年前なら
意識が流行ったのはいつのことやら
なんなら
アウストラロピテクスの頭蓋骨を
電子レンジに ....
とても間違った言いまわしが
ひとに伝わってしまったとしても

とてもお気に入りの財布が
型崩れしていくように
しょうがないことだ

人はエンジンのまわる間は
やすみなく動き廻って

 ....
道徳とか倫理とかの上に掛かる橋から足を踏み外してでも
手に入れたいものは有る。
たえず充たされないでいる欲望はきっと誰にでも有る

寂しさに揺れる想い
虚しさに渇くこころの領域

具体的 ....
きみは希望の幼い炎

太陽へ向かって

希望と絶望を燃やす炎

息をしながら上昇する


やがて雨つぶが落下し

一滴づつに絶望の灰を

閉じ込め

朝がもれ出す
あの手この手を駆使し
時間にしてほぼ二時間
ぼくは自分がいかにこれまで我慢してきたかを伝える
君は自分もあなたと同じだけ我慢してきたとさらりという
ぼくはこれでもかというくらいほとんど全身全霊 ....
ため息と
その貧しい倫理の置きどころ

この思いをなんと呼べばいい
詩人のみんな

だって
みんなが
すでにしていることが
ぼくがこれから
しようと願うコトだもの

どこにも
 ....
言葉
宇を身籠もり
身籠もる言葉は
響く声また声の渦
何かが何かが ウマレテイル

  〇

夏の炎天下の縁側で
西瓜を食べている
兄と弟、汗流し
その頃青大将たちは
群れ ....
ふわふわ
ふわわん ふわりんりん あはは
くすぐったいよう-

夏の温度がさがって ほら
クッキリした青い夏のうしろ姿は 日焼けした子たちの笑い声
あの眩しい光にあたりながら歩いたんだね走 ....
部屋に雲が入って
雨に濡れていく、色も形も音も
僕らはどこにも繋がらない二つの心臓
匂いもたくさん嗅いだ

かつては他の何かだったものが
また他の何かになっていく
記憶に触れれば ....
あなたと過ごした夜
とても幸せなはずの朝
私は4時半に起きて
あなたの知らない
私を殺す

出会った頃
あなた
新垣結衣がタイプだと
言ったでしょう?

無邪気なあなたを
責め ....
本物ではないが
似ていると自慢できる
越えることはできないが
映えることはできる

お高くなくても
弾けることができれば
薄い人生でも
クリーミナーな
泡に包まれるかも
線を踏んで 花の内
爪先立ちの 花の内
花を 花を
他から多へ


掴もうとする手の反対側へ
しずくは落ちて 落ちてゆく
膝を折り 倒れる鏡
映るものは空と地ばか ....
この世界に雨が降るから傘をさすのであって
傘をさすために雨が降るんじゃないからさ

冬の冷たい雨
春の暖かい雨
夏の夕立
秋の台風

雨が降るから傘が必要なのさ
傘の為に雨は降らない ....
何かをすれば
必ず思い出として残る
良いも悪いも思い出になる

年を重ねるほど積み重なる
生きた証として残っていく

思い出話して
笑ったり泣いたり
色々あった過去が揺れる

嫌 ....
眉毛は太くて下がってて 
一重瞼の団子鼻 
唇厚くて しもぶくれ
良いトコ一つも無いけれど
語り口調は可笑しくて 
さっぱり分からぬ話でも
話下手でも どもっても 
心の綺麗な人だから ....
明け方から空はおもく
だれも重力からはのがれられない横顔で
つたい落ちる街の額を
始発がつーっとひらいていった

開拓者たちのネイビー
捕食者のパープル
シスターたちのピンク
嘔吐する ....
左手で何ができるか
考えている
終わらない季節があるのが
どこだったか
どんな街だったか思い出してる

左手でできるのは
右手をつなぐこと
なにか新鮮で見入っていられることが
本 ....
眩瞑


 氷菓子の浮力に勝てないから僕らは無意味に海に投げ出したまま、海月と出店の金魚を天秤に架けた。芒が空を掃除するなら今でも曇り空は描かれ、自由に泣いて暮れる陽に天の格子は充たされている。 ....
人を殺してしまった母親と歩いている
緑の水晶がずっと向こうまで浮かんでいる

角を曲がると突然ビルが建っていた

僕はむかし好きだったこの名前が思い出せない
生きている間には
誰だって絶望にぶら下がってしまう事はあるだろう
否応なしに

いつだって
幸せの絶頂はほんの束の間だし
時が経てば
感動も薄れる

それでも欲望が尽きる事はなく
 ....
思い返せば君をアパートで初めて抱いた夜
それは危険な賭けだったかも解らない

なぜなら
その時私は君の体の中に押し入り
いっとき体を制服したかっただけで
それ以上の感情の昂ぶりには至らなか ....
一日五千円の稼ぎ
ぼくはその五千円によって
スペシャルになる

ぼくはぼくの子供に買う
知育の玩具を探す

ポケットには
くしゃくしゃ笑う樋口一葉

知などじつはどうでもよく
育 ....
脳髄を静かに掻き回すマイルスのエレクトリック
インスタントコーヒーの粉を食パンにぶちまけて湯を飲む
退屈にかまけた下らない遊びさ、ハナから味なんか期待してない
だから心配しないで、俺はまとも ....
細く、ほそく
こまぎれになった星屑の

言葉を発する前の かなしみに

溺れた夜の むせかえる
せいし のかおりに

顔を 埋めながら

わたしの夜を 越えてゆく


ひたす ....
かなしみの
青が降る
透明、
ただ透明に
なっていく
己の体
幾億もの幾兆もの者達が通った道
途、未知、溢れ
枯れ果て、移行する
闇の光の奥の
ふるふる震え揺れ
時の間隙縫い
 ....
きみがちいさな黒点につまづいて
細く伸びてみたりさらに縮んでみたり
右手の過去と左手の未来を見比べているころ
困り顔で時間を凍らせたきみによりかかりながら
星たちが残していった虹を見ていたよ
誰かを
何かを
攻撃するばかり

それを強さと
思い込む

力の強さも
使い方によっては
愚かなだけだ

敗北を
いつも予期している
弱い我々こそが
ただ人だ

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
李家の人々ただのみきや4*20/9/6 15:12
言いなりよしおかさく...520/9/6 15:10
120/9/6 15:04
忘れたことの仲に詩は道草次郎4*20/9/6 10:23
むき甘栗食べながら書いているのでごめんなさい梅昆布茶1120/9/6 10:09
道徳とか倫理とかの上に掛かる橋こたきひろし320/9/6 5:41
希望と絶望の炎フリーダム2*20/9/6 2:10
鈴虫道草次郎6*20/9/6 0:32
ため息と4*20/9/5 22:51
森宇宙(改訂)ひだかたけし420/9/5 20:20
にくじう田中修子9*20/9/5 16:48
長雨たもつ920/9/5 12:22
素顔になれなくて花形新次120/9/5 12:19
発泡酒美人イオン3*20/9/5 10:19
夜と歩いて木立 悟220/9/5 8:46
恵みが災いの雨に変わる事の有るセカイにこたきひろし320/9/5 8:04
思い出話夏川ゆう320/9/5 5:47
びびんちょの唄[group]板谷みきょう3*20/9/5 2:43
とうめいな体験平井容子520/9/5 1:43
CO&2竜門勇気3*20/9/4 22:39
眩瞑あらい120/9/4 19:11
ビルはたらくくる...120/9/4 12:29
呼吸している間にこたきひろし320/9/4 6:16
危険な賭け120/9/4 5:17
告解と道草次郎1*20/9/4 2:28
足音が聞こえないやつこそがいちばん長い距離を歩いているホロウ・シカ...2*20/9/4 0:45
それは一瞬の淀みゆるこ020/9/3 22:53
かなしみひだかたけし520/9/3 20:35
星虹艦隊よりカマキリ320/9/3 18:44
人になるシホ.N120/9/3 17:44

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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