微睡のなか
みた真実は果たして真実か
吹き消された橙色の尾っぽのように後は一筋の煙と化し
目の前で展開された走馬燈は煌びやかな夢
緞帳をめくり舞台裏覗けばそこはコンクリートの壁肌
冷たい灰色 ....
後ろへ伸びたまま繋がらない影
毎夜空を見上げ星を数えながら
失いし日々を懐かしむ
曇りガラスの向こう
目を凝らしながら睨みつけ
意味のない詩を唱え続ける
時の権力者はいつも横暴で気まぐれ
どんなルールも色んな言い訳をしてぐちゃぐちゃに壊してしまう
周りを自分の思い通りにさせるためにあらゆる言葉で惑わし
今あるルールがあたかも悪法であるかのように思 ....
どうしてそんなに速く走れるの

私には出せないその加速度に 

憧れて うらやんで 熱狂し 嫉妬して

歩き出す 涙を流していても


どうしてそんなに深く{ルビ理解=わか}るの
 ....
 

詩って、創られたときに既に
生きてるって素晴らしい
という信仰の上に立って
その苦しみから出発するのですね。

詩は、信じるもの
素人だろうが玄人だろうが、
ぜひ本物を ....
生きものを真似して
生きている
桃をかじり香り立つ
動物を形作る私の爪先が
伸びて減って伸びて減って
増減で年月を知るくらい
何もない日が多い

野菜を買って肉を買って米を買って
食 ....
こんなふうに、結局のところわたしたち似たもの同士だし。こんなふうに、流れ、うずまき、ぶつかりながらまじりあい、あわだつ分子のひとつひとつだし。

ペイズリー柄の緑色の安いバンダナを買いたかっただけ ....
蛾蛾蛾、
長い長い年月の、
土とホコリの溜まった、
そのアルミニウムの窓枠に無数に繁殖するに至った、
その、ちいさなちいさな三角形の飛翔体、
蛾、
蛾蛾、
蛾蛾蛾、
蛾蛾蛾蛾蛾蛾、蛾蛾 ....
 告白します

 ためらいの中で生まれる心の描写

 ペンを握りしめてから

 どれ程の時間が経過したんだ

 心の描写を文字にできない

 電気を消して窓を開いてみる

 ....
あなたの温もりが
唯一の救いのように
思われる
孤独な夜には
ただ静かに
あなたを胸に抱いて眠りたい

その微かな寝息を聴きながら
洗い髪の香りに包まれて
何も考えずに
じっと横に ....
ああ

ダイバーシテイだ


エネルギーと質量は等価らしい


おもいついたまま
韓国の大統領選

野党の人が勝ったみたいだ

大統領の人
みんな眼鏡をかけてるし
みんな似てる

またそのうち逮捕されて
失脚するんだろう

それでも大統領になりたいんだな

 ....
今日も、毒をあおって死んでいく
馬鹿者が愚か者が、己の本当の自分、識らず
まんまのまんまでいつしか瞑目眼前に光り輝く
黄金色の一筋また一筋、光帯の谷間から射し込み
一気に伸び拡がる 次第に赤々 ....
挨拶しても
返事はない
吹き出しに
見えている
心の声だけ
饒舌なんだ

好き嫌いで
仕事が滞る
そんな感情
無駄な時間
仕事効率化
できないよ

怒る気にも
なれないよ ....
牢獄の幻が脳の片隅で鎖の音を鳴らし続ける長い退屈の午後、僅かな転寝の後で世界は入れ替わっているのかもしれなかった、でもだからって別に俺自身は同じものだし、特別することは変わらなかった、俺はいつだっ .... 息を吸う

息を吐く

息を吸って

息を吐いて

吸って、吐いて

息を繰り返す

生きる事は

息ること
 

これまでにない驚きを
斬新で念願の驚きを
どうか私に与えてください

オリジナルのデザインを
よくみてよ、って顔で
どうか私にみせつけてください

あなたの感性が好きだか ....
柔らかな微かな香りが鼻を掠めたら
少しずつ少しずつ
君を過去の記憶から消していこう
共に過ごし
苦さも優しさも初めて知った想い出を

君はもう僕とは違う道を歩んでいく
新しい道を

 ....
僕らはまだ寝惚け眼
人間の作った時限爆弾の恐ろしさを知らない

自然の力が発火装置さ
地下に眠る大蛇が縦横無尽に大暴れすれば
たちまち大爆発を起こして
死の灰を撒き散らす

それでも人 ....
投げ入れろ小石
深くて暗い水面に広がる波紋
だんだんと大きく
まるですべて覆い尽くすみたいに

黒い叢は謳う
靄の掛かった疑問を隠す膜
薄く深く僕は纏い
夢うつつの海の中を航海する笹舟
小さな体で 
寄り添うあなたは
光を集めて 深呼吸する


まだ見えていないものたち
内から溢れるまなざしで 弾けながら
湿った広大なスクリーンは
なんとか 機微(オーロラ)を生みだそ ....
今日を頑張って生きたら
明日も頑張らなくちゃいけない
生き方をまちがえた
自由に生きればよかった
明日も自由でいられる
ハンノキハムシ、
小豆大ほどの、ちいさな黒い甲が秘めた、
爽やかな初夏の訪れを告げる、
まるで宝石質のように美しい、その青びかり、
葉を噛んでゆく、作業を放って、
框ドアのアルミのサッシを、 ....
 
 イヤなこともあったけど

 うれしいこともあった

 楽しいこともあった

 いつもより遅くなった帰り道

 月がきれいに浮かんでた

 炭酸みたいにアオハルは

 は ....
何もない部屋で羽ばたいた
黒い蝶が頭に刺さった
白い壁の中で探した
君の声が聞こえた

実在のない声が
ぼくの頭の中で聞こえた
壁の中に閉じ込められた
君の体はきっと溶けていった

 ....
昨夜観た
別れ人の
私の眠る
寝床に
ま直ぐ座る
マボロシの
余りの厚み、
声音の感触、
やはらかく
あたたかく
寄り添い続け
恐れることも無く
只々お前なのか
ほんとうにと ....
月のない夜に
小さな罪を 沢山着飾って
玉虫色の日傘を くるくる回して
ビルの屋上から 君は
ふわりふわり と降りてくるのだ

お嬢さん、御機いかが?
と、声をかければ 嬉しそうな顔で
 ....
言葉にすると消えるもの

願って叶うと失せるもの

愛とか夢とかそんなもの

そんなものさ、そんなもの

曖昧な定義で居させてくれ

輪郭を与えないでくれ

見え透いた嘘で満た ....
蜜でびしょびしょのパンケーキ。
明るい白いお皿。
切り分けられる直前の幸福。

あなたの精神には美しい余白があって、
私たちはよくそこで落ち合った。
夕暮れどき、影になっていく街を ....
もう二十年近く

髪はショートヘア

気に入ってしている

昨日 少し伸びた部分を

自分で切って切り過ぎて

朝から鏡を見て見て溜息


越して間もないので

挨拶しか ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
終焉の幕栗栖真理亜3*25/6/7 9:26
呪文025/6/7 9:24
首輪と権力者225/6/7 9:21
あなたは短角牛525/6/7 9:09
すごいものですね。詩人さんて秋葉竹125/6/7 8:12
桃源郷這 いずる225/6/7 5:13
ペイズリー片野晃司1225/6/7 3:56
本田憲嵩12*25/6/7 2:41
ためらい佐白光3*25/6/7 0:51
あなたを抱いて眠りたい花形新次225/6/6 21:53
めもうし1*25/6/6 20:59
エイクピア式練習帳1おまる2*25/6/6 20:24
谷間の毒ひだかたけし425/6/6 19:55
人間関係8*25/6/6 18:57
pass bloodホロウ・シカ...2*25/6/6 17:57
生きる事は息ること多賀良ヒカル325/6/6 11:54
蕎麦秋葉竹125/6/6 7:46
祝日栗栖真理亜3*25/6/6 5:59
寝惚け眼1*25/6/6 5:56
深層の海125/6/6 5:54
乾 加津也6*25/6/6 2:02
生き方リィ3*25/6/5 23:04
ハンノキハムシ本田憲嵩625/6/5 23:00
帰り道おやすみ225/6/5 20:24
壁の中の4*25/6/5 19:09
病臥の幻、魂の現(改訂)ひだかたけし825/6/5 16:17
朔  神奈備亭325/6/5 14:23
あいまいたいら125/6/5 12:58
幸福はるな325/6/5 11:22
花の人花野誉6*25/6/5 9:47

Home 戻る 最新へ 次へ
43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.51sec.