草原を 少女が スカートの両端を持ち上げて 
走っていく
いちじくの うすい皮のような
スカートの重み おかげで おパンツまる見え

いちじくの皮を 細心の注意で むく
なかから やわ ....
足の小指の先っぽを人差し指の{ルビ柔=やわ}い腹でさわってみると
これも自分かと
落し物に
気付いた時のように思われます

一つの素朴な気付きは
千の逢着へのおそらくは発端で

雪 ....
開かれた心は
ふんだんに流入する
……

これがしか?
しらしい

など
未だ書かず
かけず

何故それに拘る
拘るふりしかないではないか
つねに意識的であるつもりか
ピ ....
生垣のそばにはあおむらさきの花がすっぱい赤い実をつけていた、ふるえるものがひらこうとして、そのまんなかにあまぐもがあった、かぜが忘れられた影になげかけられ流れていくものがあった、やさしいはなしかたの祖 .... 乱反射している
ガラス窓の向こうで
少女たちが
アイスクリームを待っている
滑りのよい
よく手入れされて
磨かれた
頬を
右に左にさせるたびに
光の向きが
チカリ
チカリ
と変 ....
あー
ギター弾いて歌ってると
空っぽになるなあ
あたしの身体にサウンドホールが空くんです

寂しかったら
ここに飛び込んでおいでよ
鮮烈な響きに身を震わして
泣けばいいよ

君のこ ....
外宇宙から海の近くの君のアパートを結んで
山なりのゆるいボールを投げてみる
猫のあくびより遅くてまばたきよりは速いやつ
うっかり心地よくなってしまいそうな
次の季節の風がカーテンをふくらませる ....
遠くまで行く事にどんな意味があるのかは知らない
知る必要もないことがたぶん僕の人生を埋めていたって

愛の不毛に踏みだす為の飛翔でさえ
保障の無い冒険のはじまりだったり

誰もぼくのじゆう ....

コーデュロイと10回唱えれば秋となる。
デュの発音、決して油断なさらぬように。



古着屋のお兄さん、元気かな。
首筋に、五芒星の墨の入った。



MA―1を着た ....
{引用={ルビ韜晦=とうかい}でちらさないで
よく読み
分かろうとしますから
その訥々な心にあてがわれる
麦のような言葉で
{ルビ叩=はた}いて下さい}


 一つも難しいことはない。 ....
ツナのおかげで 和えれるマヨネーズ
故意のおかげで 逢えないメモリーズ


気づく前から
とっくに恋

築く前から
どんな愛よりも愛


飽きること知らない展開
飽 ....
学生時代も社会人になっても
一貫して
私は権力と呼ばれるチカラを持った事が有りません

ずっと誰かの下になって
誰かの指示や命令に従ってきました

時には誰かの思惑に振り回されて
自分 ....
書きたいことが山程あるのか

書きたいことなど全く無いのか

どっちなのかが分からない

どっちだっていいんだと思う

今こうして生きている自分を

少なくとも受け止めて

死 ....
自分て
自分が関わった誰かが悲しんだり泣いたりするのがとても耐えられないてだけの
そういう人間なんだ
だからこうなったんだし
現にこんな生き方しかできなくて
やむなく
詩も書くんだ ....
灰色の街道沿いの
深く暗い井戸の底、
白く円かな女の顔が
微細に揺れ動きながら
切れ長の目を閉じ浮かんでいる

死んでしまった死んでしまった!
わたしは戦慄のうちそう悟り
隣で無表情に ....
オンアが死んだ様に歩いている
両手を下げたまま足を半分ずつをずらして
雨の降る日の埃のにおいの中を
もうじきに秋になる今日の中を
曇り空のロシアの様な風の中で
白いワンピースを着て
だめな ....
薔薇の花が言葉を喋り、彼女の喚く下らない自分本位な痴話話をいなしながら、俺はヘルメットのバックルに紐を通す。俺は郵便配達の飛行機乗りだ。俺は砂漠を飛ぶ。俺は砂漠の広大な原野に、砂漠の民たちが読む、一日 .... いのちがありすぎる
言葉はひしめきあい
ぼくは
茎のねじ曲がった花になる
おぞましい受粉をして
土を黒く染める
あなたへ
あなたへ
いま
あなたへ
寄りつけるなら
まだ見ぬ地平へ ....
今の子供たちは
やらないのでしょうが
成熟した男女が
ベッドの上で
あや取りするって
ちょっとぞくぞくしませんか?

糸と指が
くんずほぐれつ
絡みあって
やがてそれは
指と指に ....
とてつもなく深い闇がやってきそうな夜
私たちはたがいに嘆き悔やみ
とりもどせない時間を語った

テレビはあいかわらず五月蠅い番組だらけで
MCの甲高い声だけが鼻についた

声帯をナイフで ....
秘密の夜
混ぜもののなにか
混ぜ物の中身
渦を巻きながらヘッドライトを横切る残像
残像!それはただの残像!

叶わなかった願いを
喚く男が隣りにいる
いや、女だったか?誰だこいつ
隣 ....
{引用=幼恋歌}
暑さ和らぐ夕暮れの
淡くたなびく雲の下
坂道下る二人連れ
手も繋がずに肩寄せて
見交わすこともあまりせず
なにを語るか楽しげに
時折ふっと俯いて
風に匂わす花首か
 ....
娘に渡すものがあって
部屋のドアが空いたら歌が流れていた
「リッケンバッカーが響く
 リッケンバッカーも泣く
 おんがくも人をころす」

「これ、ギターの歌なの?」と聞いたら
リーガルリ ....
実は今に始まったことではないのだけど
大切なことは今を生きているということ
そろそろ強風に耐え抜くことは飽きたから
これからは気持ち良く受け止めよう

頭が良いとか悪いとかの概念すら有史以前 ....
許されるならば
喜怒哀楽の頁にはさみこんだ
しおりをほどき
薔薇のトゲのように
愛は血まみれの行為であったと
旅立つひとに告げたい

愛は規範をもたない
むくんだ背すじに頬をあてて ....
天使たちは陰口が大好き
馴れ合いだらけの花園で
互いに褒め合う仲良しごっこ
そして気が向けば誰かを貶める

あの人は私を傷つけたの
私は可哀想な被害者なの
だからみんなで取り囲み
羽根 ....

近くの家で赤子が大泣きしている
苛立って母親の叱りつける声が重なる

空には紅い満月
まるで血にずぶ濡れたボロ船みたいに浮かんでいる

この地球は
この世界は
いつ粉々に砕けるん ....
明けきらぬ午前四時半の空に星がきれいだからと行ってみれば、確かに、星は潤んだ涙。

昨晩降った豪雨は大気間に微細な汚れ一つ残さず空と雲とを清めた。あのかすみ雲を指さして「はやいら!」という ....
人に聞いただけではわからない
実際に行ってみたくなり
車を走らせる

知らない場所だからこそ
知ることが出来感動に浸れる

どんなに遠くても行きたい
着くまでの時間も楽しい
渋滞して ....
瞼の裏の薊の咎といつまでも追いかけっこする
流されたリボンの行方を探す道すがらの
どくだみを踏みつけては馨る、脳の芯がひたひたに擽るもの
甚振(いたぶ)られる頭上の笑みにすら透過光が酔ってふらふ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
いちにく るるりら320/9/14 10:40
橇と風と道草次郎120/9/14 6:09
明け暮れ120/9/14 0:04
でたらめよんじゅう1*20/9/13 22:20
窓際での軽食にて北村 守通120/9/13 21:34
ギター !印あかり720/9/13 20:53
SAZANAMIカマキリ120/9/13 20:32
Stormy Monday 梅昆布茶6*20/9/13 17:35
古着屋さんクーヘン6*20/9/13 14:39
麦の声道草次郎3*20/9/13 10:54
ツナのおかげ  【参考】RADWIMPS「夏のせい」komase...020/9/13 9:43
私と言う存在感のない人間こたきひろし320/9/13 4:45
単純なこと道草次郎4*20/9/13 0:41
2*20/9/12 23:54
古井戸(改訂)ひだかたけし420/9/12 23:00
オンアプル式120/9/12 22:44
サン=テグジュペリTAT1*20/9/12 21:36
カサブタホロウ・シカ...2*20/9/12 21:24
花形新次020/9/12 21:23
夜を抱きしめて山人7*20/9/12 20:38
四則演算概念ドライブ竜門勇気1*20/9/12 17:34
夭折ただのみきや10*20/9/12 16:06
ロックンロール治療薬イオン1*20/9/12 13:58
8、即興ゴル参加9月12日、お題は0さん足立らどみ2*20/9/12 9:54
白島真1820/9/12 9:11
陰口の花園もとこ620/9/12 8:33
紅い満月こたきひろし320/9/12 6:26
幻影に道草次郎1*20/9/12 5:34
知らない場所夏川ゆう220/9/12 5:08
オラトリオ暗渠あらい020/9/11 22:43

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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