死体のように冷たくなった身体を薄っぺらいコートでくるみながらほとんどの店がシャッターを下ろした真夜中の繁華街を歩いた、まだ秋が来たばかりなのにその夜は縮み上がるほどに寒く、そしてそれはもしかしたら気温 .... くだけちる
まえの、ひかりを
だまって
みつめていた


夏のおわりに
めばえをなづけたりする
そらは逃げ水になって
星をのみほす
みたこともないくらいに
あかい月を
 ....
明らかに月が昇る
産まれたてながら
丸くわかりやすくはっきりした輪郭を
幾度もなぞる
指で弾いたらくしゃりと
崩れてしまうよ
か細い線に
踏み込めば傷付けると知ったら
もう話せる訳がな ....
玉ねぎを切ると涙が出て
しまう泣きながら微塵切りを
するのに不思議と気持ちが凪いでいく

玉ねぎを切ると鼻水まで出て
手が離せないから切り終わるまで
我慢している気持ちは晴れ晴れとして
 ....
9月を注意深く眠らせて
けれど10月に進みたくない双六
ナチュラルターンで
アーケードに渦潮ができてしまう

明るい未来とか
新しい展開とか
要らない
打開の決定打はいつも
ありはし ....
街の灯りが
ゆらゆらと揺れる
夜は時々
花の影を踏むように
どうにもならないことを
空へと逃してやる
歩けるなら
違う場所へ行けば良いのに
何故だろう
この段々畑みたいなネオンが
 ....
私の中で燻っている恐れ
私の中に降り積もる不安
自業自得とはこういうことか
これは私の罪だから逃げ出すことは出来はしない
真正面から見据えて
ここで朽ち果てようとも

恐れが私に罪を犯さ ....
じゅっくりと
溶けていく氷山の
あゆみは
まるで
ひとの
含羞のようで     
ヴァギナのようで
ペニスのようで。 

こんなときには
コルトレーン

アキモトチエミ
の ....
口笛の奏で、目覚めてこの秋夜
澄んで響く何処から

明るい旋律音色のループ
微妙に低く高く震え魅惑の相

聴き入るうちに潮騒磯の香
漂いザワメキ布団が波打つ

扉開いて弓形の白浜
 ....
Let It Beを聴いている
洗われるような月夜に
秋桜のうなじに宥められる感情を見つめ
救われることを厭うな自分

数知れぬ思いとどまりと
白茶色した破滅への甘えがある
絶え間なく誤 ....
春 眠 不 覚 暁
処 処 聞 啼 鳥
夜 来 風 雨 声
花 落 知 多 少

暗転好天、雅にじたばたと駄々っ子な、これは、なさけ 未練でございます。
もう死んでもいいと思いましたので。 ....
毎日忙しく届けられる
空からのメール

水色のベールを抜けて
発信される特別の言葉たち

心を開放して
受容の気持ちで待っている

空の一部になれた時
それは
囁くように聴こえて ....
どこか違う場所へ行った、あなたのかつての言葉が、
僕の生活の中に、ときどき顔をのぞかせる
もう見れない、消えてしまったその言葉たちに、楽しい気持ちをもらったこと、
伝えられなかったけれど、
楽 ....
じゆうだなあ
白いなあ
なんでも書いていいんだなあ
むつかしいことも
おふざけも
純愛や青春や絶望も
宇宙人だって
なんでもここに書けるんだなあ
ポンコツなのでも
傑作でも
みーん ....
あばら骨の檻をすり抜けて、君は君自身から脱獄せよ。
君は冤罪をかけられて、この世に生まれてきたんだろ?
なにか大仰なことを話すつもりはなくて
ただあなたとなら友達になれるかなと思っただけで

あなたが話してくれたことは本当だ
ぼくの周りにはドーナツ型のカラーパレットみたいなものがあって
生きる ....
チチ危篤の時も
ハハ危篤の時も

私は

馬鹿みたいに冷静だった。

子供の頃
母親に言われた事がある。

それは祖母が急に倒れてその日の内に息を引き取った日だ。
夜。
親類や ....
用水路沿いの道筋が
黒い墓石に至る所
彼岸花が群れを成し
赤々と赤々と
咲いている

移動していく車列に乗り込み
ぼおっと凝視する私の脇を
過ぎ行く赤い点々と
迎える黒い御影石
天 ....
世界はこんなにも美しいのかと感じたのは
もう、はるかに遠い昔で
今の私には邪気に満ちた禍々しいものでしかない
天使たちは変わらず無垢な笑顔を向けるけど
その笑顔の裏に隠された残酷な真実を知って ....
人生が二度あれば
とは思わない
誰であっても
生き切ることは大変だ
楽な人生なんてありゃしない
だから
生まれ変わったらなんて
これっぽっちも思わない
正直言って二度も三度も
こんな ....
月がきれいに見えるここで
ちゃんと話そうか
って思ったんだよ

そんなことしなくたって
気持ちの問題だよ
って優しいんだけどさ
口に出さなきゃ、や
なんでしょ

こんなとき ....
不安で
なんもできん
そんなこと
詩にかいちゃいかん
でも
書いちゃう

そのことの
まあ
きわまりだよ

寒い
陽がほしい
ああこれだ
この感じだけがあるな

向日性 ....
白くてぼんやりしている一日
読みかけの本は表紙から冷えていく
犬はどこどこ毛を生え換わらせるから
死んで右往左往している夏の毛を集めて
新しい子犬として
毛糸玉に魂を吹きいれる魔法の息を
 ....
何かが破損している意思の
立て石を滑る力よ

牛の乳を絞る動きと同じに枝豆弾けて

膝は高らかに笑い
崩れ落ち

寂しさとも心細さとも違う
薄っぺらな心で

振り子の反動でしか動 ....
朝の気温が違う。
ほんの少し、昨日より低い。
汗をかく量が昨日より少ない。
窓の外の景色が少し違って見える。
風が変化する。
においが少しずつ変わっていく。
こうやって季節が動いていく。
 ....
童貞が
洒落で道程を読んで見る。
どの程度理解するか。
曇天の下ふと思い出す。
重い 重い! 重い!!
振り返るな!


私の詩は詩なのでしょうか?
どなたか批評お願いします。  ....
どうしようもなくなったら
髭をそるだろう
髭をそることを するだろう
油っぽいバサバサの白髪まじりの髪や
そろそろ着替えたい肌着をさしおき
やはり髭をそるだろう と思う
詩 ....
渋谷Q-FRONTの電光掲示板に流れる
ジャニーズのリリース情報を眺めるみたく
あなたのマスクに流れる文字を見つめる

試しに近くの人のマスクを
じっと目を凝らして見つめてみて欲しい
浮か ....
The more active people are
The nesting must have endured

I feel sick when I stay at home all day ....
けだものだったころが、もうあんなに遠く
淡い水色を地に、薄紅色の薔薇柄の薄いカーテンが
夏の終わりの風に
パタパタ揺らめいていて ベージュのソファがあり
包帯
外の桜の木の緑が、盛りだけれど ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
羊たちの烙印ホロウ・シカ...020/10/2 0:05
覆水むぎのようこ320/10/1 22:44
昇る月よしおかさく...120/10/1 22:38
玉ねぎを切る120/10/1 22:37
9月30日220/10/1 22:36
COSMOミナト 螢4*20/10/1 22:04
無限上昇のカ...420/10/1 22:03
あゆみ草野大悟2120/10/1 21:41
月下(改訂)ひだかたけし420/10/1 21:37
ルナシャイン道草次郎020/10/1 21:03
季節の境。あらい020/10/1 20:55
メール風の化身2*20/10/1 20:31
ネット水宮うみ0*20/10/1 19:53
白い畑道草次郎5*20/10/1 13:54
あばら骨クーヘン1*20/10/1 12:24
フェルナンドへ一般詩人-620/10/1 2:19
呼ばれて振り返ると誰もいないこたきひろし120/10/1 0:09
秋いろひだかたけし220/9/30 22:06
私の世界無限上昇のカ...220/9/30 21:58
人生一度切り花形新次020/9/30 20:53
中秋AB(なかほ...020/9/30 19:17
太陽への甘え道草次郎320/9/30 16:49
暮れるのがはやいそらの珊瑚14*20/9/30 15:36
庭園よしおかさく...620/9/30 12:59
朝、外出前に恋レオレオ320/9/30 11:48
曇天3*20/9/30 11:38
髭をそること道草次郎220/9/30 11:36
顔に書いてある猫道120/9/30 8:07
inside - insightりゅうさん0*20/9/30 5:51
獅子の町田中修子6*20/9/30 3:44

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