あの人は世界の平和と人々の幸福を
真剣に考えている
どれくらい真剣かというと
命を懸けるほどだ
私はあの人に
根こそぎ持っていかれた
存在自身をあの人に持っていかれたのだ
題名: It's already too late for them
Liar's slide with laughing.
嘘つきがわーいと滑り台
Here's a woodpecker. ....
ひとは人である
という箱の中に閉じ込めてしまっていいのか
病である
という蓋で閉じてしまっていいのか
わからないが
俺の中にいる何かに聞いてはみたが
唸り声を中に聞くだけであった
空 ....
服に{ルビX=くる}しみは入り込み
クーラーで冷やされた
皮膚は充電器に温められ
毛髪の生える余地もない
氷水をバケツに入れて
息を潜めて歩く
挫けたような空が頭の上にはあって
東雲は炯々と鈍色に耀きつつまったりと流れている
パーカーのフードを頭まで被った男が時間を持て余すように行ったり来たりそれはまるで中年太りの死神
人生が鎖 ....
男のくせに、大きなテディベアにもたれて眠る夜。
父親を裏切る夜とは、こういう夜を言うのだろう。
梔子の花は枯れず
ただ一輪として朽ちず
果てしなく昇る夏雲の白さを
その面に留めて
漣は凪がず
ただ一波として静まらず
絶え間ない青い流れにいつか
遠く帰るために
空は果てず
....
ひかりのうたは
やみのなかで
うたうのがいい
いつも
はにかむようにわらう
あなたのえがおに
かげがない と
きづかれないように
きょう
まんかいのさくらのなか
はれつ ....
帰宅
吐瀉
回想
1日_終わり
音楽を聴く分析学的な時間が好き
きみと過ごす解析学的な時間
深く沈潜してゆく愛情にも似た雪のよう
罵られる騾馬のように時間が過ぎていっても
愛撫する隙もないきみと暮らしているぼくは
....
西の空が
赤銅色に燃え残り
薄暮が辺りを包む頃
俺は拳を握りしめ
一心不乱に進んでいく
胸の辺りに蟠る
抑えがたい不安感に
鼓動激しく息を継ぎ
夕闇の道を進んでいく
西の空が
....
Hey, what words do never you speak?
{引用=あのさ、キミが絶対云わない言葉って、何?}
Words which you're gonna speak ....
ソラマメだかマラルメだか
デュマだかデマだか
足りないのは砂時計のすな
キーボードのうえの虫をぷちっとつぶす
するってえと曼荼羅
隠せ嘘なんて!
そうそう
核戦争なんてとうに終わ ....
憂鬱な日は何をしても憂鬱で
コーヒーも美味しくない
不安ばかりが胸の中にあって
鼓動が早くなる
逃げ出すことも出来なくて
自業自得とはこういうことかと自嘲する
もうすぐすべてが明らかに ....
使用済みの下着にしか
性的興味が湧かない
しかし、それを手に入れることは
至難の業だ
今穿いているホッカホカのパンティを
譲ってくれる人は少ない
いてもお金が掛かる
私の性の行き ....
鎌倉の甘味処・無心庵の窓辺で
手の届きそうな垣根の外に
緑の江ノ電は がたっごとっ と通り過ぎ
殻を割ったピスタチオの豆を
口にほおばり、かみしめ
麦酒を一口
また窓外に
江 ....
自身の思考なのか
何者かとの通話なのか
脳裡をめぐる
声を断つため
頭の中を
ノイズで満たす
見えない波線が
ゆるみ始める
底に沈みゆく
静かな一直線
死と ....
暁の空中戦では紅の豚がヒーローなんだが
真夜中の山手通りには椎名林檎しかいない
僕の雑草図鑑できみの名前はハルジョオン
ユーミンの派手なステージとは違う質素な
神々の復活レオナルドダヴ ....
わたしだけの秘密がまた増えてしまい
これをどうすればいいかと思案する
王様の耳はロバの耳
宝石箱に小さく囁き
誕生日が同じだと顔付きが似る
クローゼットでひと歩きし
異口同音の人に好かれて ....
愛情は
お母さんの微笑みで
叱るのは
お父さんのめっ!と
あっぷ! でと
いつもは楽しい
毎日が
コロナのマスクで
様変わり
お母さんの微笑みが
わからな ....
どんな事にも意味があるというのは
どうも
どんな事にもまるで意味がないみたいで
欲しいものはいつまで経っても
全部お預けなままで
そんな地球の優しさで
そんな地球の優しさは
それを優しさ ....
痛飲
宿酔い
後悔
痛飲
ドラマみたいな綺麗な躰は 誰も知らないだけの
神様みたいな 偽善嗜好 暁光
開かないアサガオの 夢が冷めない
少しだけ 光を浴びましょう
ムーンウォーク 珊瑚礁セグメント
ちぎれたのは ....
、たとえば
君のDNAの配列を此処で見せびらかしたとして
今の世界中に生きている誰ひとりも読みやしない
あれって、書かない方が良かったなと思いながら
過去ログを検索してみると何処にも書 ....
中学生の頃、UFO見たんです。本当に。
同い年の従兄弟も一緒にいて、2人で親戚に伝えたんです。
最近その従兄弟に会ったら、記憶消されてました。
宇宙人って怖いんですね。
綿密な一昨日について思い出す
言問橋を素知らぬ風体で
通り抜け
あなたとすれ違った事になる
アリバイを持たぬことの難しさよ
または容易さよ
池の水面に光が待っている
公園で子どもたち ....
砂漠の上に雪が降る
とてもときどき
どこまでも続くような草原を走る馬の筋肉と
艶のある毛並を思いながら
燭台の明かりで本を読むような事
わ ....
言葉はすぐに空に溶け
誰の耳にも届かない
好きな詩人の真似をする
紡いだ言葉はボロボロで
自分の言葉に返ってくる
私は私以外の何ものにもなれないのだと
とっくの昔に知っていたのに
言 ....
書いては消し書いてはまた消し
消しては書いてまた消して
でもって出来上がった中途半端なのをアップする
我慢がきらいな性分すぐにでも褒美が欲しいのだ
大した褒美じゃないけどないよりはマシだか ....
さようならは
今
何色ですか
真っ青ですか
真っ黒ですか
それともあの日の夕焼けの
だいだい色ですか
さようならは
今
どのへんですか
指先ですか
つま先ですか
それともア ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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