腹が立つ時もある
けれど時には
感謝を
忘れたくない
いのちのために




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
なんにもしらない明日が
瞳を
ゆっくりと 
あけるとき
朝が
ざんこくな産声をあげる。
語られない常識
掴み損ねた本能

常磐色の烏が一羽、胡桃の枝から生えていた。

   * * *

共感はエメラルド
しかし憧憬はすでに色褪せ
疑念は大気に溶けひろがっている

 ....
高齢の母子が凍死していた
アパートの一室を目がけ
放水車が生温いゼリー液をまいている

青空にキラキラと
イチゴフレーバーはキラキラと

少し固まりながら落ちてくる
ゼリーに辺りは満た ....
荒れた手を潤したいのだけれど
決して満たされることはなくて
ガサガサのままでいるのが
すごく不快で恥ずかしくて
けれどどうしようもなくて
ポケットに突っ込んだまま
いつまで隠し通せるのかと ....
夢が捥ぐ、ゐヰる 口の仮名が
荷崩れをおこした 抜け毛之煙草が追いつけず
銀の錫 ワを、とりみざす、螺旋にもならない程度に
  
戸締りを音下、っ端。狂い咲きの満月
対称のランプが閉じかけて ....
神様が
気層の底で笑っている
朝未だ早き夢の中
光すきとほる道筋に
遥かな希望が舞っていた

死の断崖が近付いている
残された時間が切迫する
信じることだけ許されて

生きている
 ....
タバコを吸っていて
吸い殻で指先に火傷をした
その痛みと熱さにハッとした
生きているんだな俺はと
その瞬間、実感した

正直、生活に疲れている
疲れて、やわになっている
でも、生きてい ....
ありがとう
と言えることにも
ありがとう
みんなのおかげ
いのちのおかげ




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
草はそよそよ
風色
光る
あなたが
ほほ笑む




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
悲しい と
言った時に
走る痛みを
こころに感じる
いのちの声を




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
確かに病気になったことで
失ったものは大きい
地位 名誉 お金など

でも病気になって
得たものも大きい
その一つが
生きていることに
感謝できるということ
一日一日が
とても愛し ....
創作活動に勤しんでいるのは
気持ちが迸るからなんて
そんな格好を付けたことを
言ってはみたいものだけれど
本当のところはそうでもなくて
ただなにもすることがないから
とは言わないけれども
 ....
ときの流れが
千代(ちよ)のおおぞらを
やさしく流れていっただろ?


お楽しみは
これからだ、と

やさしく髪を梳いてくれる
そのわけを聴かせてよ?

やわらかい印 ....
異郷の地に立って
根こそぎにされ 
もう何も残っていない
荒涼としたノスタルジア
魂の奥底から滲み出て
北の国より吹く風になびき
遥かコバルトの海底に沈む

日を追うごとに
紋様はこ ....
石油になっていく鳩の群れをみていた


盗み見られることで失われるものなどなに一つなく

ウォールストリートジャーナルと朝日の波間で
水鉄砲を撃ちあう月曜の子供たちが

迎えの車を ....
冬の曇天が続き部屋の中は寒い
セラミックヒーターから出る温風だけが温かい
背中で詫びながら
16本390円のフォルテをまた買ってきた
1本149円のコカ・コーラも止められない
赤字覚悟の確信 ....
伸びきって千切れることがある
寄り切りということがある
瞬発的ではなくても
加圧の果てに砕けると
加圧をやめようと思った
やや広いこころで歳をみた。
相も変わらず不条理な幻燈ばかりじゃないか?
地殻に映る現象なんて!
ひとの あかるい静寂に
三月の 翳りを払い
透き通る 母の微笑みと
掲げられた 父の腕と

誰一人 見知らなくとも
写し出すものを 瞳の中
いとおしいと 

めぐるものたちの ....
ときは変わり
むかしを無かったことにしてくれたら
たいせつなものを
忘れてしまっても
かまわないだろうか?

そんな夢をみた

そこではこの手に
なにも持っていなかった

 ....
わたしたちはいつも
夜のなかで 朝を想ったし
眠りのなかで 目ざめを待った
つめたい腕を合わせながら 熱い言葉を望んだし
すれちがいざまに 永遠を願った

決してあらわすことのでき ....
果てしがないように思われる
このトンネルを抜けることができるのだろうか
どこまでも続く暗闇が尽きるところがあるのだろうか
仄暗い誘導灯が足元を照らすけれど
明るい陽の光は差し込んでさえこない
 ....
二〇一九年二月一日 「現代詩集」


 集英社から出た『世界の文学』のシリーズ、第37巻の『現代詩集』は、まず学校の図書館で借りて読みました。のちのち、ネットの古書店で買いました。ウィドブロの『 ....
こうべをあげて
青い空が広がって
静けさが辺りを包んでいく

昨夜の恐怖と奈落の底と
窮地を脱して迎えた朝に
廻る球体は光りを投げ掛け
今日の救いを差し伸べる

静けさが満ちるこの朝 ....
はじまりは夜の公園で
同級生とタムロしていて
そして煌々と
自動販売機は虫達を従えながら
少年を挑発するのだった





マイルドセブン
マルボ ....
何も考えることもなく
午後 ノートに詩を書いていた
通り過ぎていく電車を見ていると
感じ取ろうとする電車は不確かだった 
歩いていたのは 僕だ
道で行き場をなくしていたのだが


書く ....
優しくできる心があるのに
優しくできる力がない
優しくできる力をつけたら
優しくできる心をうしなった
優しい心と力の加減やバランスが分からず
誰かを傷つけながら誰かを優しくし
自分に優しく ....
えー、んー、と、ごめん、誰だっけ?
誰でしょう?
田中?
そう、タナカです
うそ! ちょっと変わりすぎ、まじ、田中!?
ハッハ、マジタナカです。
おれは知らない同窓会に参加する
知らない ....
地下鉄の
甘ったるい渇望を乗り継いでる
どんな嘘も許されるし
どんな事実も みのがされる
そういう街で わたしは
スピードに乗るのをおぼえたのだ
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
※五行歌こしごえ1*22/1/20 15:38
明日の瞳草野大悟2222/1/20 12:40
認識に関する三つ目の切片を囲う九つの蝋燭122/1/20 0:45
イチゴゼリー(無果汁、ゼロカロリー)0*22/1/20 0:10
手のひらなんて坂本瞳子1*22/1/19 22:29
便宜上一手あらい022/1/19 22:16
マボロシひだかたけし722/1/19 18:53
ひとり、静かにジム・プリマ...1*22/1/19 18:14
※五行歌こしごえ1*22/1/19 13:45
2*22/1/19 13:44
2*22/1/19 13:44
失ったもの 得たもの渡辺亘122/1/19 11:29
本音かなぁ坂本瞳子2*22/1/18 23:08
愛の歌秋葉竹222/1/18 19:51
ノスタルジアひだかたけし722/1/18 18:06
投票の朝末下りょう3*22/1/18 17:23
みんな疲れているんだよジム・プリマ...6*22/1/18 17:03
ダイヤモンドの砕け方りゅうさん222/1/18 16:54
狭い目ナンモナイデ...2*22/1/18 13:48
BLESSING津煙保存2*22/1/18 10:34
ときの流れるゆめのなか秋葉竹122/1/18 7:17
ささやきはるな422/1/17 23:29
走り続ける坂本瞳子1*22/1/17 20:49
詩の日めくり 二〇一九年二月一日─三十一日田中宏輔14*22/1/17 20:27
この朝にひだかたけし722/1/17 19:17
短歌にも成れない愚かな詩の残骸TAT3*22/1/17 6:01
午後の風景番田 222/1/17 0:22
バランスリィ1*22/1/16 22:19
マジタナカゼッケン222/1/16 14:53
地下鉄はるな322/1/16 12:44

Home 戻る 最新へ 次へ
544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.78sec.