愛こそはすべて
訳されたビートルズを聴いて思ったのよ。

愛って何かしら?

教壇に上がる講師の先生に聞いてみたら
これを読みなさい。って数冊の本を指定してくれたけど、
ソクラテスや ....
 むかし精神病院で知り合って、
 そのまま好きになった女
 がいたんだ

 きのうの夜だ
 かの女からもらった、アイマスクと耳栓、
 どっかの宗教家がだした、『そんなとき、深呼吸』という本 ....
 例えば、僕が通りがかりに凶悪な男に襲われて、それを見ていた蛇が助けて終おう、と間違えて俺を飲み込んだなら、小さな森の家から少女が街へやって来て、わたしの生体認証を囓り、切り割きながら氾濫した河へ .... こどもの世界を、そんな綺麗なことばでもって
書いてくれるなと思ったのです
校門をくぐるとあるコンクリの池に
誰かがパンをどかどか投げて
何匹かの鯉のお腹が膨らんで
ぷうかぷうかと漂っている匂 ....
夏が終ろうとしている時
世界が昏くなりたがっているのを感じる
私は台風一過の荒れた林道を歩きながら
その名残りの水のしたたりを見る
一滴の雨の子供のなかに
自然のすべての理が凝縮されているの ....
伝説の客が行く
印刷所へ
第一級の本のデータをさっと組み
矢継ぎ早に注文した
伝説の客が

伝説の客が行く
上等の介護用品
潤沢なベッド周りをすぐ用意し
愛をこれでもかと見せた
伝 ....
ありがとうね

共に閉鎖病棟から開放病棟を過ごした
友からの声 響く

助けて と突然ショートメール どしたん?
電話したら 声が聴きたかった と、ありがとうね と

それだけ、それだ ....
鼻歌
小口切り
短冊切り

フライ返しのリズム
野菜が汗を撒き散らし踊る
油が元気に雨あられ

鼻歌
皿を出す
盛り付け
 

ほんとうに君の云うことを聴かなくて
ごめん
その言葉が
ほんとうのやさしさであることなど
たやすく僕にはわかっていたのに

君を助けたいとか
君の力になりたいとか
みのほ ....
ヤマメは今月で終わり

本流のニジマスは今年いっぱい

仕掛けを選び

竿を選ぶ

その{ルビ逞=たくま}しさに負けぬよう
《懐かしい潮の香りがする》

静かさ何かに云う

》包み込まれているふるさとの振動《

何か静かさに応える

 とほくこころの底で波音ゆれる
 ゆれる波音に磯のにほひひそむ

何 ....
マリー・アントワネットの斬首を民衆は楽しみにしている
今か今かと待ち構えている

マリー・アントワネットの首が堕ちた時
民衆は喝采した
確かにスマホは便利だし
無料で情報を読めるけど
スクロールしたその果てに
ここから先は有料と
情報途切れることばかり

途中まで読んだ時間が奪われて
知りたければお金出せ
合法的な喝上 ....
丘の上に立ち
手に握る小さな鐘を
頭上に振り上げて
カランコロンと打ち振ると

雲が空に集い、雨を届けてくれた

掌に受け止めた雨粒の色は
必ずしも透明ではなく
様々な色に染まってい ....
○「仲秋の名月」
私たちは
きれいなお月様をゆっくり眺める
心の余裕を失ってしまったようだ

○「女房占い」
女房というものはつかみとったものだ
女房をみると自分の運命がわかる

○ ....
チャコールグレーの夜、ローヒールの足音が窓の下を通り過ぎる時、インスタントコーヒーが少し喉を焼いて、イマジネーションのすべてに一瞬血が混じった、それはある意味理想ではある、ただ望む血じゃないという .... 大義の為に死ねるなら
こんなに素晴らしいことがあるか

現代の日本人には
その大義と言えるものが
何一つないのだ

だから我々の死は
いつも卑小で
個人的なものでしかない

卑小 ....
紅蓮の炎に焼かれた文様
この背中の海図は消えることはない
これを読み解いて欲しい
北極星は歪み
オリハルコンの羅針盤は深海に沈んでいった
帆は散りぢりと破れ
ぼくらはいったい何処を漂うのだ ....
胸に火炎の種を宿して産まれてきた
赤子の時は泣いて火の粉を散らし
成長するにつれて自分で消火し
胸の印を隠して生きてきた

あなたに出会った時
胸が疼いた
忽ち火炎が咲いて
私が私に目 ....
キキョウいよいよ大きく見事に
正五角形の星形の花を開いた朝、
私は眼を見開き空を見上げる

青、涼やかに澄む青

住んでこの部屋此処に五年
     、
あゝなんてことだろう

人 ....
青虫と呼ばれても 気にしない
歩くのが遅くても 気にしない

あいつらは 知ってる
大人になったら 生えてくる

黒い骨組 尖った石突き
真っ赤な翼膜 脈打って
はばたく風で 花を散ら ....
自尊心と自己卑下の坂道を
乱れた呼吸で行きつ戻りつ
水面に映る歪んだ笑みをこぶしでたたく
うつし世の花はあやしくかがやき
見るものすべてを惑わせる
常世のことわりを指で折り込み
祝詞のよう ....
釣りから帰ると
ポストに1通のメールが届いていた
{ルビ一滴=ひとしずく}の涙が零れ落ちる
それは川に流され海へと溶けていった

琥珀の水に氷を沈め
紫煙を{ルビ燻=くゆ}らせながら
そ ....
夜の帳を漂いながら
時の灯りが揺れるのをじっと視ている
紫煙の向こうに浮かび上がる幻は
優しく誘う

ゆっくり両腕をしならせ
白い鳥になって翔んで逝きたい
反らした上半身の柔らか ....
 霧が匂う
 隠された風景の先を見ている
 霧はたえず
 その気配でただようしかなく
 歩み出れば崖っぷちに咲く野の花の細い茎を
 つかむような愛ならば

 もはや私に 
 緑なき ....
喜びがお前に何を与えるか
悲しみがお前に何を与えるか

果たしてあの馬鹿は
百年経ってもまだ幸福か

やっかむだけ無駄じゃないか?
どう考えても長続きしないだろ

ほな関 ....
私は唯一ではなく
只の無二だった
岩の中に閉じこもっている
太陽を連れ出したいな
もう見つけている隠れんぼ
希望はあるのに見えなくて
冷たい岩肌にくちびる寄せて
合わせ目沁み込むように歌唄う
光が漏れるのを待ちながら
幾 ....
太陽の深紅に眩まり
球体の輪郭くっきり定め
滲み出す涼やかな静かさに
架かり渡る虹の朗ら意識を歌う

 宇宙は今 透明な雨降り
 人間は今 凍結の雪降り

真紅に明るむ太陽の
くっき ....
釣り人は静かに渓流ナイフを研ぐ

今月末で漁期が終わる

来週は天気が良くないので明日に賭けた

{ルビ山女魚=やまめ}に出会うことはできるのか

渓に聞いても応えはない



 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
愛って、何?アラガイs12*24/9/22 10:07
SETSUNA中田満帆324/9/22 9:32
たとえばなしアラガイs5*24/9/22 8:51
こどもの世界soft_m...524/9/22 8:40
昏迷岡部淳太郎624/9/22 4:53
伝説の客りゅうさん3*24/9/22 4:52
有り難い歌ひだかたけし324/9/21 21:32
4*24/9/21 18:32
新生秋葉竹224/9/21 18:27
五行歌 【渓流】大物狙いレタス8*24/9/21 18:21
しずかさにほひひだかたけし424/9/21 17:56
マリー·アントワネットりつ4*24/9/21 15:13
スクロール詐欺イオン3*24/9/21 12:06
想い河まーつん524/9/21 11:05
独り言9.21zenyam...3*24/9/21 8:21
誰かの為に鳴らされる音はすべて歪んでいるホロウ・シカ...5*24/9/20 23:12
トランプへの期待花形新次224/9/20 22:42
難破船レタス7*24/9/20 21:18
彼岸花13*24/9/20 18:43
桔梗の歌声ひだかたけし424/9/20 17:56
青虫の羽藤山 誠224/9/20 15:43
山登り由木名緒美7*24/9/20 14:43
珠玉レタス10*24/9/20 13:06
スロウダンスりつ9*24/9/20 9:39
Reasonリリー15*24/9/20 5:45
音楽をかけろTAT224/9/20 0:10
ちっぽけな人リィ2*24/9/19 21:28
アンロック6*24/9/19 19:26
Heaven And Earth5(改訂)ひだかたけし324/9/19 19:11
五行歌 【渓流】 禁漁間近レタス5*24/9/19 18:05

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