はじまりは夜の公園で
同級生とタムロしていて
そして煌々と
自動販売機は虫達を従えながら
少年を挑発するのだった
マイルドセブン
マルボ ....
何も考えることもなく
午後 ノートに詩を書いていた
通り過ぎていく電車を見ていると
感じ取ろうとする電車は不確かだった
歩いていたのは 僕だ
道で行き場をなくしていたのだが
書く ....
優しくできる心があるのに
優しくできる力がない
優しくできる力をつけたら
優しくできる心をうしなった
優しい心と力の加減やバランスが分からず
誰かを傷つけながら誰かを優しくし
自分に優しく ....
えー、んー、と、ごめん、誰だっけ?
誰でしょう?
田中?
そう、タナカです
うそ! ちょっと変わりすぎ、まじ、田中!?
ハッハ、マジタナカです。
おれは知らない同窓会に参加する
知らない ....
地下鉄の
甘ったるい渇望を乗り継いでる
どんな嘘も許されるし
どんな事実も みのがされる
そういう街で わたしは
スピードに乗るのをおぼえたのだ
鼓膜の炎症と診断され
メスで切開する簡単な手術を受けた
痛いですよとの説明どうり
痛かった
確かに痛かったが
症状は嘘のように楽になった
あの先生は名医だ
その思いを強くしながら ....
現実から逃げるという現実から
更に逃げること
事実を曲げるという事実を
更に曲げること
誠実を装った嘘を
更に重ねること
そんな避難で生き残れば
更に苦しむけど
終わる苦し ....
視界の端に映る太陽の中心を逆十字に彫り上げて背徳の日陰の中に今日の悪魔が現れる、よう、惰眠は済んだかい、今日のお前は昨日のお前よりも確かかい、とからかってくる、俺は無視を決め込むがやつは満足しない ....
言葉がでない心を知ってほしい知ってほしくもない
朝食の味のないレタス半分くらい食べた
ムシャムシャと義務感で食べた気がする
だれに対する義務感だというつもりか?
少し焦がしたバ ....
何回
風や雨に身も心も
晒され削られただろう
何回
壁や木に火花散らし
気絶し殴られただろう
何回
靴や石にギリギリ
踏み潰され続けただろう
無限ではない
数えられない ....
誰を求めている?
うそ
ほんとに求めてるのは
自分に関わる平和
人恋しいわけじゃない
窪んだ胸に
焦って何かを詰めようとして
切なくなって
人を求めていると
勘違いしただ ....
雨が降る
計り知れない空の高みから
ちいさな明かりがともる
いつもの夕べの向かいの家に
憂鬱な時、寄り添う不安
わたしの夜は一層深く
そして物語は続く
団欒の賑わ ....
2021.11.20.
もうヒビの入った鏡だ
もう折れ曲がった剣だ
ここまでよくもった?
これまでよくやった?
もう聞く友ももういない
一抹の寂しさはあれど 所詮 その程度なら
それ ....
はやく
思い出になりたい
そうすれば
やさしい言葉の
ひとつやふたつ
遠い浜辺の夕暮れや
非常階段の語らいが
一枚の絵になるといい
はやく
ずっと
{引用=暴走}
釣りの仕掛けで編み込んだ干し草の下から
濡れた小さな宇宙が瞬いて
一点の鋭い感覚の見返す素振りを隠匿する
穏やかな果実の陰影
光の脂粉ただよう傷口からは
食虫花の祈り
引 ....
来月、赤字になるのを覚悟の上で
タバコとコーラを買ってきた
後払い通販で買ったポッキーもある
氷もスーパーで貰ってきたので
今日は至れり尽くせりのはずなのに
全然、幸せじゃない
どちらかと ....
青空にぽっかりと
雲が浮かんでいる
どこを見るともなしに
宙をぼんやり 見つめていると
空っぽの自分のこころに気付く時がある
空っぽだ
けれど こころに
何も無い時というのは
かえ ....
○「悩み」
自分の思い通りにいかない時に
僕は悩む
思い通りにいくことが
いいことか悪いことかは
また別問題である
○「秤」
自分の秤によって
物事も人も計っている
また他人から ....
どうしたらいいかって
普通にしてれば
よかったんじゃないかな
もぅ普通が何か
ゎからなぃの
そうでしょう
普通とは
時と場所によって
千差万別
なのだから
普遍的
という ....
一つずつ失うごとに
一つずつ解放される
と同時に
一つずつ何かを得る
人生の旅で
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの詩歌です。}
こころのうるおいを
なくさないように
こころに泉を持つ
あなたと私だけの
ひみつの泉を
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの詩歌です。}
うち捨てられた
むかしの白黒写真のように
たいせつなものを
なくしまてしまう心象風景
そこに欺瞞の余地などあろうはずもなく
時の狭間に揺蕩う
とても嫋やかな心象風景
たにんと ....
ねこはきえたい。
リモート会議の時にわざわざビデオ通話にしたがる上司がいたりすると、ねこはきえたい。
ねこはきえたい。
閉店間際のスーパーで一度手に取った商品を後から半額シールを貼れ ....
投げかけられた
微笑みを想い出して
過去の美しいときの名前を知りたい
時間だけ
静かに
過ぎていった
抛り捨てられた
七色の夢と希望を見送り
ただおだやかで優しい意味を理解 ....
寂しさは僕を人にしてくれる
・・・とおもう
なんとなく
ハロー、ハロー
青い旗が揺れている
燦々と降り注ぐ光のなか
どてら姿のおじいさんが過ぎ
わたしはイートインでコーヒーを啜る
長閑な午後の一時です
雪の吹雪く北の国
寒風吹き荒ぶ東の国 ....
みんなが
きみの声に
魅了され憧れた
60´sに僕は生まれたから
きみのことを知ったのは
もっとずっと後になってからだよ
初めは
きみの歌声の後ろに流れる
音の壁に圧倒されて
世 ....
高校時代に出逢い
長く付き合ってきた
あなたからのプロポーズ
ずっとこの瞬間を待っていた
積み重ねた思い出がリアルに浮かぶ
遙か彼方まで明るい
未来は輝くばかり
自然の流れに ....
否定のない拒絶にいすくめられたマスクのなかで 小さく
咳をした
マスクの正しい位置を探しながら電車に揺られ
息で曇る眼鏡の レンズの
向こう
(窓外にあらわれてはきえる 誰も ....
こんな日に海風に吹かれたら
寒いことこの上ないだろうとは思いつつ
それでも大海原を眺めたいと
願ってしまうのは
水分が不足しているからだろうか
または青が欲しいのか
波の音が聴きたいだけか ....
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