(この家はとても寒いね
大きな口を開けて
ぼくたちを飲み込んだこの家はとても

あの子は帰ってきてからずっと泣きっぱなしだけど
きみが忙しいってのもわかってる
指をせわしなく動かしては眼を ....
例のとおりスーパーで分けてもらった氷を入れて

今朝は後払い通販で買ったソイラテと

昨夜、買ったコーラの残りを交互に飲んでいる

今朝、イザベラからクリスマスに送ったメールの返信が来た
 ....
彼は
推測する
私たちの
国が
かつて大きな国で
貧しい
とても
今は
だが
私たちの国の国民たちは
やがて
勝利するだろう
経済的に



私は信じている
それを ....
それはいっぽんの小径
なみのかたちで振れ
丘のすきまをぬう
夢のはじまり
一日のおわり

ひとは その間
ひとみをみがくいちまいの布として
ぼんやりとてる 初月
あなたの中で
まっ ....
 なにもありゃしないのに、主は
 我侭に置いて乾きを春と架け渡すと華を添える
 その情火
 充てがわれた詫び状のほかに展翅に及ぶ
 蒼白の空、開け放たれた単眼の先を膨らませ
 歪められたヒナ ....
黒く輝く瞳のなかに僕はみえない


朝、狐のため息みたいな負けおしみ


この大きな都市のひとつの部屋で、ふたり


二度と逢えない悲しい予感に、怯える



 ....
   葦の川手足のごとく痩せほそり


   せせらぎはサラサラ鳴いて冬のなか


   月満ちて波打ち際の鳥の痕
 探り吹き

小さな羽根飾りが付いた
中折れ帽子のヒデキさんは
ハーモニカ歴六十年だ

楽譜は読まずにメロディーを
口で探って覚えていくから
僕は探り吹きだ、と言って笑う

特別養 ....
{引用=ヨナクニサン}
大地の振り上げた鞭が三日月に絡んだ朝
重さを失くした新雪をふるい分けて這い出した
ヨナクニサンの群れ
マイナス8℃の空気をふるわせて厚い翅はゆらめく
縄文の焔 畏怖と ....
君がいた夜は
物語のように遠くなってしまって
いくつものビルが建て替わった

なつかしい詩を読み、
ぬるい水を飲み
二足しかない靴を交互に履く
平和な日記を過すうちに
こんなところ ....
雨滴は絶えず穴穿ち
佇む神々の声は木霊して
わたしのひとりが
目覚めるとき
大地を覆う涙は枯れ

帰っていく
帰っていく
たましいのふるさとへ
ひとりにもどり
帰っていく 
 ....
或いはもう捕らえられているのかもしれない  この一歩は前進なのか 後退なのか
走っているのは内側なのか 外側なのか
内も外もクソもないのか
ここは何処で何処を目指していつ何処からなぜ走り出し ....
白い影が毛皮の悲鳴* を羽織り さまようのは雨の樹海



触れられないものに触れて 指紋の消え去った手に

嵌まる
指環のように

仮説の極限で燃え尽きる



巨 ....
鏡をのぞきこむと肌色の獣が


恥ずかしくないのか心はピンク


むかしの涙の跡はいまでも憶えている


無視できることを強さと呼ぶのか


遠くに二重の虹が架かっ ....
珈琲を一口啜って誤魔化す
そんなあなたがもう許せない
こうして向き合って座るのは
何度目のことだろう
カップを離した口元が
なんとも愛惜しく映る
この一瞬のときめきが
永遠に続くことはな ....
昔みた夢を忘れられない朝

あたたかいだいだい色の朝日が染める街

いつも同じ時間に同じ橋を走る人

知らない彼にシンパシーを感じ

けれど新しい自由を求めて走る

いつか ....
あおいそらの
動かず
足跡を辿る
神々の
こうべ上げ
何処までも続く青

不安を突き抜け、恐怖を突き抜け

見晴るかすかぎりの彼岸の野辺に
硬直した自我、遊ばせて
わたしの孤独は ....
夏の小径の
林の陰へ
鬼やんまが
すぅと消えていった
エメラルド色の目をして




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
時には
空っぽの 胸
ひとつたたずむ
けれど思い出せば
宙に星々が光り始める




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ごめんなさい
ありがとうさま
どの道
終わることが出来る
だから前を向こう




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
○「平凡こそ」
金をたくさん持てば
強盗に入られる恐れあり
美人の嫁さんを持てば
浮気が心配になる
有名になれば
プライバシーがなくなる
平凡こそ平安なり

○「プラスとマイナスは表 ....
なけなしの金でタバコとコーラを買ってきた
セブンイレブンまで1000メートル
マックスーパーまで800メートル
右太ももの神経の麻痺の為のシビレの
リハビリに自転車で往復した
目の前の困難か ....
寒気にひび割れ、傷んだ世界の狭間、高速ですり抜ける意志と、失速しうなだれる幾つかの首、ベネズエラの煙草を咥えたアジアのギャングたちが、所かまわず改造拳銃の銃口を詰まらせる午後早く、剥ぎ取った落花生 .... 雪道に残された足跡

自分がどこへ向かうのか
どのみち決まっていなかったから
足跡をたどって歩いた

同じ場所でとどまたった跡
ところどころ曲がった跡
どうしてもまっすぐになれない ....
凍てて黒く澄んだ空に
咲くとりどりの花

ずっとずっと昔に
同じようにして見た花火を思い出す

あの時隣にいた人は
もうこの世にいないことも思い出す
なんどなんど思い出してもまた思い出 ....
数多くの名声と報酬を得た
スポーツ選手が引退し
暇を持て余してたとさ

大邸宅の敷地に
オフロードコースを作り
モトクロスバイクで二年間
みっちり練習したとさ

テレビ番組で
バイ ....
細く
細かい
光線を
縫い通すような
風が
白日の
一月の
男を
一人
死なそうとしていた


カクシンは
カクシンに
届かないことに うろ たえ


永遠と ....
夢をみた起きたら泣いてる

桃色のあたたかい空気が澄んで

いつまでも寂しい花が一輪

枯れずに名前さえ知らない

なにが自由か知らずに飛ぶ鳥

七色の虹へ向かう訳も知 ....
大河ドラマもここ数年
マンネリ化していて

リアルタイムで
毎週みる気がしない

もうこれぞという
面白いものは
出尽くしていて

歳を取るに従い
記憶力の減退と

つきなみ ....
 友達と呼べるのは

 雨か 雪か 

 白紙に戻してくれる雪か

 一緒に涙たたえてくれる雨か

 ちょっとボカシて霧もいいかも
 
 突然響くカミナリ音に

 逃避旅行 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
14末下りょう2*22/1/10 10:23
眠ってるイザベラに思いを寄せてジム・プリマ...1*22/1/10 6:48
Drive falconTAT3*22/1/10 2:58
初月soft_m...122/1/9 22:21
あらい022/1/9 19:15
ふたり、からませ愛秋葉竹122/1/9 18:48
冬 三題黒木節子622/1/9 17:19
探り吹き壮佑10*22/1/9 14:54
まずは釘で傷をつけてからただのみきや4*22/1/9 13:37
夜明けはるな422/1/9 13:18
帰っていくひだかたけし8*22/1/9 13:04
或いはもう捕らえられているのかもしれない末下りょう0*22/1/9 9:47
巨像2*22/1/9 9:45
空はすべてを受け入れてくれる秋葉竹122/1/9 9:42
あともう少し坂本瞳子1*22/1/9 8:00
宝石の虫秋葉竹122/1/8 21:53
孤独の断章ひだかたけし322/1/8 17:31
※五行歌こしごえ2*22/1/8 17:12
3*22/1/8 17:11
1*22/1/8 17:10
独り言1.8zenyam...022/1/8 15:17
これからの未来に想いを馳せるジム・プリマ...2*22/1/8 12:42
なしくずしのゲームとその神髄、それから水分の必要性についてホロウ・シカ...1*22/1/8 11:40
足跡若林はじめ722/1/8 11:40
冬の花火そらの珊瑚322/1/8 11:26
有名人のオフロードイオン022/1/8 10:32
一月を一人末下りょう1*22/1/8 9:40
歌と宝石秋葉竹122/1/8 8:24
大河ドラマはまとめてみるのが一番st422/1/8 4:12
雪の友佐白光2*22/1/8 1:36

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